イタリア半島を横断する7日間のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコは3月14日に第2ステージが行われ、ドゥークニンク・クイックステップのジュリアン・アラフィリップ(フランス)がゴール勝負を制して同大会初優勝を決めた。
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フランス勢の優勝は10年ぶり9回目。同じ主催者のストラーデビアンケと、今大会の最初の集団スタートのステージを連覇したのはアラフィリップが初めて。
「前日のチームタイムトライアルがよくなくて、あまりいいスタートではなかった。この日はボクだけでなく他のチームも優勝する意欲にあふれていた。そんななかで勝てたのだからうれしい」とアラフィリップ。
「チームがこれだけ動けたら、最後には総合成績でいいところまで行けると思う。そうでなくても、この日の勝利のフィーリングがいいので落胆はしないと思う」
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総合成績では、前日のチームタイムトライアルを制して上位を独占していたミッチェルトン・スコットの中から、エースのアダム・イェーツ(英国)が首位に。チームメートのマイケル・ヘップバーン(オーストラリア)からリーダージャージのマリアアッズーラを譲り受けた。
「総合成績で首位に立つことができてよかったけど、この日のゴールはボクには不向きだった。ボクよりも強い選手がたくさんいた。明日のステージが終わると、キーとなる山岳ステージが2つあるので、そこでボーナスポイントを稼ぎたい」とイェーツ。
「今年は頂上フィニッシュのステージがなく、そして最後は個人タイムトライアル。今回のティレーノ〜アドリアティコにボクが勝つのはとても厳しいと思うが、でもステージ優勝と総合成績を勝ち取るためにこの場所に来ている。チームはどんどんよくなっているので、もっと勝てるように頑張りたい」
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