第102回ジロ・デ・イタリアは5月29日、コンメッザデューラ〜アンテルセルバ間の181kmで第17ステージが行われ、AG2Rラモンディアルのナンス・ピーターズ(フランス)が中盤に形成された18人の第1集団から残り16kmで単独アタックし、ゴールまで逃げ切ってプロ初勝利を決めた。
ピーターズが国際大会で優勝したのはジュニアカテゴリーのものしかなく、グランツールでいきなりステージ優勝したのは異例。フランス勢のステージ優勝は66回目。1910年の第2回大会、第2ステージでイタリア以外の外国選手としてジャンバプティスト・ドルティニャックが最初。AG2Rラモンディアルチームとしては大会通算3度目の勝利。
「アマチュア最上級のカテゴリー1でも勝ったことがないボクがこの大会で勝利? 素晴らしいよ。スプリントも上りも強くない。だから逃げるしかない。1回だけアタックしようと決めていた。そのタイミングが正解だったんだね」とピーターズ。
総合優勝争いでは首位リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)が、総合2位ビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)、同3位プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)に7秒差をつけてゴール。26回目の誕生日にマリアローザを守った。誕生日の表彰台でマリアローザを着用したのは大会史上6人目。
「ミゲルアンヘル・ロペスがアタックしたのを見逃さず、これに着いていった。わずか7秒の差だけど、最終日のベローナで行われる個人タイムトライアルで重要になってくる」とカラパス。
「チームとしてミケル・ランダとともに最終日の表彰台に立ちたいと思っている」
●4賞ジャージ
■マリアローザ(個人総合成績)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)
■マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
■マリアアッズーラ(山岳賞)ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)
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