第102回ジロ・デ・イタリアは5月30日、バルダオーラ〜サンタマリアディサーラ間の222kmで第18ステージが行われ、NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネのダミアーノ・チーマ(イタリア)が追撃集団から間一髪で逃げ切り、初出場の大会で初優勝を果たした。
同チームはイタリア登録ながら日本の道路舗装会社がメインスポンサーで、今大会で指揮を執る水谷壮宏監督をはじめ、日本人スタッフや初山翔ら日本選手が多く所属している。チーマは序盤から飛び出した第1集団の1人。その後、AG2Rラモンディアルのニコ・デンツ(ドイツ) 、 バルディアーニCSFのミルコ・マエストリ(イタリア)の3選手となりゴールを目指した。
他の2選手はゴール直前で追走集団に捕まったが、最後まで無駄なスパートをしなかったチーマだけが生き残って先着した。
「このジロ・デ・イタリアでは逃げ続けて相当の体力を消耗していたが、優勝できるなんてクレージーで、とても信じられない。人生の夢だったんだ」と大喜びのチーマ。
首位リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)ら総合優勝争いの上位選手は同タイムでゴール。カラパスがマリアローザを守り、大会はいよいよ2つの山岳区間と個人タイムトライアルを残すのみになった。
総合2位、バーレーン・メリダのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)とは1分54秒差、同3位で最終日の個人タイムトライアルに強いプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)とは2分16秒差。
「マリアローザを獲得する前にボクはピンク色のフレームをオーダーしていて、それが前日の誕生日に到着した。残りは3日間だけど、自信はある。最善の方法でいい結果を手中にしたい。母国が熱狂している。みんなのために最後まで走り続けたい」とカラパス。
●4賞ジャージ
■マリアローザ(個人総合成績)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)
■マリアチクラミーノ(ポイント賞)パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
■マリアアッズーラ(山岳賞)ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード)
□マリアビアンカ(新人賞)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)
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