日本自転車競技連盟の第36回全日本BMX選手権大会が7月6日と7日に広島県安芸高田市の土師ダムBMXトラックで開催された。男子エリートは中井飛馬、女子エリートは丹野夏波が優勝。中井、丹野ともに2018年の全日本BMX選手権のジュニアカテゴリーで優勝したライダーで、今季エリートに昇格して初の全日本タイトルを獲得。
男子エリートは中井がリードを保って1位
予選から準決勝までを勝ち残った選手による決勝レース。スタートから飛び出したのは、2018年の全日本選手権で2位に入った池田大暉で、2018年王者の松下巽が続く展開。第1コーナーで仕掛けたのはイン側スタートの中井で、第2コーナー手前ま でにトップに立った。池田や松下らが第2コーナーで転倒する波乱もあり、中井がリードを保ってトップでフィニッシュし、 エリートとして初の全日本タイトルを獲得した。2位に深川匠、3位に古野哲也が入った。
中井飛馬のコメント
スタートを失敗して出遅れたが状況を冷静に判断して、第1コーナーで内側からトップに立つことができた。エリート1年目で優勝することができてうれしい。この後もワールドカップが4戦控えている。引き続きトレーニングを続けていい結果 残していきたい。
女子エリート&ジュニアは丹野が完全優勝
丹野夏波のコメント
3本ともトップでゴールするという目標も達成できて、いいレース展開ができたと思う。初めてのエリートでのタイトルを獲得できてうれしい。
出場人数が規定に満たなかったため、エリートとジュニアの混走で3ヒートの合計順位で争われた女子のレース。すべてのヒートをトップでゴールしたのが、2018年のジュニア王者でアジア選手権も優勝の丹野。落ち着いたレース展開で酒井亜樹らジュニア勢の追撃を許さずエリートで初めての全日本タイトルを獲得した。表彰はエリートとジュニアで別に行われ、ジュニアのタイトルは酒井が獲得した。
男女エリートの優勝者には、副賞として Red Bull Pump Track World Final 2019 ラストチャンスクオリファイヤーへの出場権が与えられた。
男子エリート
優勝: 中井 飛馬 新潟県 / 新潟県 BMX 協会 日本体育大学
2位: 深川 匠 埼玉県 / 秩父 BMX 協会
3位: 古野 哲也 新潟県 / 新潟県 BMX 協会 team western river
4位: 長谷川 湧斗 茨城県 / 茨城県 BMX 協会 (株) 関彰商事
5位: 高山 一成 埼玉県 / 秩父 BMX 協会 モトクロスインターナショナル
6位: 吉井 康平 東京都 / 秩父 BMX 協会 フォスター電気株式会社
7位: 松下 巽 神奈川県 / 神奈川県 BMX 協会 全日空商事株式会社
8位: 池田 大暉 新潟県 /Rockstar Rift Tangent
女子エリート
優勝:丹野 夏波 神奈川県 / 神奈川県 BMX 協会 早稲田大学
2位: 瀬古 遥加 三重県 / 中部 BMX 協会 IRC TIRE
3位:朝比奈 綾香 大阪府 / 関西 BMX 競技連盟
男子ジュニア
優勝: 増田 優一 大阪府 / 関西 BMX 競技連盟 Formula International Factory
2位: 橋本 颯馬 茨城県 / 茨城県 BMX 協会
3位:中尾 海斗 佐賀県 / 九州 BMX 協会 佐賀学園高等学校
女子ジュニア
優勝:酒井 亜樹 大阪府 / 関西 BMX 競技連盟 DEUX ROUES ELITE TEAM
2位:籔田 寿衣 大阪府 / 関西 BMX 競技連盟 モトクロスインターナショナル SE レーシング
3位:早川 優衣 岡山県 / 岡山県 BMX 協会
コメントを投稿するにはログインしてください。