シクロベーションのレザータッチバーテープに新色登場

40色超のカラーバリエーションで人気のCICLOVATION(シクロベーション)バーテープに新色が登場。レザータッチシリーズに新しく加わった「レインフォレスト グラフィック」3色を発売。それぞれ4500円(税別)。取り扱いはアクションスポーツ。

レインフォレスト グラフィック Flower

Leather Touch Handlebar Tape [ Rainforest ]

レインフォレスト グラフィック Tree

優れた振動吸収性とグリップ感の「CICLOVATIONレザータッチバーテープ」より、新しく『レインフォレスト』を発売。 多様な生命を育む熱帯の雨林をイメージする、はつらつとしたグラフィックをグリップ下にレイアウト。汚れやすいトップ部分をブラックの2トーンにしている。

ジャングルを構成する木・花・土のそれぞれを3色のグラフィックカラーで表現。高機能、ハイグレードの製品だが、見て楽しい、心浮き立つバーテープ。 厚さ2.5mm、剥離紙がなく作業性のいいオーガニックゲルを採用。 UFO Look-in Bar End Plug 付属。

レインフォレスト グラフィック Soil

●アクションスポーツのホームページ

岡篤志が仏デルコ・マルセイユ・プロヴァンスと契約

地域密着型プロ自転車ロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」に所属する岡篤志が2019年12月をもって宇都宮ブリッツェンとの契約を満了し、2020年1月からはフランスのUCIプロコンチネンタルチーム、デルコ・マルセイユ・プロヴァンス(運営会社:レインボー・プロ・サイクリング社、代表:フレデリック・ロスタン)に移籍する。

デルコ・マルセイユ・プロヴァンスのフレデリック・ロスタンCEOと岡篤志

同チームはUCI プロコンチネンタルチームとしてグローバルな活動を行うチームで、10月7日には石上優大との契約を発表した。岡にとっても大きなステップアップになることから、宇都宮ブリッツェンは「エールとともに岡選手を送り出したいです。世界へ羽ばたく岡選手への応援を引き続きお願いします」と発表。

岡篤志

岡篤志のコメント
今日、皆様にこのニュースをお伝えできることを大変嬉しく思います。
3年前のジャパンカップで、宇都宮ブリッツェンへの加入を発表をしてから、ここまで多くの方々に支えて貰ながら選手としても人としても成長させていただきました。
そして、一度は諦めかけたヨーロッパへの挑戦でしたが、再びチャレンジしたいと心から思えるようになりまし た。今回の大きなチャンスまで辿り着けたのは、共に切磋琢磨したチームメイト、信じ続けてくれるサポーター、レース活動を支援して下さるスポンサーがあっての事です。
ヨーロッパでのチャレンジは自分にとって 2 度目となりますが、今までのすべての経験を糧にし、昔の自分とは違うという所を見せられるように頑張ります。
これまで支えてくれた皆さまに心から感謝をお伝えいたします。
本当にありがとうございました。そして、これからも応援していただけるようにもっと強くなります。

●宇都宮ブリッツェンのホームページ

ツール・ド・フランスさいたまで盛り上がる5つの裏技

ツール・ド・フランスのチャンピオンが着用する黄色のジャージ「マイヨジョーヌ」を初めて南米大陸にもたらしたイネオスのエガン・ベルナル(コロンビア)がやってくる。10月27日に「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」がさいたま新都心駅周辺で開催され、世界最高峰のレースで活躍した選手ばかりが参戦する。

ツール・ド・フランスさいたまの千羽鶴贈呈式が2019ツール・ド・フランスのビラージュで行われた

フルームとベルナルが待望のランデブー

さいたま新都心に豪華メンバーが並び立つ。しかも着用するジャージは7月のツール・ド・フランス最終日、パリ・シャンゼリゼの表彰台に登壇した時と同じ。総合優勝のベルナルはマイヨジョーヌ、山岳王のロマン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアル)は赤玉ジャージだ。

クリストファー・フルーム(左)とエガン・ベルナル ©A.S.O. Thomas Colpaert

最も注目したいのがイネオスのクリストファー・フルーム(英国)の復帰レースとなること。ツール・ド・フランス最多タイとなる5度目の総合優勝をねらったフルームだが、その直前に大腿骨などを骨折。手術を受け、リハビリに集中していた。待望の実戦復帰がさいたまとなったことで、このニュースは欧州でも大きく報じられている。

海外選手は6チーム25人、国内参加は7チーム27人、女子・男子ジュニアは7人、パラサイクリングは7組8人、予選を勝ち抜いたアマチュア4人、総勢71選手が出場する。

主な出場選手

2019ツール・ド・フランス総合優勝のエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス)

エガン・ベルナルが第20ステージを終えて総合優勝を確実にした ©ASO Alex BROADWAY

4度の総合優勝を誇るクリストファー・フルーム(英国、イネオス)

イネオスのクリストファー・フルーム(英国) © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

2019ツール・ド・フランス山岳賞のロマン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアル)

2019ツール・ド・フランスで山岳賞を獲得したロマン・バルデ ©A.S.O. Pauline BALLET

リオ五輪銀メダルのヤコブ・フグルサング(デンマーク、アスタナ)

2017クリテリウム・デュ・ドーフィネで総合優勝したヤコブ・フグルサング(アスタナ)

プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)が急きょ参戦へ

テレマークポーズを取る元ジャンプ選手のログリッチェ ©Massimo Paolone/LaPresse

2019ツール・ド・フランス区間1勝のマッテオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット)

マッテオ・トレンティンが第17ステージを制した ©ASO Alex BROADWAY

2019ツール・ド・フランス区間1勝のダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット)

ダリル・インピーらが第9ステージで先行する ©ASO

①フルームとベルナルはどっちが2020年のエース?

大会前日の10月26日は13時15分からさいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ内のメインステージでツール・ド・フランス2020のルートの見どころやポイントなどについてゲスト選手を交えてショーが行われる。登壇選手は未定だが、例年どおりにマイヨジョーヌ着用者などが指名されるはず。5度目の総合優勝に意欲を見せるフルームに対し、ベルナルは連覇をねらうのか? あるいは10月24日に発表されるジロ・デ・イタリアのコースをチェックし、目標を変更するのか?

②3日本の伝統文化体験として空手に挑戦

来日選手が日本の伝統文化を体験したり、市民と交流するイベントがレース前日に開催される。2013年の第1回大会では埼玉栄中・高の相撲部に入門。フルームらがまわしを締めて稽古をつけてもらった。写真右の顧問横でほほえみながらそんな光景を見つめているのが高校生時代の現貴景勝。今回は空手を体験する予定。

2013年にツール・ド・フランス総合優勝のフルームらが相撲に挑戦したとき、右端の顧問のとなりでほほえましく見つめるのが現貴景勝 © Yuzuru SUNADA

③電撃引退のキッテルがその真意を明かす

日本の女性ファンの一番人気、マルセル・キッテル(ドイツ)が大会アンバサダーとして来日する。今シーズン途中に引退。「驚いた人もいると思うけど、プロ選手としての夢舞台を十分に過ごしてきた。人生の中で新しい挑戦や経験をするのに最適な時期だ」と語り、アンバサダー就任も新たなチャレンジとしている。「6回目の来日で、日本の人たちと交流できるのが楽しみです。でも相撲部はカンベンして。みんな強すぎるので」

マルセル・キッテル

④フランスのガストロノミーを味わうチャンス

2019年の大会は、さいたまスーパーアリーナを貫通する特設サーキットが復活し。大型スクリーンを備えた特別観覧席はレース展開の一部始終とナマの爆走シーンの2つが見られる。大会はタイムトライアル、スプリントレース、そしてメインのクリテリウムと3部構成されるので、その途中でフランスのガストロノミー(グルメ)を集めたさいたマルシェに立ち寄ってみるのもオススメ。

さいたマルシェで盛り上がろう

クリテリウムは何度も見られる市街地レーす。距離の短い周回レースなのでハイスピードで疾駆するシーンを何度も見られることが最大の魅力。直線路でのスピード、コーナーで見せるテクニックと加速力、ゴールスプリントの迫力などに注目。

⑤悪魔おじさんは無事に来日できるか?

ツール・ド・フランス沿道の名物男「悪魔おじさん」ことディディさんも来日する予定。ドイツの自宅を出るときからこの格好で、今回はトレードマークのヤリに加えて、2020東京仕様の自作自転車を持ち込むと意気込んでいる。ドイツ語以外はまったく通じないが、気軽に「ディディ!」と声をかければ大騒ぎしてくれるはずだ。

はずなのだが、毎年日本の入国管理で足止めを食らう風体なので、無事に入国できるかは定かではない。

ツール・ド・フランスの人気者、悪魔おじさんが弟子を引き連れて日本でも大暴れの予感 © Yuzuru SUNADA

悪魔おじさんがツール・ド・フランスさいたまに4年連続の来日へ

●ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムのホームページ

日本がチームスプリント&パシュートでアジアチャンピオン

アジア選手権トラック2020が10月17日に韓国・鎮川(ジンチョン)で開幕し、大会初日に行われた男子チームパシュート、男子チームスプリントで日本チームが優勝した。今回のアジア選手権は2019-2020シーズンの大陸選手権という扱い。大会は21日まで。

男子チームパシュートの窪木一茂、今村駿介、沢田桂太郎、近谷涼 ©JCF

男子チームパーシュートは、予選を1位で通過した日本が、メンバーを橋本英也から近谷涼に変えて韓国との決勝に挑んだ。終盤、日本は韓国の隊列が乱れたのをきっかけに一気に差を縮め、残り1周で追い抜きに成功。アジアタイトルを奪還した。大陸枠で世界選手権への出場権を手にし、オリンピック出場への望みをつないだ。

男子チームスプリントの日本チームは決勝で中国チームと対戦。43秒653のタイムで中国を下して優勝。2019年1月に行われたアジア選手権トラック2019に続き2連覇を達成した。

男子チームスプリントの雨谷一樹、新田祐大、深谷知広 ©JCF

新田祐大のコメント
前回大会も優勝してディフェンディングチャンピオンらしくタイム差をつけたいいレースができたんじゃないかと思っています。チームスプリントでオリンピック出場枠を獲得すると、同時にスプリントとケイリンの枠も獲ることができ、日本が盛り上がるきっかけにもなると思ってます。なので、戦い続けるチャンスがあれば、戦い続けていきたいと思ってます。僕たち自身が進化を感じて走ることが、世界選手権やオリンピックの舞台でも自信を持って戦えると思うので、希望をもって進化を続けていきたいです。

●レース結果
男子チームパシュート
優勝:日本(窪木一茂、今村駿介、沢田桂太郎、※近谷涼) 決勝 追い抜き勝ち
2位:韓国
3位:香港
※予選は近谷に代わり橋本英也

男子チームパシュートで優勝した橋本英也、近谷涼、今村駿介、窪木一茂、沢田桂太郎 ©JCF

女子チームパシュート
優勝:韓国
2位:中国
3位 日本(梶原悠未、古山稀絵、中村妃智、鈴木奈央) 3位決定戦 追い抜き勝ち

男子チームスプリント
優勝:日本(雨谷一樹、新田祐大、深谷知広)43秒653
2位:中国
3位:韓国

男子チームスプリントで優勝した新田祐大、雨谷一樹、深谷知広 ©JCF

●日本自転車競技連盟のホームページ

ツール・ド・フランス記録集(1903年から2019年まで)

●個人総合優勝回数
5勝
ジャック・アンクティル(フランス)1957,1961,1962,1963,1964
エディ・メルクス(ベルギー)1969,1970,1971,1972,1974
ベルナール・イノー(フランス)1978,1979,1981,1982,1985
ミゲール・インデュライン(スペイン)1991,1992,1993,1994,1995
4勝
クリストファー・フルーム(英国)2013,2015,2016,2017
3勝
フィリップ・ティス(ベルギー)1913,1914,1920
ルイゾン・ボベ(フランス)1953,1954,1955
グレッグ・レモン(米国)1986,1989,1990

●マイヨジョーヌ着用日数
エディ・メルクス(ベルギー)111*
ベルナール・イノー(フランス)79*
ミゲール・インデュライン(スペイン)60
クリストファー・フルーム(英国)59
ジャック・アンクティル(フランス)52*
*ドゥミタップ(午前と午後にそれぞれ行われる半ステージ)を含む

●ステージ優勝回数
エディ・メルクス(ベルギー)34
マーク・カベンディッシュ(英国)30
ベルナール・イノー(フランス):28

●1大会のステージ優勝回数
シャルル・ペリシエ(フランス、1930)8
エディ・メルクス(ベルギー、1970・1974)8
フレディ・マルテンス(ベルギー、1976)8

●ポディウム(総合1位から3位までの表彰台)
レイモン・プリドール(フランス)8

●参加回数
シルバン・シャバネル(フランス)18
ジョージ・ヒンカピー(米国)17
イェンス・フォイクト(ドイツ)17

●ポイント賞
ペテル・サガン(スロバキア)7

●山岳賞
リシャール・ビランク(フランス)7

●新人賞
ヤン・ウルリッヒ(ドイツ)3
アンディ・シュレック(ルクセンブルク)3

●国籍別の総合優勝回数
フランス:36勝
ベルギー:18勝
スペイン:12勝
イタリア:10勝
英国:6勝
ルクセンブルク:5勝
米国:3勝
オランダ:2勝
スイス:2勝
ドイツ:1勝
オーストラリア:1勝
コロンビア:1勝
デンマーク:1勝
アイルランド:1勝

●優勝者と2位の最小タイム差
8秒:1989年(優勝グレッグ・レモン、2位ローラン・フィニョン)

●優勝者と2位の最大タイム差
2時間49分21秒:1903年(優勝モーリス・ガラン、2位ルシアン・ポチエ)

●最年長優勝
フィルマン・ランボー(ベルギー、1922):36歳

●最年少優勝
アンリ・コルネ(フランス、1904):20歳
第二次世界大戦後の最年少優勝はエガン・ベルナル(コロンビア、2019):22歳

●メディア

取材メディア数:500
記者・カメラマン:45カ国・1800人
テレビ放送:190カ国、100系列局、うち生中継60局
総放送時間:7000時間
公式サイト:1700万ユニークユーザー、2億2200万ページビュー
SNS(Facebook・ツイッター・インスタグラム・YouTube):7500万フォロワー
モバイルアプリ230万ダウンロード
映像視聴者7340万人

🇫🇷ツール・ド・フランス特集サイト
●ツール・ド・フランスの公式サイト

賞金総額2億9000万円、山岳区間8…2020ツール・ド・フランス分析

2020年6月27日から7月19日まで開催される第107回ツール・ド・フランスのルートが発表された。23日間で総距離3470km。ニースで開幕してパリにゴールするまで一度も海外に出ないルートとなり、フランスの6地域、32県を訪問する。

有力選手らが壇上に並ぶ ©A.S.O. Thomas Colpaert

●ステージ
平たんステージ:9
起伏のあるステージ:3
山岳ステージ:8、うち頂上ゴール4(オルシエール・メルレット、ピュイメリー、グランコロンビエール、メリベル・ラロズ峠)
個人タイムトライアル:1
休息日:2

●山岳(カテゴリー超級、1級、2級の数)
アルプス13
中央山塊7
ピレネー5
ジュラ3
ボージュ1

●ボーナスタイム
個人タイムトライアルを除くステージで1着10秒、2着6秒、3着4秒のボーナスタイム

●ボーナスポイント
8カ所の峠にボーナスポイントを設定。1着通過8秒、2着5秒、3着2秒のボーナスタイム第2ステージ カトルシュマン峠
第6ステージ リュゼット峠
第8ステージ ペイルスールド峠
第9ステージ マリーブランク峠
第12ステージ ショメイ
第13ステージ ヌロンヌ峠
第16ステージ サンニジエ・デュ・ムシュロットの上り
第18ステージ プラトー・デ・グリエールの上り

●賞金
賞金総額230万ユーロ(約2億9000万円)
うち総合優勝50万ユーロ(約6300万円)

第2ステージはオートペイと名づけられたニースの大回りコース
第4ステージのオルシエール・メルレット
第6ステージのモンエグアル
第8ステージ カゼール・シュル・ガロンヌ〜ルダンビエル
第9ステージ ポー〜ラランス
第13ステージ シャテルギヨン〜ピュイマリーカンタル
第15ステージのサルドフロマンテルとラビシュ峠
第15ステージのゴールはグランコロンビエール
第16ステージ ラツールデュパン〜ビラールドランス
第17ステージのマドレーヌ峠とメリベル・ラロズ峠
第18ステージ メリベル〜ラロシュ・シュル・フォロン
第20ステージはラプランシュ・デ・ベルフィーユに駆け上がる36km個人タイムトライアル

ツール・ド・フランス記録集(1903ー2019)

🇫🇷ツール・ド・フランス特集サイト
●ツール・ド・フランスの公式サイト