キンタナ、ブアニ、バルギルが3本柱…2020アルケア・サムシック始動

フランスのアルケア・サムシックが2020シーズンに向けて、チームの本拠地となるブルターニュ地方のブリュで11月28日からトレーニングを開始する。前日にはパートナーとのプログラムミーティング、ファンとのサイクリングが行われた。

左からナセル・ブアニ、ナイロ・キンタナ、ワレン・バルギル

ブアニ…ゴール勝負で両手を挙げたい

コフィディスから移籍するスプリンターのナセル・ブアニ(フランス)は「チームに合流できてうれしい。チームメートやスタッフがみな同じ目的を持っていて、そんな環境の中で走れることでモチベーションを高めている」と語った。

「2020シーズンはどんなレースでもゴール勝負でガッツポーズしたい」とスプリント勝負を託されたブアニ。シーズンはサウジツアー、ツール・ド・オマーン、クルネ〜ブリュッセル〜クルネ、ティレーノ〜アドリアティコ、ミラノ〜サンレモに参戦予定。

ファン交流会で笑顔を見せるブアニ、バルギルら

バルギル…キンタナと刺激し合っていい結果に

これまで総合成績のチームエースを務めてきたワレン・バルギル(フランス)は「2019シーズンは大成功だった。シーズン序盤に2つの落車を経験したが、6月にはフランスチャンピオンになれた。悪い記憶を払しょくすることができた」という。

「2020年は強力なチーム運営体制が整った。それを成功に結びつけるのは選手それぞれだ。ナイロ・キンタナと一緒に新シーズンを走るよ。2人にお互いのプレッシャーがのしかかるが、それはいいことだと感じている。ナイロと最初に走るレースを楽しみにしている」とバルギル。

バルギルはツール・ド・ラプロバンス、アルデッシュクラシック、ドロームクラシック、パリ〜ニース、ミラノ〜サンレモ、カタロニア一周、アムステルゴールドレース、フレッシュワロンヌ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュに参戦予定。

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キンタナ…まずはコロンビア選手権

スペインのモビスターから電撃移籍したナイロ・キンタナ(コロンビア)は、「チームメートやスタッフと打ち解けるためにたくさんの楽しい時間を過ごすことに努めた。アルケア・サムシックに加わってこんなにたくさんの人たちと巡り会えるとは思わなかった。自転車に乗るのはとても寒かったけど、とてもいいスタートが切れたと思う」とコメント。

「2020年はパリ〜ニースがアルケア・サムシックのチームジャージを着ての最初の大きなターゲット。その次はボクの家があるボヤカで開催されるコロンビア選手権だ。ツール・ド・ラプロバンスでワレン・バルギルと一緒に走ることになる。意思統一を図って、チーム監督やスタッフ一丸となって目標を目指して走っていきたい」

キンタナの新シーズンはコロンビア選手権のタイムトライアルとロードレースに出場し、ツール・ド・ラプロバンス、ツール・デュ・オバール、パリ〜ニース、カタロニア一周、アムステルゴールドレース、フレッシュワロンヌ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュに参戦予定。

●2020アルケア・サムシックのホームページ