超軽量のCOSMIC ULTIMATE SL、しなやかなELITE SL発売

マヴィックジャパンは、マヴィック・フットウェア2020ラインより、サイクリストのさまざまなスタイルやニーズに向け、バラエティに富んだラインナップで登場するCOSMIC(コスミック)”シリーズを発売する。

コスミック・アルチメイトSL(イエローマヴィック)。1mm単位でのフィットを素早い微調整が実現。ダイヤルを引き上げることで可能となるクイックリリースシステム搭載

中でもトップサイクリストに向けて開発されたCOSMIC ULTIMATE SL(コスミック・アルチメイトSL)、 パフォーマンス向上と快適性の両立を実現させたCOSMIC ELITE SL(コスミック・エリートSL)は、こだわりを持つロードサイクリストへ新たな選択を提案する。

サイクリストのパワー全てをペダルに伝達する最高峰の剛性を誇るフルカーボンアウトソールを搭載

2020ラインよりサイズレンジを22.0㎝〜29.0㎝のユニセックス仕様とし、男性も女性も同じラインから最適のシューズを探せるようになった。COSMIC ULTIMATE SL、COSMIC ELITE SLは一部カラーを除き、2019年11月末より全国のマヴィック取り扱い店舗で発売を開始した。

COSMIC ULTIMATE SL(コスミック・アルチメイトSL)

マヴィックのこだわりと技術がつまった、トップサイクリストに向けた高性能ロードシューズ

コスミック・アルチメイトSL(ブラック)

最高剛性を誇るハードなソールを搭載しながらも、柔らかな素材を採用したアッパーが快適さを確保。山岳レースを含むさまざまなレースシーン用に向け設計され、ワールドツアー参戦のプロレーサーによって、その高い性能が実証済み の超軽量ロードシューズ。

コスミック・アルチメイトSL(ホワイト)

■サイズ:22-29㎝ (UNISEX)
■重量:200g(27㎝)
■カラー:イエローマヴィック、ブラック、ホワイト
■価格:4万5000円(税別)

COSMIC ELITE SL(コスミック・エリートSL)

超軽量で卓越した通気性を備えたアルペンステージを走るための軽量シューズ

コスミック・エリートSL(ホワイト)。超軽量メッシュ素材を採用。卓越した通気性を誇る軽量かつ柔らかな生地により、抜群の履き心地

世界のトップレーサーに実力を証明されたCOSMIC ULTIMATE SLと同一の超軽量アッパーに、カーボン60%のしなやかさを 特徴とするソールを採用。トップのタフさとロングライドでも疲れにくい快適性を両立させたモデル。

しなやかさを誇る60%カーボンファイバーが、地面からの突き上げを適度に分散させ筋肉への負担を軽減。ロングライドにおける抜群の快適さを維持

■サイズ:22-29㎝ (UNISEX)
■重量:230g(27㎝)
■カラー:ホワイト、ブラック、トータルエクリプス(2020年2月発売予定)、レッドオレンジ(2020年2月発売予定)
■価格:2万5000円(税別)

コスミック・エリートSL(ブラック)
コスミック・エリートSL(レッドオレンジ=2020年2月発売予定)
コスミック・エリートSL(トータルエクリプス=2020年2月発売予定)

●マヴィックのホームページ

年に一度の「わいわいセール」初の年末開催…12月6日からワイズロード各店で

ワイ・インターナショナルが毎年恒例の大イベント「わいわいセール」を初の年末開催となる2019年12月6日(金)から22日(日)まで開催する。在庫品を対象として20%から最大60%OFFで提供する。開催はワイズロード全37店舗。

年に一度、ワイズロード恒例の大イベント「わいわいセール」

2019年は12月6日(金)からの開催が決定した。2018年より1カ月早く、「わいわいセール」初となる年末開催。

■ わいわいセール2020開催概要
期間:2019年12月6日(金)~12月22日(日)
場所:ワイズロード全店

手数料0%無金利ローンキャンペーンも実施
「わいわいセール」開催中、「手数料0%無金利ローンキャンペーン」 も実施する。

わいわいセール特価品リストの一部を12月6日(金)15:00頃にURLで公開も。

<わいわいセールとは?>

完成車・フレームを対象としたY’s Road全店で開催する年に一度の大セール。在庫品を対象とし20%から最大60%OFFで提供する。 今回のセールは総台数3000台以上、総値引額5000万円と、史上最大規模での開催となる。
※一部、セール対象外の完成車・フレームがある。 ※上記期間に注文・決済した商品が対象。

●ワイズロードのホームページ

パリ〜ルーベやリエージュ〜バストーニュ〜リエージュなどでASOが一般レース開催

ツール・ド・フランスを主催するASOがシクロスポルティーブと呼ばれる一般参加イベントの日程を発表。2020年3月14日にパリ〜ニースチャレンジ、4月11日にパリ〜ルーベチャレンジ、同25日にリエージュ〜バストーニュ〜リエージュチャレンジが開催される。現在参加者募集中。

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

ステージレースのパリ〜ニースはニースにゴールする最終ステージだけの走行だが、3レースともに世界のトッププロが走るコースがスタートからゴールまでまったく同じ。プロと同じ過酷さが体験できるのでとても人気があるイベントとして定着している。

パリ〜ルーベは「北の地獄」と呼ばれるアランベールの石畳がコースとなり、有名な「アルブルの交差点」も走行する。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュも激坂で知られるラ・ルドゥトの丘を上る。

さらに魅力的なのはアマチュア選手が走った翌日にホンモノのプロレースが開催されること。パリ〜ニースは2020年3月8日から15日の開催で、最終ステージの前日に一般レースが行われる。パリ〜ルーベは4月12日で、一般レースはその前日。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュのみ4月18日開催なので一般レースは1週間後の開催となる。

●パリ〜ニースチャレンジの参加者募集サイト

●パリ〜ルーベチャレンジの参加者募集サイト

●リエージュ〜バストーニュ〜リエージュチャレンジの参加者募集サイト

エタップ・デュ・ツールは30年記念で初ニース

こういったASOの一般参加イベントの象徴であるエタップ・デュ・ツールは2020年で30回目の開催。1万6000人の参加者が7月5日にツール・ド・フランス第2ステージとまったく同じコースに挑む。エントリーは数時間で満員になったが、各国の公式エージェントに割り振られた出場枠が残っている。
●日本の公式エージェントは国際興業

またフランス以外でも「エタップ・バイ・ル・ツール・ド・フランス」と題した一般参加レースが開催される。2020年はフランスを含めて12カ国、タイ、中国、メキシコ、フィンランド、モロッコ、オーストラリア、米国、コロンビア、ブラジル、英国、インドネシアで行われる。

ベルナルがジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランス参戦へ

イネオスのエガン・ベルナル(コロンビア)は2020年、ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスに参戦する予定であることを明かした。チームメートには2019ジロ・デ・イタリア総合優勝者のリカルド・カラパス(エクアドル)がモビスターから加わり、ツール・ド・フランス5勝目を目指すクリストファー・フルーム(英国)、2018ツール・ド・フランス総合優勝のゲラント・トーマス(英国)がいる。

2019ツール・ド・フランス総合優勝のエガン・ベルナル ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2019

2019年のベルナルはジロ・デ・イタリアでイネオスのエースになるはずだったが、直前の鎖骨でレースを走ることができなかった。その野心をツール・ド・フランスにスライドさせ、22歳で総合優勝している。

2019ツール・ド・フランス。最後の山岳ステージをフィニッシュしてベルナル(左)はトーマスから祝福される ©ASO Alex BROADWAY

「2020年はジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスに出場したい」とベルナルは作戦を明らかにした。
「ジロ・デ・イタリアは美しいレースで、ボクは2年間イタリアに住んでいたからそこにたくさんの友達がいる。二大大会への参加はちょっとナーバスになる可能性があるが、たとえそれがほとんど不可能に思えても、チームはなんとかうまく対応できると思う」

ベルナルはジロ・デ・イタリア(5月9〜31日)、ツール・ド・フランス(6月27日〜7月19日)、さらにはブエルタ・ア・エスパーニャ(8月14日〜9月14日)までを見すえているという。

2020年はイネオスで走るカラパス ©Fabio Ferrari / LaPresse

カラパスの獲得により、フルームとトーマスをかかえるイネオスは、2020年のグランツールすべてを手中にする可能性もある。1998年のマルコ・パンターニ(イタリア)以来、同じ年にジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスで優勝した選手はいない。

「もちろんチームメートの欲望を考慮に入れなければならない」と1月13日に23歳の誕生日を迎えるベルナルは続ける。
「すべての選手が気持ちよく、それぞれの役割に合った理想的な参戦プログラムを見つける必要がある。ボクたちはたくさん話すので、クリスやゲラントとの関係に問題が生じることはない」

2018ツール・ド・フランス。先頭からベルナル、マイヨジョーヌのトーマス、その後ろがフルーム

●イネオスのホームページ

アスタナが2020シーズンはウィリエールに乗る

カザフスタンのワールドツアーチーム、アスタナがロッサーノ・ヴェネト社が持つウィリエール・トリエスティーナとの新しいコラボレーションを発表した。2017年から2019年まではアルゴン18を使用していたが、15シーズン目となる2020年はイタリアのバイクブランドに乗ってレースを開始する。

「ウィリエール・トリエスティーナと仕事を始めるのはとてもうれしい。長い歴史を持つ非常に成功した会社であり、常に家族経営をしている。アスタナプロチームのスタッフとライダーのメンタリティに完全にフィットし、私たちはプロのサイクリングの最高レベルで15シーズン目も勝利に向けて、家族のような強い力を発揮したい」とアスタナのゼネラルマネージャー、アレクサンドル・ヴィノクロフ。

「ウィリエールのロードモデルとTTバイクをテストしたが、どちらも優れた機材だ。アスタナプロチームでは、このバイクが2020年さらに多くのレースに勝つために役立つことを願っている。私は彼らのチームへの信頼に感謝し、成功したパートナーシップを楽しみにしている」

●アスタナのホームページ

アラフィリップが最優秀選手賞…フランス勢24年ぶり

フランスのジュリアン・アラフィリップ(ドゥークニンク・クイックステップ)が12月1日、2019年のベロドール(最優秀自転車選手賞)を受賞した。フランス選手の受賞は1995年のローラン・ジャラベール以来。

アラフィリップがツール・ド・フランス第8ステージでマイヨジョーヌを奪還 ©ASO Alex BROADWAY

同賞はフランスの自転車専門誌「ベロマガジン」が企画した賞で、サッカー専門誌「フットボール」が選考するバロンドールの姉妹賞。どちらも発行元はツール・ド・フランスを主催するメディアカンパニーのASO。

2019シーズンのアラフィリップは春のミラノ・サンレモを皮切りに12勝を挙げた。ストラーデビアンケ、フレッシュワロンヌでの2回目の優勝、クリテリウム・デュ・ドーフィネのステージ優勝と続く。そして最大の戦歴はツール・ド・フランスでステージ2勝を挙げるとともリーダージャージのマイヨジョーヌを14日間も着用したことだ。

ミラノ〜サンレモでアラフィリップが後続のペテル・サガンをうかがう ©POOL/BETTINI/LaPresse

ベロドール選考争いではエガン・ベルナルとプリモシュ・ログリッチェをわずかに制した。1995年にブエルタ・ア・エスパーニャ、ミラノ〜サンレモ、フレッシュワロンヌ、パリ〜ニースを制したローラン・ジャラベール以来となるフランス勢2回目の快挙。またアラフィリップはフランス選手を対象としたベルドール・フランスも合わせてのダブル受賞。

マイヨジョーヌのアラフィリップ。第18ステージ ©ASO Pauline BALLET

過去のベロドール受賞者
1992 ミゲール・インデュライン(スペイン)
1993 ミゲール・インデュライン(スペイン)②
1994 トニー・ロミンゲル(スイス)
1995 ローラン・ジャラベール(フランス)
1996 ヨハン・ムセウ(ベルギー)
1997 ヤン・ウルリッヒ(ドイツ)
1998 マルコ・パンターニ(イタリア)
2002 マリオ・チポッリーニ(イタリア)
2005 トム・ボーネン(ベルギー)
2006 パオロ・ベッティーニ(イタリア)
2007 アルベルト・コンタドール(スペイン)
2008 アルベルト・コンタドール(スペイン)②
2009 アルベルト・コンタドール(スペイン)③
2010 ファビアン・カンチェラーラ(スイス)
2011 フィリップ・ジルベール(ベルギー)
2012 ブラッドリー・ウィギンス(英国)
2013 クリストファー・フルーム(英国)
2014 アルベルト・コンタドール(スペイン)④
2015 クリストファー・フルーム(英国)②
2016 ペテル・サガン(スロバキア)
2017 クリストファー・フルーム(英国)③
2018 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)
2019 ジュリアン・アラフィリップ(フランス)
1999、2000、2001、2003、2004受賞のランス・アームストロングは薬物使用のためはく奪。丸囲み数字は複数受賞数

●ツール・ド・フランスのホームページ