元ラグビー南ア代表のライアン・ハバナがアカデミーに

世界40カ国以上でスポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいるローレウスのワールドスポーツアカデミーメンバーに、元ラグビー南アフリカ代表のレジェンド、ブライアン・ハバナが加わった。2020年2月17日にベルリンで開催するローレウス・ワールドスポーツアワード2020に先立って発表された。

元ラグビー南アフリカ代表のブライアン・ハバナ

世界トップクラスのラグビー選手の一人として知られるブライアン・ハバナ。1995年南アフリカ代表がワールドカップ優勝を果たした歴史的瞬間をエリス・パーク・スタジアムの観客席で目の当たりにし、ネルソン・マンデラや当時南アフリカ代表を牽引していたフランソワ・ピナールに感銘を受けてラグビーを始めた。以来、将来最多トライ王になることを夢見て努力を続けた。

2007年のラグビーワールドカップで8トライを決め、チームを世界一に導いた。1999年にニュージーランド代表のジョナ・ロムーが打ち出したワールドカップ最多トライ記録に並び、同年国際ラグビーボード(現ワール ドラグビー)最優秀選手賞にも輝いた。さらにハバナは、ザ・ラグビーチャンピオンシップ、ブリティッシュ・アンド・アイリッシュライオンズ、ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップでも優勝。通算67トライは、世界歴代トライ数ランキングで2位を記録している。

ハバナは2009年にローレウス・アンバサダーに就任。この10年間で世界中のプログラムに参加し、プログラム支援のために認知度向上と募金活動に貢献した。今回、現在68名のスポーツレジェンドやスターを擁するローレウス・ワールドスポーツアカデミーに仲間入りを果たした。

ラグビーW杯開催中に六本木で行われたトークショー。田中史朗(中央)やブライアン・ハバナ(左端)

ブライアン・ハバナのコメント
「2人のレジェンドサッカー選手にちなんで名付けられ、物心ついたころからスポーツは私の人生の一部となっています。スポーツは大きなインスピレーションであり、選手として活躍する場でもありましたが、さらには社会貢献のきっかけにもなりました。 また、ファンとして、選手として、スポーツが持つ世界を変える力が、ここまで私の人生に大きな影響を及ばすとは夢にも思いませんでした。

ローレウスアカデミーは、選手として素晴らしい功績を残したレジェンドたちが、スポーツを通じた社会貢献を行い、世界中の人たちに喜びをもたらしています。 その一員になれることを、大変光栄に思っています。アカデミー、アンバサダー、そしてローレウスが掲げている目標は、まさに私が心に抱き続けてきたものでもありました。ローレウスアカデミーの一員として、より一層世界中の子供たちの生活向上に向けて、活動していきたいと思います」

ショーン・フィッツパトリック(ローレウス・アカデミー・チェアマン)のコメント
ブライアンは世界を代表するラグビー選手であり、過去10年間ローレウス・スポーツフォーグッドのアンバサダーとして大きく貢献してくれました。我々がローレウス・ワールドスポーツアカデミーの信念に共感してくれている彼とともに、今後もスポーツの力で世界中の恵まれない若者の生活向上のために、活動していけることを楽しみにしています」

スポーツで世界はひとつに

ローレウス・スポーツフォーグッドは、スポーツの力で世界中の若者のために暴力、差別、社会的格差をなくすべく支援活動を行っている。2000年設立以降、パートナーとともに、ローレウス・スポーツフォーグッドはおよそ600万人もの子供たちや若者の生活を変革するための支援を続け、Sport for Development(スポーツを通じた青少年育成)の分野において1億5000万ユーロ(約180億円)を超える資金調達を行った。

2000年に行われた第1回ローレウス・ワールドスポーツアワードで、ローレウス設立時の支援者の一人であるネルソン・マンデラ氏が語った言葉 「スポーツには世界を変える力がある。それは他に類を見ない、人々を一つにする力だ」は、20年経った現在もローレウスの原動力となっている。スポーツ界のスター、レジェンドから、スポーツファンやローレウス・スポーツフォーグッドプログラムに参加する世界中の青少年まで“スポーツは私たちをひとつに(Sport Unites Us)”している。

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