テクノロジーとスタイルが両立…MAVIC Essentialシリーズ

マヴィックジャパンは、マヴィック・アパレル 2020Spring/Summerコレクションより、デイリーに活用するアパレルライン『Essential(エッセンシャル)』シリーズの販売を開始した。最高のパフォーマンスのために高機能素材の採用とテクニカルディティールへのこだわりが搭載された快適性と信頼性を実現。同時に、そのカッティングやデザインにより、カジュアルなデイリーサイクルウエアとしてどんなシーンでも着用できるシリーズとなった。

Essential (エッセンシャル)シリーズの特徴

■どんな体型にも対応する“アスレチックフィット”設計
■機能性とスタイリッシュなデザイン性の両立
■あらゆるライドのサイクリングキットに気軽にプラスしたい着回しの効くアイテム
■デイリーサイクルウェアだからこそ追求した快適性

ESSENTIAL MERINO JERSEY(エッセンシャル・メリノ・ジャージ)

自然な涼しさと快適さ、速乾性をもち、どんな体型にも対応する“アスレチックフィット”設計 さまざまな気温や天候下でのデイリーパフォーマンスに最適な軽量メリノウール製ジャージ

フィット:ATHLETIC FIT
テクノロジー:HOT RIDE/メリノウール混防素材
デティール:3バックポケット(ミニポンプ用ポケット含)
カラー:マグネット、トータルエクリプス
サイズ:S-XL
価格:1万6500円(税別)

身体をドライに保ち、快適かつ無臭なメリノウール
メリノウール混紡素材は自然な吸湿発散性、抗菌性を兼ね備え、寒冷なコンディションでは寒さを防ぎ、温暖なコンディションでは通気性を発揮
機能的な収納とスタイル
・リアに3つのカーゴポケットを備え、うち1つは内側にポンプ用ポケット付き
・プレミアムな見た目と手触りの素材、メリノウール混ファブリック
・グル―仕上げの袖口と裾
・フロントとバックに配置された視認性を高めるリフレクティブ・ハイライト
どんな体型にも対応する優れたフィット感
・“アスレチックフィット”採用
・バックウェストにあしらわれた伸縮素材シリコングリップがジャージを快適にホールド
・高いストレッチ性により、どんな動作にも対応するメリノウール混紡素材

ESSENTIAL JERSEY(エッセンシャル・ジャージ)

涼しく快適な肌触りとより優れたフィット感で毎日のライドルーティンにぴったりなエッセンシャルサマージャージ

フィット:ATHLETIC FIT
テクノロジー:Hot Ride
デティール:3バックポケット(ミニポンプ用ポケット含)、セットインスリーブ、ステイダウンジッププル
カラー:トータルエクリプス、オートレッド、ブラック、ホワイト、ブルーシャドウ、ローレルリース
サイズ:XS-XL(トータルエクリプス、オートレッド、ホワイト) S-XL(ブラック、ブルーシャドウ、ローレルリース)
価格:1万1500円(税別)

ドライで涼しく、快適さを保つデザイン
・肌触りが快適で、汗を素早く効果的に逃がす素材をボディ部分に採用
・袖とサイドパネルには、クーリング効果を高めるハイパフォーマンスストレッチ 素材を採用
毎日のロードライドを快適にする機能性
・グル―仕上げの袖口と裾が心地よく身体をグリップ
・内側の投手なポンプポケットを含む3つのカーゴバックポケット
・薄暗いコンディションでも視認性を高めるリフレクティブ・ハイライト
どんな体型にも対応する優れたフィット感
・“アスレチックフィット”採用
・バックウェストにあしらわれた伸縮素材シリコングリップがジャージを快適にホールド

Essential Baggy Short (エッセンシャル・バギーショーツ)

伸縮性、耐久性の高い軽量ファブリックを使用したテクニカルバギーショーツ。いくつものポケットがあしらわれたスタイリッシュなデザインがシーンを選ばず、モーニングライド、通勤、公園でのクイックライドなどさまざまなサイクリングアクティビティで活躍

テクノロジー:Hot Ride
デティール:調整可能なウェスト、グル―仕上げの裾、4ポケット(ミニポンプ用ポケット含)、ステイダウンジッププル
カラー:ブラック、アーバン・チック
サイズ:S-XL
価格:1万4000円(税別)

さまざまな動きを実現する軽さと耐久性
・高い耐久性と伸縮性を誇るファブリックが、ライトな プロテクションと優れた動作性を実現。毎日のヘビーユースに。
・DWR仕上げによる撥水性能
涼しく通気性があり、細やかな調節が可能
・バックウェスト部分にレーザーで開けたミクロ穴の配置により 通気性と冷却効果を向上
・伸縮性があり、ベルクロによって調節可能なウェスト
・ベルトが優れたフィット感を実現
ライドの必需品すべてを携帯可能にするポケット
・サイドジップポケット2つ、フロントポケット2つによって優れた収納性とファッション性を実現

Essential Wind Jacket (エッセンシャル・ウィンドジャケット)

春や秋の突風に対抗する秘密兵器。風と小雨に対するプロテクション機能を備えた軽量パッカブルジャケット。早朝のロールアウトやスピードが出る山道での下り坂走行に最適

フィット:ATHLETIC FIT
テクノロジー:Wind Ride
デティール:リフレクティブ・ハイライト、パッカブル、ステイダウンジッププル
カラー:ブラック、オートレッド
サイズ:S-XL
価格:1万4500円(税別)

風と雨からのプロテクション
・風を防ぐ軽量ファブリック
・小雨をはじく耐久性に優れた撥水加工
自由な動作性
・前部分が高く、後ろ部分が低く人間工学的に設計された襟が高い快適性をもたらし、ウェアのバタつきを軽減
・暗い中でも360°の視認性を確保する反射パネル
・ライディングポジションを最適化し、どんな体型にも対応する“アスレチックフィット”
簡単な収納と携帯性
・重量わずか80g
・リバーシブルのリアポケットにコンパクトに収納することで、簡単に携帯可能

Essential Glove (エッセンシャル・グローブ)

快適なジェルパッドと効果的なモイスチャーマネージメントを実現したエッセンシャル グローブ

テクノロジー:Hot Ride
デティール:エルゴライド、マイクロベント、ノーズワイプ
カラー:ステラー、オートレッド、ローレルリース、ホワイト、ブラック、セーフティイエロー
サイズ:2XS-XL
価格:4500円(税別)

快適性を長く持続させるクッション性能
・長距離ライド用に開発された3ゾーンのジェルパッド
手をドライでクール、快適にキープする機能素材を適所にパネリング
・手の甲部分:4方向に伸びる吸湿発散性と透湿性を備えたオープンメッシュファブリック
・手のひら部分:多孔性合成レザー
・親指:汗を吸収するソフトなノーズワイプ
簡単な着脱
・グローブの取り外しを容易にする、カフ部分に配置された シンプルな“ON/OFFプルタブ”と指先のタブ

Essential LF Glove (エッセンシャル・LF・グローブ)

ロングロードやMTBライドに最適な3ゾーンのジェルパッドを内蔵し、プロテクション性能を持つ透湿性素材を使用したウォッシャブル・フルフィンガーグローブ

テクノロジー:Hot Ride
デティール:エルゴライド、マイクロベント、ノーズワイプ、タッチスクリーンシリコンプリント
カラー:ステラー、セーフティイエロー、ブラック
サイズ:XS-XL
価格:6000円(税別)

持続する耐久性
・ロードにもマウンテンバイクにも最適な耐擦傷性、ストレッチ性、快適性を備えた ファブリックを手の甲部分に採用
・親指と人差し指との間を補強し、耐久性が向上
モイスチャーマネージメント
・手のひら部分:多孔性合成レザーが快適性とクーリング性能をアップ
・親指:汗を吸収するソフトなノーズワイプ
プレミアムな特徴
・優れたハンドルバーグリップをもたらす指先のシリコンプリント
・スマートフォンが使える特殊な素材を親指と人差し指の先に採用
・関節部分のガセットが柔軟性をアップ
・シンプルな“ON/OFFプルタブ”と指先のタブ

●マヴィックのホームページ

karrimor style sample vol.2020 summerウエブコンテンツ公開

英国発祥のアウトドアブランド『karrrimor(カリマー)』は、ディレクション&スタイリングに山田陵太氏を迎えたウエブコンテンツ「karrimor style sample vol.2020 summer」を公開した。

今回のビジュアルでは、“Utility” をテーマに、karrimor 2020SSコレクションのラインナップから、アウトドアフィールドで培ったカリマーの実用性をワークフィールドへと落とし込んだユニークなスタイリングに。山田氏がディレクションとスタイリングを務める「karrimor style sample vol.2020 summer」は、シティでも楽しめるコーディネートが人気のウエブコンテンツ。

●karrimor style sample vol.2020 summer

総体中止の中高生にかける言葉を常に考える…荒井佑太

新型コロナウイルス感染拡大でレースシーズン中断が続いているが、KINAN Cycling Teamは選手・スタッフとも日々前向きに、シーズン再開の日を待つ。そんなチームの様子を届るインタビュー。今回は荒井佑太。

荒井佑太

荒井はチームで唯一、フルタイムワーカーとして業務に励みながら、トラックとロードの一線で競技に取り組んでいるメンバー。現在における競技と業務の現状、シーズン再開への思い、そして今後の目標などを聞いた。

-元気に過ごせていますか?
体調はばっちりです! トレーニングも仕事も、まったく支障なく取り組むことができています。

-現在トレーニングはどのように行っていますか?
新型コロナウイルスの感染拡大によって外出制限が出る以前と比べても、トレーニング方法そのものは変わっていないというのが実のところです。終業後か出勤前の朝の時間をトレーニングに充てていて、例えば終業後のトレーニングであれば自宅のローラー部屋でZwiftトレーニングを行っています。

-1日の流れについて教えてください
まず、出勤前に1時間ほどのトレーニングを行います。これはウエイトトレーニングが主です。午前8時30分から午後5時15分まで勤務して、普段であればそこからロードトレーニングに出ることもありますし、業務の都合で帰宅後にZwiftでトレーニングする日もあります。

-現在のお仕事について教えてください
福井県の県立高校で事務員をしています。学校の運営全般にかかわっていて、県からの予算で授業を充実させるためのお金の割り振りをしたり、入学式や卒業式をはじめとした学校行事の準備を先生たちと行っています。

-仕事と競技の両立を図る中で、コロナ騒動前と現在とで大きく変わった部分はどこが挙げられますか?
文部科学省の方針に合わせて学校現場が動いているので、刻一刻と変化する状況への対応にエネルギーを使ってしまっていて、いざトレーニングとなっても質の高いメニューができていないのが実情です。練習時間に関して、コロナ騒動前に確保できていたものが今では難しくなっているので、どうしても「短時間で高強度」という内容になってしまいます。

-こうした状況下で、モチベーションはいかにして保っていますか?
モチベーションに関してはまったく落ちることがないですね。僕の場合はKINAN Cycling Teamに所属して、そこに居場所を置くことで得られる経験値や価値観への対価を求めています。この先きっとバンクリーグが控えているのだと思えば、さらなる刺激が得られることをイメージしながらトレーニングへと向かえるので、自然と高いモチベーションを維持できています。

-ウエイトトレーニングやローラートレーニングといった室内活動では、映画や音楽など、どんな“燃える要素”を取り入れていますか?
ローラーであればZwift画面を観ながらになりますが、ウエイトトレーニング中に流す音楽にはこだわっています。それは洋楽のラブソングで、トレーニングで興奮状態の中、熱くなる音楽だと気持ちまで疲れてしまうので、ラブソングを流して心を満たしながら取り組む…これがお気に入りです。もう1つ、これは洋楽ではないですが、玉置浩二さんが好きで、玉置さんの曲であればウエイトはどこまででもいけます(笑)

-自転車に限らず、日々なにか楽しみを見つけていますか?
最近は油絵を描くことと読書にハマっています。油絵はアートの本を読んだことがきっかけで、自分の中にときめくものがあるとすぐに行動したくなるので、美術の先生に相談しながら画材をそろえてみました。なにかテーマをもって描くというよりは、自分の中から湧き上がってくるものをそのまま筆に移らせている感じですね。ただ、作品が全然完成しなくて…鋭意制作中です(笑)

2019年4月のJプロツアー・東日本ロードクラシック。トレインを牽引するのが荒井佑太 ©Syunsuke FUKUMITSU

-「Stay Home」が叫ばれる中で、なにか健康を維持する効果的な方法があれば教えてください
個人的なことになりますが、職場ではアルコール消毒の使用と常時換気を徹底しています。それと、最近は通勤時に限定してランニングにも取り組み始めています。往復で10kmほどの距離ですが、ラン通勤しています。体を動かすという目的もそうですが、自転車とは違う動きを取り入れて、そこから得られるものに期待をしています。

-食生活で気を付けていることはなにかありますか?
練習量が減っているからといって、食事をコントロールしたりということはないですね。心がけていることを挙げるとすれば、毎食必ずフルーツを食べることでしょうか。ビタミンをしっかり補給することを意識しています。

-レースに目を向けて、シーズンが予定通りであれば、この時期はどのような目的のもと活動するビジョンをお持ちでしたか?
バンクリーグに向けて、競輪場でのトレーニングが多くなっていたと思います。本来であれば、日照時間が長くなるこれからの時期は競輪場でしっかり走り込んでバンクリーグに備えるはずでした。現在、競輪場は閉鎖されていて、バンクでのトレーニングができない状態です。

-UCI通達により7月に入ってからのレースシーズン再開に向けた動きが出てきました。これからはどこを目標に据えて取り組んでいきますか?
昨年1年間、KINAN Cycling Teamの一員として走って、自分にできることとできないこと、チームから求められていること、それらを感じ取ることができました。それをもとに、いまは短所の改善より、長所を生かすことに重きを置いて取り組んでいきたいと考えています。例えば、ロードであれば50kmまでの集団牽引ですね。この「50km」というところを重視していて、昨年の東日本ロードクラシック(※)で経験したような、短い距離でもチームに貢献できる働きを意識しています。また、バンクリーグやトラックのレースであれば、ポイントを獲得しに行く動きが求められているので、スプリントのキレが重要になってきます。
※2019年のJプロツアー・東日本ロードクラシックでは、スタート直後から50km地点までの集団コントロールを担当。レースを構築する役割を担った。

-中学・高校年代のスポーツでは、総合体育大会が中止になるなど活躍の場が失われている現状ですが、そんな彼らにどんな言葉をかけたいとお考えですか?
部活動指導員としての役割もあって、まさに大きな問題に直面しているところです。高校3年生は競技力を生かして大学進学を目指すのか、競技に見切りをつけて就職活動へシフトしていくのか、岐路に立たされています。そんな彼らにどんな言葉をかけられるだろうと常に考えています。正直、自転車にかけてきた生徒たちに伝えにくいことではありますが、やはり自転車だけがすべてではなくて、広い視野を持って、可能性が多くあるうちに進学なり就職なり、次のステージに進むことを最優先に考えるべきではないかとアドバイスしてあげたいと思っています。

聞き手:KINAN Cycling Teamメディアオフィサー 福光俊介
インタビュー実施日:2020年5月2日

●キナンサイクリングのホームページ

ジロ・デ・イタリアバーチャル第6Sはフルサン優勝…アスタナ首位堅持

ジロ・デ・イタリアバーチャルの第6ステージが5月6日、出場選手それぞれの自宅で行われ、アスタナのヤコブ・フルサン(デンマーク)がトップタイム。チームメートのアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)も3位で、総合成績でアスタナが首位を守った。

ヤコブ・フルサンの自宅にはトレーニングルームがあるようだ

リアルのジロ・デ・イタリアではアルプスのフランス国境を越え、セストリエーレにゴールする第20ステージにあたり、その一部である距離31.5kmをバーチャルで走った。

女子のピンクレースはアスタナのカティア・ラグーサがトップタイム。総合成績ではトレック・セガフレードが首位を守った。

大会は5月9日が最終日となり、首都ミラノでの15.7km個人タイムトライアルが行われる。初めての試みとして企画されたバーチャルレースの総合優勝チームが決定する。

一方、リアルのジロ・デ・イタリアは10月3〜25日の日程で延期開催されることが発表された。欧州では一部の地域で限定的にアウトドアでのトレーニングが許可されるようになり、わずかながら通常レースに向けての明るい兆しも見え始めた。

トップタイムを出したカティア・ラグーサ

ジロ・デ・イタリアの主催者が企画するバーチャルレースは、必要な機材をそろえればだれでも自宅から参加できる。すでに9000人以上の一般サイクリストが登録してペダルを回している。●参加方法

●Garminバーチャルライドのホームページ

🇮🇹ジロ・デ・イタリアバーチャル / 延期された2020ジロ・デ・イタリア特集サイト