第4回全日本BMXフリースタイル選手権が9月21日に岡山市の岡山市役所特設会場で開催され、中村輪夢と大池水杜が優勝した。
予選を勝ち抜いた上位8選手で争われた男子エリート決勝は、中村が難易度の高いトリックを組み合わせ、安定したライディングで完全優勝した。大会2連覇、自身3度目の全日本タイトルを獲得した。
「全日本連覇はもちろんうれしかったが、それ以上に今年の長期練習期間に作り上げてきたトリックである720Tailwhip(セブントゥウェンティーテイルウィップ)を、大会決勝のランで組み込め成功できたことは、成長を実感でき大きな収穫であった。また現状では感染防止対策から無観客試合の可能性があった中、今回の大会が開催されたことで練習でのモチベーションアップにもつながり、大会開催に感謝している」と中村。
女子では、大会3連覇中の大池が安定したスムーズなライディングでまとめ、全日本タイトルを守り抜いた。
「無事に大会連覇できたことに安堵の気持ちではあるが、女子エリートクラスの参加者が増え、表彰台を埋め尽くせたこともこれまでにない経験でうれしかった。また今大会の場で初披露できたトリックのスーパーマンを含む、いいパフォーマンスを自信に、来年に向けても技の完成度アップに取り組んでいく」と大池。