ウリッシV2、アルメイダが首位堅持…ジロ・デ・イタリア第13S

第103回ジロ・デ・イタリアは10月16日、チェルビア〜モンセリーチェ間の192kmで第13ステージが行われ、UAEエミレーツのディエゴ・ウリッシ(イタリア)が第2ステージに続き今大会2勝目、大会通算8勝目を挙げた。

ウリッシがマイヨジョーヌのアルメイダを制してステージ優勝 ©Massimo Paolone/LaPresse

第3ステージで首位に立ち、マリアローザを着用しているドゥークニンク・クイックステップのホアン・アルメイダ(ポルトガル)はゴール勝負で2位。ボーナスタイム6秒を獲得し、総合2位ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、サンウェブ)との差を34秒から40秒に広げた。

バーレーン・マクラーレンの新城幸也は13分20秒遅れの区間116位。総合成績では1時間53分28秒遅れの94位。

2020ジロ・デ・イタリア第13ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

「すでに第2ステージで優勝しているので、自信と精神的なゆとりがあって、今日のステージを走ることができた」とウリッシ。

「ジロ・デ・イタリアにはいい日と困難な日がある。昨日は寒さに苦しんだ。今日のステージは自分に合っていたが、サガンやデマールのようなライダーを最後のスプリント勝負に加わらせない必要があった。だから、チームメートのバレリオ・コンティと最後の上り坂が始まる地点からスピードアップした」

この作戦が的中し、ステージ優勝のライバルであるペテル・サガンを脱落させた。ボーラ・ハンスグローエはパトリック・コンラッド(オーストリア)を代役スプリンターとして勝利をねらったが3着に。

「ゴール前のストレートは少し風が吹いていたが、素晴らしいスプリントができた」とウリッシ。

サガンをけん引するボーラ・ハンスグローエのアシスト陣 ©Fabio Ferrari/LaPresse

アルメイダがマリアローザを死守して個人タイムトライアルへ

マリアローザのアルメイダはステージ優勝こそ逃したが、総合成績では11日間も首位の位置を守った。23歳未満の選手がマリアローザを11日間堅持するのは、エディ・メルクスとダミアーノ・クネゴに並ぶ記録となった。

「最後の30kmは私にとっておなじみの道だった。コーナーと小さな丘を知っていることが重要だった」とアルメイダ。

「明日を楽しみにしている。(距離34.1kmと)こんなに長いタイムトライアルをしたことがないが、最終走者としてスタートすることに興奮している。面白いことになると思う。調子がよければマリアローザをキープできる。そうでなければ、総合優勝を争う強豪選手らタイムを失うことになる』

ウリッシがゴール勝負で今大会2勝目を挙げた ©Marco Alpozzi/LaPresse

第14ステージ 個人タイムトライアル出走リスト

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●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル、EF)
□マリアビアンカ(新人賞) ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)

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