ログリッチが2勝目…首位カラパスに13秒差に詰め寄る

第75回ブエルタ・ア・エスパーニャは10月28日、ログロニョ〜アルトデモンカルビリョ間の164kmで第8ステージが行われ、大会連覇をねらうユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)と首位リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)がゴールまでの上り坂で抜け出し、最後はログリッチが13秒差をつけて優勝した。

ポイント賞ジャージを着るプリモシュ・ログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

ログリッチは第1ステージに続く2勝目、大会通算3勝目を挙げるとともに、首位を守ったカラパスとの差を13秒にした。

©PHOTOGOMEZSPORT2020

1カ月半前のツール・ド・フランスでは最終日前日に首位陥落。今大会も初日に首位に立ったが、第6ステージでその座を明け渡したログリッチ。この日は未経験の山岳だったが、「チャンスがあれば勝負をかけよう」と積極的に走り、上りに強いカラパスを置き去りにした。

「献身的にアシストしてくれるチームメートのためにも」とエースとしての自覚をもって再び首位を見すえる。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020
リチャル・カラパス ©PHOTOGOMEZSPORT2020

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)
マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨルナレス(山岳賞)ギヨーム・マルタン(フランス、コフィディス)
□マイヨブランコ(新人賞)エンリク・マス(スペイン、モビスター)

2020ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージ ©PHOTOGOMEZSPORT2020

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2020ブエルタ・ア・エスパーニャ出場176選手

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2021ツール・ド・フランスのコース発表が11月1日に延期

2021ツール・ド・フランスのコースプレゼンテーションが新型コロナウイルス感染拡大により延期された。10月29日にパリ国際会議場で開催予定だったが、11月1日に大会最高権威のクリスティアン・プリュドムがフランステレビジョンに出演し、発表することになった。

新型コロナウイルス感染者が激増しているフランスは10月30日から1カ月超における厳格な外出禁止令が施行される。ツール・ド・フランスのコース発表は午前11時30分から行われる予定だったが、会場内に多くのゲストを招くことから、その形式での発表を中止。テレビやインターネットによってコース全容を明らかにすることになった。

●ツール・ド・フランスのホームページ
🇫🇷ツール・ド・フランス2020特集サイト

幻想的なメタル感と握り心地が魅力のシクロベイションバーテープ

サイクルパーツブランドのCICLOVATION(シクロベイション)は40数色のカラーバリエーションで人気のCICLOVATIONバーテープが定評だが、新素材のニューモデル「CICLOVATION ヴェイパーメタリック」が登場した。取り扱いはアクションスポーツ。

CICLOVATION ヴェイパーメタリック

Leather Touch Handlebar Tape [ Vapor Metallic ]
ソフトメタルサテンの強い光沢を持つ表層には、高い耐久性と極めて質感のいい人工皮革を採用した。

幻想的なメタル感をまといながら最高の握り心地を実現した全く新しいマテリアルを使用したバーテープ。しっかりとしたグリップフィーリング、衝撃吸収性に優れた多層フォームが生む最上のパフォーマンスを提供。オールコンディションで使用できる。

厚さ3mm、剥離紙がなく作業性のいいオーガニックゲルを採用。
※UFO Look-in Bar End Plug付属

●アクションスポーツのホームページ

しまなみ海道でサイクリングの旅を楽しめる新たな取り組み

愛媛県では、2019年11月にナショナルサイクルルートに指定された「しまなみ海道」において、サイクリング目的でやってきた観光客が今まで以上にサイクリングの旅を楽しめるよう、愛媛県今治市の「来島(くるしま)海峡大橋」を中心に新たな観光振興の取り組みをスタートした。

今治市サイクリングターミナル サンライズ糸山に設置された「SHIMANAMI」モニュメント

来島海峡大橋の愛称を「クラウン・ブリッジ」と命名

愛媛県側の最初の橋であり、しまなみ海道最大の「来島海峡大橋」は世界初の三連吊橋で、しまなみエリアに点在する島と島を結ぶ景観は圧巻。来島海峡大橋の橋脚とワイヤーでつながった形が王冠(クラウン)のように見えることから、海外の方にも親しみを持ってもらえるよう、新たに愛称として「クラウン・ブリッジ」と命名。

愛媛県から広島県に向かって出発するサイクリストには、これから始まるサイクリングの旅がわくわくした楽しい挑戦となるように送り出す役目として、広島県から愛媛県にやってきたサイクリストには、約70kmのしまなみ海道を走り切った栄誉を称える証として、「クラウン・ブリッジ」がサイクリストたちの旅の思い出に寄り添い、しまなみ海道におけるサイクルツーリズムの象徴として、サイクリング文化の発展につなげていきたいという想いが込められている。

しまなみ海道にある来島海峡大橋の新しい愛称「クラウン・ブリッジ」

来島海峡大橋を背景に撮影できる「SHIMANAMI」モニュメント設置

しまなみ海道サイクリングロードの愛媛県今治市側のスタート地点にある、今治市サイクリングターミナル サンライズ糸山には「SHIMANAMI」の文字がかたどられたモニュメントを設置。文字部分には愛媛県産の媛ひのきを使用しており、自然との調和を意識した温かみが感じられるデザインで、文字の手前部分がベンチになっており腰かけることもできる。

モニュメントを正面から撮影すると、背景にはしまなみ海道のサイクルツーリズムの象徴である来島海峡大橋「クラウン・ブリッジ」が写り、サイクリストたちの新たなフォトスポットになることが期待される。

モニュメントの除幕式

2020年10月25日(日)、今治市サイクリングターミナル サンライズ糸山で行われたサイクリングイベントにおいて、中村時広(なかむらときひろ)愛媛県知事は「世界に向けてしまなみ海道の魅力を発信していくにあたり、来島海峡大橋なしにはしまなみ海道を語ることができないという想いから、海外にも伝わるよう『クラウン・ブリッジ』と命名した。愛媛県の素晴らしい財産である、しまなみ海道そして来島海峡大橋を地元の今治市、上島町と連携して全力を尽くして発信していきたい」と述べ、モニュメントの除幕式を行った。

除幕式の後、 記念撮影

今後、しまなみ海道でのサイクリングを盛り上げる取り組みのひとつとして、2021年3月からローカル5Gを活用したサービスを開始する予定。事前にアプリをダウンロードし登録しておくと、瀬戸内海の絶景をサイクリングしている姿を来島海峡大橋など8カ所程度で撮影し、約1分のオリジナル動画を作成。旅の思い出を動画として残せることでしまなみ海道でのサイクリングの満足感を高めたり SNSなどの共有によってしまなみ海道の魅力の拡散へとつなげるサービスとなっている。

しまなみ海道の実走レポート
日本で一番人気のサイクリングコースはだれでも楽しめる!

広島県尾道市〜愛媛県今治市
距離:80km(片道)
【平たん】
難易度:☆

●しまなみジャパンのホームページ