ポガチャルがワクチン摂取…コロナ禍の発端となったUAEエミレーツが対策

2020ツール・ド・フランス総合優勝のタデイ・ポガチャル(スロベニア)を含むUAEエミレーツの所属27選手が、1月7日にUAEで新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた。

2020ツール・ド・フランスを制したUAEエミレーツのタデイ・ポガチャル ©A.S.O. Pauline-Ballet

新型コロナウイルスに自転車界で最初に罹患したのもUAEエミレーツだが、最初のワクチン接種も同チームとなった。2020年2月23日に開幕したUAEツアーで参戦中だったUAEチームエミレーツのイタリア人メカニックとマッサーが新型コロナウイルスに罹患したのが事の発端だった。

7日間のステージレースは新型コロナウイルスに罹患したスタッフがいたことで、大会5日を終わった段階で中止。その後、自転車ロード界もコロナ禍に飲み込まれ、すべてのレースが中止あるいは延期となっていった。

チームのスプリンター、フェルナンド・ガビリア(コロンビア)はこのときを含めてシーズン中に2度も罹患。病院で1カ月を過ごした。

今回、チームはアブダビで7日に始まったトレーニングキャンプの開始時にワクチン接種を実施。27選手と32人のスタッフが対象で、UAE保健省によって承認された中国のシノファームワクチンを摂取した。

●UAEエミレーツのホームページ

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