2021年の第104回ジロ・デ・イタリアがイタリア北西部のピエモント州都トリノで開幕することが2月4日にミラノで発表された。同州は最終週に行われる第19ステージと第20ステージが再訪する。
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トリノが開幕地となるのは1961年、2011年に続いて3回目。大会は5月8日から30日まで。
5月8日の開幕日はトリノの繁華街で距離9.0kmの個人タイムトライアルが第1ステージとして開催される。第2ステージは市内のストゥピニジ公園からノバーラまでの173kmで、平たん区間となりスプリンターのゴール勝負が予想される。第3ステージはビエッラからカナーレまでの187km。コース後半は山岳地帯となり、山岳賞争いがスタートする。
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大会には2020年の覇者テイオ・ゲイガンハート(英国)とエガン・ベルナル(コロンビア)のイネオス・グレナディアス勢、グルパマFDJのティボー・ピノ(フランス)、トレック・セガフレードのビンチェンツォ・ニバリ(イタリア)、ドゥークニンク・クイックステップのレムコ・エベネプール(ベルギー)などが参戦予定。
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タイムトライアルの世界チャンピオンであるイタリアのフィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアス)は「トリノの開幕日を楽しみにしている。前回のようにタイムトライアルでトップタイムを出してマリアローザを着ることを目指したい」と語った。