ジロ・デ・イタリアを主催するRCSスポルトがマリアローザ90周年を記念して、マドンナ・デル・ギザッロ教会にあるサイクリング博物館とAcdB博物館と共同してバーチャル博物館を開催。インターネットでだれでも自由に訪問することができる。
マリアローザは同大会で個人総合1位の選手が着用するピンク色のリーダージャージ。これまで254選手が着用している。
すでに2021年の第104大会のコースが発表されているが、バーチャル展覧会は5月8日の開幕までまでの9週間オンラインで開催される。
画像、未公開のビデオや記事だけでなく、過去数十年にわたってマリアローザ獲得者のエキサイティングな物語をあますことなく伝えるデジタルプロジェクトだ。ジロ・デ・イタリアのすべてのソーシャルメディアで楽しむことができるという。
また、世界中のファンが「最も好きなマリアローザ選手」を決める選挙区投票できるという企画も同時に行われる。
ジロ・デ・イタリアは1909年に始まったが、主催紙ラ・ガゼッタデッロスポルトのスポーツジャーナリスト、アルマンド・コウネットが1931年に首位選手が着るリーダージャージとして企画した。ピンク色は新聞紙の色にちなんだものだ。
初めてマリアローザを着用したのはその年に世界チャンピオンとなるイタリアのリアルコ・グエッラで、1934年にはジロ・デ・イタリアで総合優勝した。