第104回ジロ・デ・イタリアが5月8日に開幕し、初日の第1ステージとして行われた個人タイムトライアルで、この種目の世界チャンピオンであるイネオス・グレナディアスのフィリッポ・ガンナ(イタリア)が最速タイムで優勝。個人総合成績で首位に立った。
ガンナが初日の個人タイムトライアルで優勝し、個人総合1位となったのは2年連続。平均時速は58.748km。
第2ステージからはエースのベルナルのアシスト役へ
「常に勝者であり続けることは簡単じゃない。ツール・ド・ロマンディの直前にジムトレーニングやトラックでの走り込みをしなかったら個人タイムトライアルで勝てたかもしれないけど、東京五輪の個人タイムトライアルで金メダルを狙うなど、大きな目標を持つ60〜70日間の日程で常に勝つことは不可能だ」とガンナ。
「今年のマリアローザは去年よりピンキーに見える。この勝利は手に入れたかったし、総合優勝という最大のターゲットに挑むチームキャプテンのために、このあとの20ステージでボクの士気を高めてくれるはずだ」
有力選手では、ドゥークニンク・クイックステップのホアン・アルメイダ(ポルトガル)が17秒遅れの4位。バイクエクスチェンジのサイモン・イェーツ(英国)が38秒遅れ。ガンナのチームメートで総合優勝をねらうエガン・ベルナル(コロンビア)が39秒遅れ。トレック・セガフレードのビンチェンツォ・ニバリ(イタリア)が41秒遅れ。
日本から唯一出場しているバーレーンビクトリアスの新城幸也は52秒遅れの97位。
●4賞ジャージ
■マリアローザ(個人総合成績)フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアス)
■マリアチクラミーノ(ポイント賞)フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアス)
■マリアアッズーラ(山岳賞)第1ステージは設定なし
□マリアビアンカ(新人賞) フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアス)