総合2位カルーゾ初V。ベルナル首位堅持…ジロ・デ・イタリア第20S

第104回ジロ・デ・イタリアは5月29日、ベルバニア〜アルペモッタ間の164kmで第20ステージが行われ、総合2位につけているバーレーンビクトリアスのダミアーノ・カルーゾ(イタリア)が初優勝。

総合2位のダミアーノ・カルーゾが最後の山岳ステージで独走勝利 ©Fabio Ferrari/LaPresse

マリアローザを着るイネオス・グレナディアスのエガン・ベルナル(コロンビア)は24秒遅れでゴールして首位を守った。翌日は最終日となる個人タイムトライアルで、ベルナルがカルーゾとの1分59秒差を守り切れば初優勝を達成する。

©Fabio Ferrari/LaPresse

勝つために走るのが職業だからね…カルーゾ

「アタックはまったく計画したものじゃなかった。時には最高のことが偶然に起こる。運も少し必要で、きょうの場合は頭のよさもちょっとあった。DSM選手のアタックに反応したのはステージ優勝するためだった。ロードレースは勝たなきゃいけない職業だからね」とカルーゾ。

「妻と子供たちにこの勝利を捧げたい。明日はコースチェックからレースまで全力を尽くしたい。秒数をカウントすることなく、勝利のフィナーレを迎えたい」

マリアローザのベルナルとアシスト陣 ©Fabio Ferrari/LaPresse

1秒差でもいい。トロフィーに名を刻みたい…ベルナル

「ダミアーノ・カルーゾが動いたとき、サンベルナール峠で今回のジロ・デ・イタリアの最も気持ちが高ぶった。彼がステージ優勝して幸せだ。彼はアシスト役としてここに来て、いまは表彰台のリーダーとしてレースをしている。彼は今のところ完璧なジロ・デ・イタリアをやっている」とベルナル。

「明日はカルーゾと一緒に表彰台に上がりたいと思うが、ボクが1位で彼が2位。30kmのタイムトライアルはもちろんボクの専門領域ではないが、2分差でも1秒差でも構わない。一番大事なのはトロフィーに自分の名前を刻むということ」

2021ジロ・デ・イタリア第20ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ジョフリー・ブシャール(フランス、AG2Rシトロエン)
□マリアビアンカ(新人賞) エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)

ジョナタン・カストロビエホにけん引されるベルナル。その背後にサイモン・イェーツ ©Fabio Ferrari/LaPresse

第21ステージ・個人タイムトライアル出走リスト

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