ペテル・サガンがこれまでのツール・ド・フランスやパリ〜ルーベで愛用したロードバイクを、スペシャライズドジャパンがサガンコレクションDisruptionとして発売する。サイクリング界きってのスーパーヒーローのレーススタイルや個性を表現する新しいコレクションだ。
Drop1(2018年3月)
時代を越えて語り継がれる存在のサガンを、2種類のゴールドの影が演出するグラデーション、こだわり抜いたデザイン、そして最高水準のペイント技術を用いて表現したコレクション。2018年、発表の翌月に開催されたパリ・ルーベでは、Future Shockが搭載されたゴールドのRoubaixに乗車したサガンがシルバン・ディリエとの一騎打ちを征して優勝し、話題を呼んだ。
Drop2(2018年7月)
サガンが住むコートダジュールのうららかな海をイメージした美しいティールカラーが取り入れられ、サガンのエレガントな反骨精神を表現したコレクション。自宅で過ごすときのようなリラックスしたサガンの表情にも注目。
この年のツール・ド・フランスでは、鮮やかなサガンコレクションのVengeを操り、ステージ2勝を挙げ、危なげなく自身6度目となるマイヨベールを獲得した。
Drop3(2019年3月)
レインボージャージへの憧れは永遠のもの。レインボージャージに向かって走り続けたくなるデザインが採用され、同時にサガンならではの2つのまったく異なるレーススタイルの趣が取り入れられたコレクション。この年のツール・ド・フランスでは第5ステージで勝利。グリーンに包まれたサガンがハルクポーズをする印象深いシーンが生まれた。この年自身7度目となるマイヨベールを獲得。
Drop4(2020年8月)
破壊と創造は、陰と陽のように表裏一体なもの。レースで勝利するには、まずは自分自身の限界を突き破ることから始まる。この事実を、サイクリング界きっての破壊者であるペテル・サガンほど熟知している選手は他にいない。世界王者に三度も輝いた彼の代名詞とも言えるレインボーカラーをすべて打ち砕いたコレクション。
2020年はCovid-19の影響で10月開催となったジロ・デ・イタリアに初参戦し、第10ステージで初勝利。勝てない期間が長く続いていて、これが1年3カ月3日ぶりの勝利だった。フィニッシュラインではサガンの勝利を祝福するかのごとく、雨が上がって光が差し込み虹がかかった。この勝利で3つのグランツールすべてでステージ優勝を飾った100人目の選手となった。
Drop5:Sagan Collection – Disruption(New:2021年6月26日)
太陽が降り注ぐ南フランスをサガンがのんびりと流している間、一緒に時間を遡ってみよう。新しいSagan Collection – Disruption – は、ペテル・サガンのライバルに容赦ない性格を内面に秘めたまま、70年代に大胆なレース展開で観る者をハラハラさせたオールラウンダーを思い起こさせる外観を再現。どこかクラシックながら、現代では新鮮に映るカラーに包まれ、スタイリッシュさ際立つ走りで他のライダーを打ちのめすサガンらしさをあますところなく表現した。