イタリアでミラノ〜サンレモとトロフェオビンダが開催された3月19、20日に先立って、プロサイクリスト協会(CPA)の総会が開催され、ロシアによるウクライナ侵攻で危ぶまれる国際情勢を憂慮し、選手や関係者が平和に向けて団結しようと決議された。
CPAのジャンニ・ブーニョ会長は、サイクリングの世界とその関係者に間接的な影響を与えている劇的な国際情勢に対しての悲しみを表明して、会議の冒頭に臨んだ。
フィリップ・ジルベールを代表とする選手らは、走る機会がなくなるピンチにさらされている選手仲間のため、その解決策を模索して水面下で動いている同協会に感謝し、戦争により危険にさらされている仲間たちとの連帯を表明した。
「スポーツはいかなる場合も差別があってはならない。あらゆる起源、肌の色、国籍、宗教が異なる男女は、ひとつのグループとして兄弟姉妹のように一緒に暮らしていく。私たちはみな、平和のために団結し、分断を行ってはならない」