キャノンデールが5%値上げ…ロシア産アルミ不足などで世界的傾向

キャノンデール・ジャパンが、昨今の世界的な原材料、自転車部品、運送費の高騰、為替変動を受けて、2022年5月10日(火)より、2022年コレクションの価格を、平均で5.0%値上げする。一部のモデルは価格を据え置きする。

27.5/29 M Trail 7.1は6万9300円から7万5900円に

世界の主要メーカーも商品の納期が不安定

自転車は世界中で需要が高まっていく。ガソリン高騰により欧州を中心に移動手段として自転車、とりわけeバイクに乗り換える人たちが増えていること。もともとの健康志向や地球規模の環境問題改善などもあり、自転車を求める人は多く、店舗は品薄状態が続く。

追い打ちをかけて、自転車パーツの原材料として使われるアルミニウムの世界最大の産出国ロシアが戦争を開始。原材料の供給が途絶えたことが問題を大きくした。

輸送費の高騰と、円安による輸入製品の実質的な値上げも日本では影響する。キャノンデールの平均で5.0%値上げにとどまらず、今後は完成車メーカーや自転車各部パーツを製造するメーカー、国内輸入商社なども同様な判断を迫られる。

コメントを残す