デヘントが10年ぶり2度目の区間勝利【ジロ・デ・イタリア第8S】

第105回ジロ・デ・イタリアは5月14日、ナポリを発着とする153kmで第8ステージが行われ、トーマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル)が4人のゴール勝負を制して優勝。2012年以来、10年ぶり2度目の区間勝利を飾った。総合成績ではトレック・セガフレードのフアン・ロペス(スペイン)がマリアローザを守った。

トーマス・デヘントがジロ・デ・イタリア第8ステージで優勝 ©Massimo Paolone/LaPresse

35歳の区間勝利はジロ・デ・イタリア歴代2位

デヘントは2012ジロ・デ・イタリアのステルビオ峠にゴールする山岳ステージでも勝っていて、10年ぶり2度目の勝利。ツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャでもステージ勝利している。

35歳でのジロ・デ・イタリア区間優勝は、1983年に36歳で勝ったルシアン・バンインプに続く歴代2位の記録。

2022ジロ・デ・イタリア第8ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse

「過去数年間はレースで優勝できたが、いいブレークアウェイに乗るのがますます難しくなっていると感じている。今シーズンはこの日でようやく3回目。そこにはいつもいいライダーがいる。今日もまた、ファンデルプールとビニアム・グルマイがいた。いつもなら私はマークされるが、この日は誰もが彼らを見ていることを見抜いていた。私はそれを利用した」とデヘント。

「この2年間、不運と体調不良に見舞われた。今日、私はまだレースに勝つことができることを証明した。今日は本当にいいサーキットレースだったし、チャンピオンシップみたいなものだったけど、ベルギー選手権のことしか話せないのは、ヨーロッパ選手権や世界選手権で優勝したことがないからだ。グランツールを走るのはとても気持ちいいが、今日はクラシックレースのような感じがした」

マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)やトーマス・デヘントが積極的に動く ©Fabio Ferrari / LaPresse
イタリアのナポリ ©Marco Alpozzi / LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)クーン・ボウマン(オランダ、ユンボビスマ)
□マリアビアンカ(新人賞) フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)

トレック・セガフレードのフアン・ロペス(スペイン)がマリアローザを守った ©Massimo Paolone/LaPresse

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