第109回ツール・ド・フランスは7月22日、カステルノ・マニョアック〜カオール間の距離188.5kmで第19ステージ争われ、ユンボ・ビスマのクリストフ・ラポルト(フランス)が残り500mで逃げていた3選手を追い抜いて大会初優勝。地元フランス勢の優勝としても今大会初めて。
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ラポルトは、首位に立つチームメートのヨナス・ビンゲゴー(デンマーク)のアシスト役。しかしこの日はラポルトの区間勝利のために、ビンゲゴーらがゴール手前でラポルトを牽引。それに応えて勝利を飾った。
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フランス勢の1勝も必要だが、最大の使命はアシスト役
「チームメートがボクに勝利する機会を与えてくれた。自国ファンのためにフランス選手が1勝する必要もあった。こんなに幸せなことはないが、いちばん重要な役割はビンゲゴーを総合優勝させること」とラポルト。
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●4賞ジャージ
■マイヨジョーヌ(個人総合成績)ヨナス・ビンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ビスマ)
■マイヨベール(ポイント賞)ワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ビスマ)
●マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ヨナス・ビンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ビスマ)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
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パリの真新しいサクレー大学でリモートワーク
パリサクレー大学へ。今日はここでリモートワークです。ピレネー直下から約900kmの移動はやはり終盤に想定外のことがありましたが、なんとか無難にこなしました。
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前日のゴール後に320km移動してモントバンへ。朝はラン練習に出かけたんですが、高速のインター近くの工業地帯で、走るところがなくてすごすごと断念。シャワー後に郊外型ホテルでの最後の朝ごはんを食べて出発しました。
パリ郊外のサクレーまで。パリに入る必要はなく、そしてサクレー大学の中にあるカンパニールホテルが格安だったのでここをパリでの活動拠点にしようと考えました。パリまではクルマで30分程の距離にあります。
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そして休憩を含めて8時間。時速130kmでハンドルを握っていて、最後は右の大胸筋がけいれん。右が利き腕なのでこっちに力が入ってしまったんですが、もし左だったら心房細動かと思ったでしょうね。
一番大事なのは無事にゴールすることです。3年ぶりのツール・ド・フランス取材は体力面で不安だったんですが、ハーフマラソンのメニューもこなせていたし、これまでで一番コンディショニングがうまくいった感じがします。
パリまであと17km。
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