ベルギーのワウト・ファンアールト(ユンボ・ビスマ)が、1月8日にベルギーのゾンホーフェンで行われたシクロクロスワールドカップでライバルのマチュー・ファンデルプール(オランダ)に差をつけて優勝。2022-2023シリーズで2勝目。
砂区間でファンデルプールを突き放す
ゾンホーフェンの砂区間はワールドカップシリーズで最もテクニカルなコースの1つと言われるが、ファンアールトはほぼ完璧な走りを見せつけ、レース序盤から先行すると、後ろを確認することはほとんどなかった。
ライバルであるファンデルプールは、先行したファンアールトを早めにキャッチし、中盤戦でプレッシャーをかけようとした。しかし、ファンデルプールは深い砂のセクションでコースアウトするなどで、すぐにファンアールトに30秒以上遅れを取る。
ファンアールトは最後まで気を抜かず、2位ファンデルプールを80秒引き離して、地元のファンに手を振ってゴールした。ベルギーのローレンス・スウィークが3位。
28歳のファンアールトは、「ファンデルプールは突然ボクの前で転倒し、そのアクシデントで大きなギャップを作ることができた」。
「明日はチームキャンプに出発する。走りに磨きをさらにかけるためには、太陽の下で何マイルも走る必要がある」
ピドコックがシクロクロス世界連覇に固執せずロード練習に集中
英国のディフェンディングワールドチャンピオン、トム・ピドコックは今回のワールドカップレースに出場しなかった。シクロクロス世界選手権は2月5日にオランダのホーヘルハイデで開催されるが、ピドコックが欠場することが確認された。