24回目となるローレウス世界スポーツ賞2023の最終候補が発表され、日本のスポーツ選手はリストになかった。同賞はスポーツ界のアカデミー賞とも呼ばれ、2021年は、大坂なおみが日本人初となるローレウス年間最優秀女子選手賞を受賞した。
ローレウス年間最優秀スポーツマンアワード
2022年は五輪金メダルのスケートボード・堀米雄斗、西矢椛が最優秀アクションスポーツ選手部門に、車椅子テニスの国枝慎吾が最優秀障害者選手部門にノミネートされた。
男子部門はメッシ、エムバペ、ナダル、フェルスタッペンら6選手
ローレウス年間最優秀スポーツマンアワード候補者は2022年、そのスポーツの頂点を極めている6選手がノミネートされた。リオネル・メッシはアルゼンチン代表を牽引し、これまで彼に手が届かなかった勲章、ワールドカップ優勝を達成。その決勝でハットトリックを挙げたキリアン・エムバペはワールドカップ得点王となり、ゴールデンブーツを獲得している。
ラファエル・ナダルは全豪オープン、全仏オープンに優勝し、グランドスラム大会男子の単独最多記録となる通算22勝として、2022年を終えた。マックス・フェルスタッペンはF1ワールドチャンピン防衛を果たし、メッシ、ナダルと並ぶ過去のアワード受賞者の一人として2023年ショートリスト入り。
モンド・デュプランティスは3度に渡り棒高跳びの世界新記録を更新し、屋内と屋外でワールドタイトルを獲得した。ステファン・カリーはゴールデンステート・ウォリアーズをここ8年間で4度目のNBA優勝に導いている。
ローレウス年間最優秀スポーツウーマンアワード
ローレウス年間最優秀スポーツウーマンアワードは、オレゴン州ユージーンで開催された世界陸上競技選手権で輝いた2人のアスリートが牽引している。シェリーアン・フレーザープライスは100m走で5度目の優勝。シドニー・マクラフリンレブロンは400mハードルで世界新を出し、オリンピック金メダルに続く、世界タイトルを獲得した。
ブダペストで行われた世界水泳選手権ではケイティ・レデッキーが金メダル4個を手に入れ、女子水泳選手歴代最多となる金メダル22回を記録している。FCバルセロナのスペインリーグにおける完璧なシーズンをリードしたアレクシア・プテジャスは2度目のバロンドールを受賞。ミカエラ・シフリンはアルペンスキー・ワールドカップで総合優勝を再び果たした。イガ・シフィオンテクは2022年、全仏オープンと全米オープンで優勝し、誰もが認める女子テニスランキング1位となっている。