ホンダの原点バタバタ復活…愛車を電動アシスト化させる未来に一歩

Hondaが人気スポーツバイクを電動&コネクテッド化させるSmaChariを開発し、それを搭載 した最先端の電動アシスト自転車「RAIL ACTIVE-e」をワイ・インターナショナルが発売する。3月29日にホンダ本社で発表された。

コーダーブルームのクロスバイクをペースに、クランクを専用のものに交換。モーターとバッテリーを搭載したRAIL ACTIVE-e

SmaChariは、高校生の通学課題の解決と自転車事故の低減を目指し、Hondaの新事業創出プログラム「IGNITION」より考案され、構想から4年をかけて開発された 。このシステムは、電動アシストユニットとそれに連動するスマートフォンアプリにより、既製の自転車を電動化し、新たな電動アシスト自転車モデルとするものだ。

世界のHondaとワイ・インターナショナルがコラボした

Hondaはこの電動部分の開発を担うとともに、アプリを提供する。利用は無料で会員登録が必要。将来的には課金の部分もあるという。

本田宗一郎が自転車で買い物に行く奥さんの姿を見て、もっと楽になるようにと開発した通称バタバタ

その第一弾として、幅広い層に人気の本格派クロスバイクの Kohdaabloom「RAIL ACTIVE」に SmaChariによる電動アシスト機能をプラスオンしたモデル「RAIL ACTIVE-e」を2023年9月に発売する予定。

専用クランクへの交換が必要

「スマートフォンを活用し車体をオンラインサーバーとコネクテッド化することにより、速度や走行距離、消費カロリーといった走行データを表示・記録し、スポーツバイクライフがより豊かになる便利な機能を持つ。

一般的なe-bike(スポーツタイプの電動アシスト自転車)よりも軽量で購入しやすい価格で、通勤通学などに使えるのが魅力。

道案内などをするアプリ。現状は自動車用マップだが、将来は自転車通行に対応させていきたいという

RAIL ACTIVE-eはサイクルモードで試乗できる

2023年4月15日(土)、16日(日)に東京ビッグサイトで行われる日本最大のスポーツ自転車フェスティバル「CYCLE MODE TOKYO 2023」でRAIL ACTIVE-eの展示・試乗が行われる。世界初の SmaChari 搭載電動アシスト自転車をいち早く体験できる機会となる。

満充電での航続距離は一般的なeバイクと同等だという

RAIL ACTIVE-e
予定価格: 22万円(税込)
発売日: 2023年9月(予定)
受注開始日:2023年5 月(予定)
重量:15.0kg
定格出力:250W
●RAIL ACTIVE-eのホームページ

ボトムブラケット下に電動モーターが取り付けられる