自転車利用者のヘルメット着用努力義務化…モンベルという選択肢も

改正道路交通法の施行により、2023年4月1日から全国で自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化される。アウトドアブランドのモンベルが販売する都市型ヘルメットがシンプルで、しかも7040円(税込)という価格で使いやすい。

街乗りでもヘルメット ©モンベル

通勤通学の移動手段からロングツーリングやオフロード走行まで、幅広い用途に応える自転車だが、万が一の転倒や事故で頭部に損傷を受けた場合、最悪は死亡につながる恐れがある。ヘルメットは、自転車に乗る際に頭部を守る重要なアイテム。より快適に安全なライドを楽しめるように、モンベルはそれぞれのシーンに合わせたヘルメットをラインナップしている。

通勤・通学に使いやすいシンプルデザインのアーバンサイクルヘルメット

通勤や通学時の服装にもあわせやすいシンプルなデザインで、日本人の頭部形状に合わせて設計したヘルメット。前方に7カ所、後方に5カ所のベンチレーションを設け、前から取り込んだ風をヘルメット内部の頭上を通って後ろへ流す設計により、不快な蒸れを軽減する。

アーバンサイクルヘルメット、7040円(税込)

アーバンサイクルヘルメット
【カラー】ブラック、ダークグレー、ホワイト
【サイズ】S/M、M/L
【重量】290g(S/M)、300g(M/L)
【価格】7040円(税込)

作者はアーティスト、それがたまたま障害者というアート展開幕

障害者の作品を集めた展覧会で5回目となる「日本財団ダイバーシティ・ イン・ジ・アーツ公募展」が2023年3月15日から、東京・渋谷のBunkamura Galleryで始まった。観覧無料。

作品を解説する審査員の中津川浩章アートディレクター

公募展は26日まで東京の同施設で開催され、その後は横浜の障害者スポーツ文化センター 横浜ラポールで3月29日から4月2日まで、大阪の阪急うめだ本店9階 阪急うめだホールで4月12日から17日まで行われる。

障害のある人にアート活動の機会を提供し、才能を発掘する

プロジェクトは2018年にスタートし、アートを通じて障害のある人、ない人、全ての人々の交流を促し、感動やよろこびを共有しながら、障害のある人自身が自己の可能性を見いだせるよう、アート活動の機会を提供するとともに、才能あるアーティストの発掘や、障害のあるアーティストの活動の支援を行い、多様性の意義と価値をより広く社会へ伝え、より多くの人へ届けることを目指している。

今回は、国内外12カ国から2246作品の応募があり、各界で活躍する6人の審査員の審査を経て、128作品(審査員賞6作家8作品、海外作品賞1作家1作品、入賞43作家53作品、佳作50作家66作品)が選出された。

いい作品にめぐり会えて、なにかを感じ取ってくれたら

「いい作品にめぐり会えて、たくさんの人に見ていただける機会を作れた。ここに来てなにかを感じ取ってくれたら」と、内覧会の冒頭で日本財団公益事業部国内事業開発チームの齊藤裕美さんがコメントしてくれた。

「公募展は今回の5回で終了となるが、この流れをくんで多様性が浸透する時代になってくれれば」と一般財団法人 日本財団ダイバーシティ・ イン・ジ・アーツの横尾紀彦理事長。

また、「この5年で1.5倍の作品が集まるまでになった。障害者が社会に発信したいという気持ちの現われです。そんなメッセージの発進の場になれた」と国際障害者交流センター ビッグ・アイの鈴木京子プロデューサー/副館長も。

「作者はまず第一にアーティスト、その次に障害者なんです」と審査員を務めたエドワードM.ゴメス氏

また、公募展の審査委員長で、東京藝術大の秋元雄史名誉教授は、「作品の背後にある息遣い、言葉にならない感情が、使用される色などを通していろんなものを感じられる。奥行きのあるものばかり。アートの再発見ができた」と総評した。

●日本財団ダイバーシティ・ イン・ジ・アーツのホームページ

埼玉県で初出店のTREK Bicycle 深谷店が3月17日オープン

埼玉県で初出店となるTREK Bicycle 深谷店が2023年3月17日(金)にグランドオープンする。全国では33店舗目となるトレック直営店。

キッズバイクからハイエンドロードバイクまで、最新ラインナップ約100台の展示車と約10台の試乗車がある。

また対象バイクの購入で5000円分のパーツ&アクセサリーがプレゼントされる「トレックの新生活応援キャンペーン」も開催中。新生活に向けて新たに自転車を探している人も、サイクリストも、一人ひとりの要望に合わせて、自転車を通じた幅広いライフスタイルをメーカー直営店がサポートしてくれる。

3月17日(金)~19日(日)にはオープンを記念し、来店特典として限定トートバッグのプレゼントや試乗会など家族で楽しめる『オープニングフェア』を開催。

①先着で「オリジナルトートバッグ」をプレゼント!

トレック公式LINEに登録&アンケートに答えると、来店特典として、各日先着100名に「オリジナルトートバッグ」がプレゼントされる。Fukayaバージョンで、深谷名物のねぎのデザインがポイント。なくなり次第終了。

②キッズには「お菓子セット」をプレゼント!

来店の子供には期間先着100名にお菓子セットをプレゼント。

③1万円以上買い物した人に先着で「オリジナルショルダーバッグ」をプレゼント!

期間中、1万円以上買い物した人にもれなく「オリジナルショルダーバッグ」を1つプレゼント。広めのマチでたっぷり入り、自転車に乗る際にも便利。なくなり次第終了。

④オープニングセール

クロスバイクやe-bike、トレック直営店限定のアパレルなどを中心としたオープニングセールを開催。ぜひお得な機会をお見逃しなく! セールバイクは、その他キャンペーンやクーポンとの併用は不可。

➄トレック大試乗会

最新モデルの性能をしっかりと体感できよう「トレック大試乗会」を開催。通勤通学に人気のクロスバイク「FX」や今話題のe-bike「FX+」、ハイエンドカーボンロードバイク「Madone SLR」など、10台以上の試乗車を用意。

TREK Bicycle 深谷
所在地:〒366-0051  埼玉県深谷市上柴町東4丁目17番地10
TEL:048-577-3123
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日
駐車場:あり

●TREK Bicycle 深谷店のホームページ
●Facebook

ログリッチがティレーノ~アドリアティコで4年ぶりの総合優勝

イタリア半島をはさむティレニア海とアドリア海を結ぶ7日間のステージレース、第58回ティレーノ〜アドリアティコは最終日となる3月12日、サンベネデット・デル・トロントを発着とする154kmで第7ステージが行われ、ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が総合優勝した。

4年ぶりの総合優勝を遂げたログリッチ。左は総合2位アルメイダ、右は3位テイオ・ゲイガンハート ©LaPresse

ログリッチの総合優勝は2019年に続く2度目。ポイント賞、山岳賞でも1位になった。新人賞は18秒遅れで総合2位になったUAEエミレーツのジョアン・アルメイダ(ポルトガル)。最終日はアルペシン・ドゥクーニンクのヤスペル・フィリプセン(ベルギー)がゴール勝負を制した。

ティレーノ~アドリアティコ第7ステージで勝ったヤスペル・フィリプセン ©LaPresse

2つのヤリは息子たちの武器になりそうな気がする

「怪我の手術から実戦に戻ってきて、チームが成し遂げたことをみるのは素晴らしい気分だ。ワウト・ファンアールトや他のチームメイトと素晴らしい一週間を過ごした」とログリッチ。

ログリッチがティレーノ~アドリアティコを制し、大会のトロフィーである三叉のヤリ「トライデント」を手中にした ©LaPresse

「レースに戻ってくるのをとても楽しんだ。初日のタイムトライアル以降は超ハードだった。バランスよく乗ることを心がけた。まずはレースのリズムに戻ることが重要だったからだ。それはジロ・デ・イタリアでも同じ。私はただ私のバイクで楽しみたい。

自宅に2つ目のトライデントを持ち帰ることになったので、ティレーノ〜アドリアティコのトロフィーは息子たちが戦うための道具になるかもしれない」

ログロッチはポイント賞のマリアチクラミーノを含めて3つのジャージを獲得した ©GianMattia D’Alberto/LaPresse
山岳賞ジャージを着るログリッチ ©GianMattia D’Alberto/LaPresse
ジョアン・アルメイダが新人賞 ©GianMattia D’Alberto/LaPresse

にゃんこ堂サイクルジャージ第2弾…神保町の猫本専門書店がコラボ

神保町交差点にある町の小さな本屋、姉川書店『猫本専門 神保町にゃんこ堂』とワールドサイクルがコラボレーション。にゃんこ堂サイクルジャージ第2弾の予約受付が始まった。1万3200円(税込み)。

©神保町にゃんこ堂

神保町にゃんこ堂へようこそ

神保町交差点にある町の小さな本屋、姉川書店『猫本専門 神保町にゃんこ堂』では、常時600種類・2000冊以上の猫本を置いている。ほぼ全ての表紙が見えるようディスプレイしているのが特徴で、店内の猫本は全て立ち読み可能。じっくり、まったり、猫本を読み比べて、とっておきの一冊を探してみよう。

©神保町にゃんこ堂

神保町にゃんこ堂 サイクルジャージ 猫ドット柄 ネイビー

基本のベーシックモデル。吸汗速乾性、伸縮性に優れた高機能素材を採用。内部の汗を素早く吸水し蒸れを防ぐので、いつでもサラッとした着心地を実感できる。裾滑り止めシリコンゴム標準装備。豊富なサイズ展開で男女問わず着用可能。

サイズ:XXS~4XL ユニセックス
予約は2023年3月29日まで、5月中旬頃届け予定。

材質 : ポリエステル100%
仕様 : 3分割バックポケット付き ユニセックスモデル
製造 : サンボルト S-RIDE

©神保町にゃんこ堂

●ワールドサイクルの詳細ページ

東京マラソンが4年ぶりに従来規模の3万8000人を集めて開催

東京マラソン2023が3月5日に東京都内で開催され、4年ぶりに従来の定員数3万8000人のランナーが参加した。大会は16回目。

東京マラソン2023は新宿にある東京都庁前をスタート

エリートレースでは国内のトップ選手が集結し、白熱した戦いとなった。マラソン男子はエチオピアのデソ・ゲルミサが、女子はケニアのローズマリー・ワンジルが優勝。車いす男子はスイスのマルセル・フグ、女子はマニュエラ・シャーがともに大会記録で優勝。

16回目の開催となった東京マラソン2023は、4年ぶりに従来の定員数3万8000人のランナーが参加

男子はアフリカ勢がハイレベルな争いで大混戦

マラソン男子はゲルミサがモハメド・エサ(エチオピア)との激しい競り合いを制し、2時間5分22秒で初優勝した。2位のエサは同タイム。

スタート時の天候は曇り、気温8.5度、湿度48%。それほど気温は上がらず、ランナーにとっては走りやすい条件下だった

ゲルミサは「アボット・ワールドマラソンメジャーズ」の大会で初制覇となり、「東京で走ることは夢だった。神のご加護もあって、優勝できることができた」と喜びを噛みしめた。

ペースメーカーの外れた30kmから先頭集団はけん制し合い、少しペースを落とした展開になった。集団は37km付近で一気にペースアップし、10人程度から6人に絞られた。ラスト1kmを切っても大混戦の6人のままで、残り500mで4人となり、最後の曲がり角では三つどもえの大接戦に。

マラソン男子はエチオピアのデソ・ゲルミサが優勝

直線に入り、ゲルミサとエサのデッドヒートとなり、ゲルミサがわずかにリードし、フィニッシュした。

「競り合いは非常に激しいものでした。エサにはスピードがあると知っていた。簡単なことではなかった」と振り返り、「また東京に戻ってきて走りたい」と笑顔で語った。

ツェガエ・ゲタウェウ(エチオピア)が2時間5分25秒の3位。2時間3分36秒の自己記録を持つシサイ・レマ(エチオピア)は25km過ぎで途中棄権した。

山下一貴(三菱重工)が日本勢トップの2時間5分51秒で7位に

日本勢は2選手が2時間5分台をマークするハイレベルなレースとなった。3度目のマラソンとなる山下一貴(三菱重工)が日本勢トップの2時間5分51秒で7位に入った。40km過ぎに大迫傑(Nike)を引き離し、日本歴代3位となる好記録をマーク。

「最後の角を曲がるときに時計があって、2時間5分30秒と見えたので、これは5分台を出せるなと思って頑張りました」とトレードマークの笑顔を浮かべた。

3度目のマラソンとなる山下一貴(三菱重工)が日本勢トップの2時間5分51秒で7位に入った

其田健也(JR東日本)も日本歴代4位となる2時間5分59秒の8位でフィニッシュ。「順位としては満足していませんが、自己ベストを更新できたので、最低限の走りはできたと思います」と好記録にも日本勢2番手となり、悔しさをのぞかせた。

また、東京2020オリンピックの後、一度は現役を退き、国内で約1年7カ月年ぶりのマラソンとなった大迫は2時間6分13秒の9位。パリ2024オリンピックの日本代表選考会として開催されるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を獲得した。

女子は青森山田高出身のワンジルが世界歴代6位

女子はワンジルが世界歴代6位となる2時間16分28秒で初優勝した。前半からハイペースを刻み、ハーフを1時間8分14秒で折り返した。後半になってもペースは変わらず、自己記録を1分32秒上回った。両手を挙げて満面の笑みでフィニッシュし、その後も両膝を突いて、お辞儀を繰り返し、全身で喜びを表現した。

一山麻緒(資生堂)、松田瑞生(ダイハツ)、細田あい(エディオン)がしのぎを削った女子

日本にはなじみが深く、青森山田高を経て、2022年まで実業団の「スターツ」に所属していた。第二の故郷で見事な走りを見せ、レース後は日本語で記者会見に臨んだ。

「このタイムで走れるとは思わなかったです。30kmからも調子がよかった」と振り返り、「走っているとき、すごい応援をしてくれていた。本当にありがとうございました」と声援を送った日本のファンに感謝した。

ツェハイ・ゲメチュ(エチオピア)は世界歴代8位となる2時間16分56秒の好タイムで2位。3位はアシェテ・ベケレ(エチオピア)で2時間19分11秒。

海外からの参加者もコロナ前の数に戻った

松田瑞生が因縁の一山麻緒を破るも日本新が果たせず悔し涙

日本勢では、日本記録の更新を狙った松田瑞生(ダイハツ)が2時間21分44秒の6位に終わり、フィニッシュの後、「悔しい」と涙を流した。記者会見では「これからも挑戦し続ける姿を見せられるように、努力を続けたい」と今後も日本記録に挑む姿勢を示した。

「ONE STEP AHEAD」を大会コンセプトに掲げた東京マラソン2023

細田あい(エディオン)は2時間22分8秒の7位、一山麻緒(資生堂)は2時間31分52秒の14位。

車イスマラソンは男子19、女子6選手が参戦。マラソンよりも5分早くスタートを切った

東京マラソン2024は2024年3月3日に開催される予定。

●東京マラソンのホームページ