世界チャンピオンのレムコ・エベネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)が4月23日にベルギーで開催されたリエージュ~バストーニュ~リエージュで独走優勝。2連覇を達成した。
第109回大会は172選手がスタートし、258.1kmのコースで開催された。1892年に第1回大会が行われ、現在まで継続して行われるレースとしては世界で最も伝統がある。
エベネプールは2022年に、ラ・ドワイエンヌとも呼ばれる同大会に初出場して勝利した。この日は勝負どころとして知られるコート・ドラ・ルドゥートで最初に攻撃をしかけ、優勝を争うライバルであるトム・ピドコック(英国、イネオスグレナディアーズ)を追い落として、残り30kmを単独で逃げた。
世界チャンピオンのアルカンシエルを着用してこの大会に優勝したのはフェルディ・キュブラー(1952年)、エディ・メルクス(1972年)、モレノ・アルゼンチン(1987年)に続く快挙。エベネプール自身にとってもアルカンシエルを着ての最初の勝利となった。
ピドコックは2位、バーレーンビクトリアスのサンティアゴ・ブイトラゴは3位で、コロンビア勢として初の表彰台を獲得した。
UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)は84.5 kmでクラッシュし、手首を骨折してリタイア。
同日に行われた女子のリエージュ~バストーニュ~リエージュファムはSDワークスのデミ・フォレリンク(オランダ)が優勝した。
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