J SPORTSがツール・ド・フランス総距離の1/5にあたる680.8kmを走るStrava挑戦

J SPORTSがツール・ド・フランスの開催に合わせて、アスリート向けソーシャルプラットフォームStrava上の「J SPORTSサイクルロードレース」クラブで、ツール・ド・フランスの総走行距離3404kmの1/5にあたる680.8kmを走り切るチャレンジ企画を行う。

この夏は観て乗ってツール・ド・フランスを楽しもう

2022年に好評だったStrava上での特別なチャレンジ「J SPORTS夏の1/5ツール・ド・フランス チャレンジ」が2023年も開催される。このチャレンジは、7月1日にスペイン・バスク地方で開幕し、7月23日にパリ・シャンゼリゼにフィニッシュするレースと同じ期間に、Strava上に公開されるチャレンジページからエントリーすると、期間内にStravaにアップロードされたGPSライドとバーチャルライドのアクティビティがチャレンジにカウントされる。

期間内に680.8kmを完走した人には、チャレンジのデジタルバッジがStravaのトロフィーケースに付与される。また完走者は抽選に応募することができ、1名に2023年のツール・ド・フランス優勝者のサイン入りマイヨジョーヌ、3名にツール・ド・フランス2022スペシャルBOX Blu-rayをプレゼント。

Stravaは、アスリートのための主要ソーシャルプラットフォームで、195カ国以上で1億人以上のアスリートが集まる世界最大のスポーツコミュニティ。住んでいる場所、好きなスポーツ、使用しているデバイスに関わらず、すべてのアスリートはStravaで繋がることができる。

ヤビツ峠に上るオフ会チャレンジデーもある

夏の1/5ツール・ド・フランスをより楽しむため、また、サイクリストのリアルなコミュニティ活性化のためにSummerCycleChallenge2023と称したサイクルイベントを実施。2023年は山岳ステージが多いことも特徴となっているので、ゲストライダーとともにヤビツ峠完走を目指し、ミニツール・ド・フランスを一緒に体感。

ゲストライダーとともにライドするのも、自分のペースで楽しむのも歓迎。ゴール地点に達し、Strava記録画面を提示した人の中から抽選で10名に豪華サイクリング関連賞品が当たる。ライドの詳細は、J SPORTSお知らせページで。

日時:7月9日(日)8:00~
参加形式:フリーライド 8:00~15:00(終日開催)/グループライド8:00~・10:30~15名程度を募集
集合場所:秦野市役所西庁舎駐車場(麗しの拠点)
ゴール地点: ヤビツ峠山頂 J SPORTSテント ※荒天の場合は、グループライド参加者に事前に個別お知らせ
●J SPORTSの詳細ページ

サイクルロードレース優勝予想~サイクル誰クル?

その日の優勝予想に加えてステージレースでは総合優勝、さらにグランツールでは山岳賞、ポイント賞、新人賞など特別賞の予想投票ができる。実際のレース結果に応じたポイントが加算され、ランキングが更新される。すでにたくさんの人に投票参加してもらっているが、より多くの人に楽しんでもらえるように、ツール・ド・フランスに向けて特別な賞品やルールを用意した。

<ツール・ド・フランス期間限定目玉賞品>
ツール・ド・フランス期間中の獲得ポイント1位へ「ツール・ド・フランス2023優勝者サイン入り『マイヨジョーヌ』」プレゼント。賞品は変更になる場合がある。

●それ以外のプレゼント詳細ページ

ログリッチ愛用のティソにツール・ド・フランスモデル

1853年にスイスで創業したスイスウォッチブランドのティソ(Tissot)がTレースサイクリングコレクションに2つのスペシャルエディションを新登場させた。

ティソ T-レース サイクリング 2023 ツール・ド・フランス

世界中のサイクリストにインスピレーションを与えるエリートライダーたちに敬意を表して作られたTレースサイクリングコレクション。

2023年に新たに登場するのは、ツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャのモデル。ティソはこの2つの伝説的なレースのオフィシャルタイムキーパーを務めている。

ティソ T-レース サイクリング 2023 ブエルタ・ア・エスパーニャ

精度と情熱があればこそ偉大なチャンピオンやユニークな時計が生み出される

ブエルタ・ア・エスパーニャで3度の優勝を果たし、オリンピックチャンピオンでもあるプリモシュ・ログリッチは、「時間がすべてだ。私は今この瞬間を大切にし、最大限に生かすために全力を尽くしている」とコメントしている。

ログリッチはティソのアンバサダーである。

ツール・ド・フランス。8万4700円(税込み)

スピリットデザイン

ティソ Tレースサイクリング2023は、スポーツからインスピレーションを受けつつも、クラシックな外観とデザインを融合させたモデル。プッシュボタンはブレーキレバーを、針はスポークをイメージ。レーシングバイクのフレームの軽さを表現したラグ、カセットを連想させるリューズとケースバック、さらにケースのミドルリングにはカーボンを使用している。

ケースバックには大会ロゴが刻まれ、バイクモチーフ付きの秒針、リューズ、ストラップにはそれぞれの大会のカラー(ツール・ド・フランスはイエロー、ブエルタ・ア・エスパーニャはレッド)が表現されている。

いくつもの用途を持つ時計

2023年のTレースサイクリングコレクションには、初めて2種類のストラップが付属する。ティソがパートナーを務めるレースカラーをあしらったシリコンストラップとバイクのハンドルグリップをイメージしたパンチングレザーストラップ。

ブエルタ・ア・エスパーニャ。8万4700円(税込み)

いずれもインターチェンジャブルスシステムを搭載し、自転車のギヤチェンジのように素早くスタイルをチェンジできる。落ち着いた控えめなスタイル、鮮やかで快活なスタイルなど、スポーティな印象を損なうことなくシーンに応じて使い分けができる。

特別なウォッチボックス

所有者の体験をさらにパーソナライズなものにするために、ティソはTレースサイクリング2023のウォッチボックスにはスペシャルなスリーブが付属する。各スリーブはそれぞれの大会のカラーで、このシリーズがスペシャルエディションであることをさらに際立たせている。プロの自転車競技のように、ティソには細部にもこだわりが光る。

2023年のツール・ド・フランスは、7月1日にスペインのバスク地方からスタートし、ファイナルステージは7月末にパリのシャンゼリゼ通りに向けて繰り広げられる。その後、ブエルタ・ア・エスパーニャが8月中旬よりオランダでのファーストステージを皮切りに、スペイン・マドリードでの華やかなフィニッシュで3週間の熱戦は幕を閉じる。

山は性癖な女性クライマー篠さんもツール・ド×10,000UP参戦

群馬県の利根沼田地域で、5つのコースを2日間で走破して獲得標高10,000mを目指すチャレンジDayが7月8日、9日に開催され、その公式チャレンジャーとして篠さんが挑戦することになった。

本格ヒルクライマーの篠さん

イベントは利根沼田サイクルツーリズム推進委員会が主催する「ツール・ド×10,000UP in Gunma」のコースを利用した特別企画。自転車日本縦断ギネス記録の元保有者高岡亮寛、群馬グリフィンレーシングチームの金子宗平、小山貴大とともにチャレンジする。

●10,000UP チャレンジDayのホームページ

山本元喜が150km近い逃げで全日本3位…5年ぶりの日本王座ならず

2023年シーズンの日本王者を決める全日本選手権ロードレースは大会最終日となる6月25日、全体最後のプログラムとして行われた男子エリートのロードレースが行われ、山本大喜(JCL TEAM UKYO)が優勝。KINAN Racing Teamからは7選手が出場し、序盤から先頭グループでレースを進めた山本元喜が優勝争いに加わり、最終的に3位。2018年以来5年ぶりとなる全日本制覇はならなかったものの、150km近く先頭を走り続け強さを印象付けた。

山本元喜が全日本選手権ロードの先頭集団を引っ張る ©KINAN Racing Team / Syunsuke FUKUMITSU

23日から競技が進められていた大会では、KINAN Racing Teamの津田悠義がアンダー23カテゴリーで個人タイムトライアル、ロードレースともに2位。チームに勢いをもたらし、エリートカテゴリーに臨む7選手へとバトンをつないだ。ロードレース競技における最上位クラスとなるこのレースは、静岡県伊豆市・日本サイクルスポーツセンター内の8kmコースを20周回する160kmで争われる。繰り返しやってくる急坂とテクニカルな下りが特徴で、平坦区間はほとんど存在しない。このところの暑さも加わって、消耗戦となることが早くから予想されていた。

そんなタフな戦いへ、KINAN Racing Teamからは山本のほか、孫崎大樹、花田聖誠、白川幸希、宮崎泰史、新城雄大、畑中勇介がエントリー。絶好調の山本を中心に戦術を組み立て、他の選手たちが要所でサポートすることを前夜のミーティングで確認した。

迎えた本番は、早くから大きな局面が訪れる。1周目こそ一団で進んだが、2周目で各チームのエースクラスが仕掛けると、KINAN勢では孫崎と花田が反応。前をうかがうメンバーがシャッフルする間に山本が数選手とまとまって先頭合流を果たし、そのまま3周目へ。この時点で山本を含む8選手がレースを先行することになった。

一気にスピードの上がった先頭グループに対し、メイン集団はときおりアタックを試みる選手が出たもののおおむね落ち着いたペースに。双方のタイム差は最大で5分近くまで広がり、先頭を走る選手たちが優勢となっていく。

中盤に入ってメイン集団では追走を試みるチームが出てくるものの、その差は縮まっても2分40秒まで。再び3分ほどまでタイムギャップが拡大し、構図が変わらないまま終盤戦へと入っていく。メイン集団には畑中、孫崎が残る。

全日本選手権ロードで形成された第1集団 ©KINAN Racing Team / Syunsuke FUKUMITSU

先頭グループは残り5周を切ったところで山本ら4人まで絞られる。そのうち、JCL TEAM UKYOが2選手を送り込んでおり、山本としては数的に不利な情勢。先頭交代のローテーションを繰り返しながら、勝負どころを探っていく。一方、メイン集団も人数が周回ごとに減少。18周回を終えようかというタイミングでタイム差は2分を割るが、組織的に追走できるチームがなく、流れを変化させるまでは至らない。この頃には、集団待機のKINANメンバーはすべて後方に下がっており、勝負を山本に託す形となっていった。

勝負が動いたのは残り2周。アタックの打ち合いから山本大喜(JCL TEAM UKYO)が飛び出し、それを山本元が追う。実の兄弟で、昨年までKINANメンバーとしてチームを引っ張ってきた2人の優勝争いへと移っていく。そして、この周回の後半で山本大選手が兄である山本元を引き離し、その差は一気に拡大。

そのまま最終周回に入ると、勢いは歴然。1周14分前後で続いていたラップタイムを13分台前半までただひとり引き上げると、チームメートの岡篤志が山本元に再合流。追撃は許されず、ライバルチームの後塵を拝する格好に。

独走を決めた山本大、さらにフィニッシュまで仕掛けた岡の後に、山本元が3位でのフィニッシュ。2018年以来の優勝とはならなかったものの、表彰台の一角は確保。150km近くレースをリードし続けた走りで、改めて日本のトップレベルにあることを証明した。

山本大喜(JCL TEAM UKYO)、2023全日本ロードチャンピオン ©JCF

KINAN Racing Teamは、この大会で出場した3競技すべてで選手を表彰台に送り込むことに成功。その最上段にはわずかに届かず、勝者だけが着用できる日本チャンピオンジャージは来季以降におあずけとなったが、メンバーが大幅に入れ替わった今シーズンを象徴するようにチーム力を最大限生かした成果としている。

ツアー・オブ・ジャパン、ツール・ド・熊野、そして今大会と、シーズンの中でも最も重要な時期を終え、ここからは後半戦に向けた移行期間に。コンディションの再構築や先々の目標レースを見越した取り組みなどを行って、チームのビルディングを進めていく。

山本元喜のコメント
「集団前方でレースをすることを心掛けていて、周りを冷静に見ることもできていた。逃げが決まったのは2周目で、集団が割れたのをきっかけに前にいる選手たちに合流した。状況的に逃げのメンバーが有利になる可能性があると感じていて、思っていたより早くに人数が絞られてしまったけど、後ろのペースも上がっていない中で良い流れでレースを進められた。それからはマークするべき選手を見極めながら、終盤勝負をイメージしていった。できることなら最終周回でアタックして4人のパックを崩したかったが、1周早く他選手に仕掛けられて、なおかつ弟である大喜にやられてしまった。  

優勝の山本大喜を中央に左が2位岡篤志、右が3位山本元喜 ©JCF

弟に負けたというよりは、“やっとここまで来たな”と感じている。本来持っている強さをようやく結果につなげたなと。判断が難しいレース展開だったが、自分自身としてはできるだけのことはやった3位だと思っている」

山本大喜が全日本チャンピオン…5年前の元喜に続き兄弟王座は史上初

第91回全日本自転車競技選手権ロードレースのエリート男子が6月25日に静岡県の日本サイクルスポーツセンターで8kmサーキットを20周回する距離160kmで行われ、山本大喜(JCL TEAM UKYO)が独走で初優勝した。

山本大喜(JCL TEAM UKYO)、2023全日本ロードチャンピオン ©JCF

レース序盤に形成された8人の第1集団に乗った山本大喜。チームメイトの岡篤志(JCL TEAM UKYO)や兄の山本元喜(KINAN Racing Team)らとともに終盤で先行し、さらにそのなかから単独になってゴールした。

山本大喜は初の全日本チャンピオン。3位に入った4歳年上の兄元喜は2018年の優勝者で、兄弟で全日本チャンピオンになったのは初めて。2位は岡でJCL TEAM UKYOがワンツーフィニ ッシュ。新城幸也(バーレーンビクトリアス)は厳しいマークにあい、思うように動けず8位でレースを終えた。

優勝の山本大喜を中央に左が2位岡篤志、右が3位山本元喜 ©JCF

女子エリート88km(8kmx11周回)は5 周目に単独先頭に立った与那嶺恵理(Human Powered Health)がそのまま独走。後続に7分以上の大差をつけて全日本チャンピオンに返り咲いた。

与那嶺恵理が2023全日本ロード優勝 ©JCF

重量わずか97gで超コンパクトで高性能な電動空気入れが登場

パンク修理の革命児となれる超コンパクトな電動空気入れ、CYCPLUS TINYPUMP CUBEブラック電動空気入れ(仏米対応)が発売された。日本の自転車専門店ではワールドサイクルと、R250を扱っている全国約50の小売店だけの発売。1万2650円(税込)。

これまでも携帯用電動ポンプは存在したが、ついに実用レベルの性能とコンパクトさを兼ね備えたアイテムが登場。重量わずか97g(シリコンケース別)で、どこにもでっぱりのない素直な長方形。しかもシリコンカバーが標準装備。

最大空気圧は100psi(6.9bar))。2023年時点の標準的なタイヤの太さの700x25なら十分なパワー。しかもわずか160秒(2分40秒)で充填完了。700x25cに80psi(5.12bar)ならわずか90秒で充填完了。

700x25cで80psiまでなら、およそ2本分空気が入れられる。万が一充電が切れても、別売りのモバイルバッテリーから約20分でフル充電完了。内蔵バッテリーは300mAhなので、一般的な5000mAhや10000mAhのモバイルバッテリーなら、何十回と充電できる。また、充電中は安全優先で使用できないようになっている。

CO2ボンベのように毎回使い切る必要はない。新品のチューブにほんの少しだけ空気を入れるのにも便利。

サドルバッグやツールケースの中での誤作動を防ぐ仕組み。空気を入れる時は、まずワンクリックしてパワーオン、3秒以内にダブルクリック。止めるときはワンクリックでスタート。単純に長押しだけだと誤作動の可能性があるからだ。

バッテリーの残量が一目瞭然のパイロットランプ。緑で80%以上、黄色で50~80%、赤で50%以下。

モーター音はそれなりにするが、ほとんどは室内ではなく屋外で使用するものなのでOK。従来品よりもやや音は静かだ。

急速に空気が入るタイプではないので、チューブレスタイヤの瞬間的なビード上げには期待できない。

待機時の電流は1uA以下と、ほとんど電力を消費しない。200回以上充電しても、スピードはわずか10%程度遅くなるくらい。充電ケーブルはUSB-C。

本体:アルミ 陽極酸化処理を施しており、汗などによる腐食を防ぐ耐食性、強度を高めている。

耐熱性を高めるシリコンケース付き。使用中はケースなしだとほんのり熱くなるので、必ず付属のシリコンケースをつけて使用する。他の電動ポンプのように、使用後に冷めるのを待って収納する必要がなく、空気入れ後すぐに乗り続けることができる。

最大空気圧:100psi(6.9bar))空気圧計はついていない。自身のタイヤに何秒くらいで入るかを事前に試して把握しておくのがおすすめ。

使用可能時間:約200秒 2本連続で入れる時は、少し冷ましてから使用する。
バッテリー:300mAh 7.4v
防水仕様ではないので、雨天時に濡れないように携行する。

仏式と米式に対応。初期状態は仏式バルブ。予備パッキンが1個付属。メーカー非公認だが、英式にも使用可能。ママチャリの空気を入れるのにとても便利。

サイズ:65 x 47 x28mm
重量:97g(シリコンケース、充電コード別)、116g(シリコンケース込)
保証期間:購入日から1年

●CYCPLUS TINYPUMP CUBE ブラック 電動空気入れ 仏米対応