自転車競技史上空前のメガイベントとして、夏季五輪の前年、4年ごとに開催されることになった13種目開催の世界選手権が英国のグラスゴーで8月3日に開幕した。日本勢は初日にパラサイクリング・トラック女子個人パシュートで杉浦佳子が優勝。世界チャンピオンになった。
1-2位決定戦に臨んだ杉浦は、中盤まで先行を許す展開となったが、後半に逆転して世界タイトルを獲得した。東京パラリンピック・ロード2冠の杉浦は、トラック種目において自身初の世界チャンピオンジャージ、アルカンシエルを獲得した。
「もう最高です! まだ実感がないです。今夜寝て、明日起きた時に夢でないことを確認してから喜びたいと思います。ありがとうございました」と杉浦。
トラック男子スクラッチでは窪⽊⼀茂が2年連続で2位
男子スクラッチ決勝15km(250mx60周)は24選手で争われた。優勝の行方は最後のスプリント勝負に持ち込まれ、窪木がこの種目2年連続で2位になった。
「2年連続の銀メダルで、昨年よりも悔しいですが、まず応援してくれた家族、チームメイト、関係者、日本のみなさんには本当に感謝しています。今回の目標はチームパシュートとマディソンで結果を残すことなので、それに向けてみんなの士気をあげられたと思うのでよかった」と窪木。
川本翔大がパラサイクリング・トラック個人パシュートで3位
男子C2個人パシュート3-4位決定戦は3km(250mx12周)で行われ、川本翔大が5周回目に入ったところで相手選手を追い抜き3位が決定した。
「狙っていた順位と違ってしまいましたが、銅メダルを獲れたことはよかったと思います。明日からもまだレースがあるので、ひとつひとつベストを出せるように頑張ります」と川本。
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