自転車の飲酒運転とながらスマホで違反の検挙率が増える予感

自転車運転中のスマートフォン使用(ながらスマホ)に対する罰則の強化や、これまで罰則の対象外だった酒気帯び運転が新たに処罰の対象になった。改正後に取り締まりを受けた運転者の事例も増えているので、自転車利用者は今一度法改正のポイントをチェックしておく必要がある。

出力オーバーの違法電動アシスト自転車も今後の社会問題となることは確実

通勤時間の短縮や運動不足の解消、環境負荷の低減など多くのメリットがあると言われる自転車通勤。都市部では、電動キックボードや電動自転車などのマイクロモビリティを活用する動きも増加。自転車やマイクロモビリティは徒歩と比べて移動が早く便利な反面、安全面が問題視されているのも事実。2024年11月1日に施行された道路交通法の改正により、自転車やいわゆるモペッドに対する規制が強化された。

道路上での接触事故、自動車専用道への乗り入れなどで問題視される乗り物も

将来の不安を解消する知識を広めるサイト「グッドカミング」が道路交通法改正への認知度に関するアンケートを独自で調査・集計している。

自転車運転中のスマートフォン使用や酒気帯び運転への罰則を「把握している」と回答したのは約9.7%(29人) 。「おおむね知っている」54.0%(162人) とあわせて、罰則について知っていた回答者は約79.7%だった。8割近くの回答者が認知している一方で、自転車運転に関する道路交通法の改正を 「全く知らなかった」層も約10.7%(32人) いた。

2024年11月の道路交通法改正に対する賛成意見

・自転車でのながらスマホの罰則が強化されたのは良かったです。傍から見ていてもヒヤヒヤするし、実際事故も起こっているので。
・自動車側としても、取り締まってほしいと思っていたので良かったです。無免許で乗れるキックボートとかも、しっかり取り締まってほしいです。

2024年11月の道路交通法改正に対する要望

・地方と都市で車の量に差があるから、法整備を分けてほしい。
・法規制が厳格化されるのは良い反面、高齢者の運転に関する規制も制定して欲しい。
・法整備に合わせた道路などの整備が見合っておらず車・自転車ともに危険だと感じる。
・車道を走れと決めるなら自動車→自転車への配慮義務も法整備すべきだし専用道路を増やしてほしい。
・交通規制を厳しくするのは賛成ですが、こんなに厳しくするなら自転車も免許制にした方が良いんじゃないかとさえ思いました。

自転車側の意見

・最近、自転車の法整備が厳しくなったため少し意識して安全運転しています。
・自転車が車道を走る決まりですが、自転車の通る所を車が幅寄せしてくるし、雨の日は危ないし、とても怖いです。
・事故防止のために必要な措置だと思うが、法整備で厳しくなって前より自転車でちょっとそこまで乗っていこうと思えなくなった。

法改正の周知について

・車の免許を持っておらず、もともと交通に関する法律や単語がわかっていない。今回の改訂も理解が及ばず不安だ。
・道路整備があまりされていない地域で法規制が強化され、何が正しいのかよくわからなくなったので徒歩通勤に変えました。