大阪府堺市にあるシマノ自転車博物館で「電動アシスト自転車誕生三十年展」が2025年4月22日から2026年3月22日まで開催される。会場は4F特別展示室。

ドライス男爵が開発した自転車の始祖ドライジーネが生まれたことで、人々は自由に楽に遠くへ早く行ける手段を手に入れた。そして19世紀後半にセーフティ型の登場以来、テクノロジーの発達とともに工業製品として自転車を進化させてきた。

人間の力による、純粋に移動手段を追及した乗り物が自転車だが、その自転車の弱点は坂道向かい風、荷物や子供の積載そして老若男女の体力差がある。自転車の手軽さ、利便性そして最も大事なペダルを踏んで走る爽快さを損なわず、効果的にその弱点を補うペダル踏力に連動した電動モーター駆動補助機能付き自転車が日本の技術者によって世界で初めて開発された。それが電動アシスト自転車だ。

発明から30年を経て技術の進化、利用形態の広がりを見せている多種多様な電動アシスト自転車を展示、解説。この特別展を通じて、電動アシスト自転車への理解がさらに深まり利用が広がるはずだ。
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