【ジロ・デ・イタリア】ウリッシがマリアローザをイタリアに…区間Vはプラップ

第108回ジロ・デ・イタリアは2025年5月17日、ジュリアノーバ〜カステルライモンド間の197kmで第8ステージが行われ、チーム ジェイコ・アルウラーのルーク・プラップ(オーストラリア)がグランツール初優勝を果たした。総合成績ではXDS・アスタナ チームのディエゴ・ウリッシ(イタリア)が首位に。プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)からマリアローザを奪った。

ウリッシが2025ジロ・デ・イタリア第8ステージで首位に ©Lapresse

ウリッシは第一集団に加わり、38秒遅れのステージ3位でフィニッシュ。総合1位のログリッチは4分50秒遅れのメイン集団でゴールし、ウリッシが首位に躍り出た。イタリア選手がマリアローザを着用するのは4年と4日、86ステージぶり。

2025ジロ・デ・イタリア第8ステージ ©Marco Alpozzi/Lapresse

走っていてマリアローザ獲得のチャンスがあることに気づいた

「信じられない一日だった。ブレークアウェイに入るためには大きな努力が必要だった。このステージは攻撃するのにぴったりだと知っていたので、私たちは計画に全力を尽くした。最終的には、(ルーク)プラップが強く、私たち二人に絞られた」とウリッシ。

「走行中に私が総合リーダー争いをする本当のチャンスがあると気づいたので、私は持てるすべてを出し切った。道端のファンたちは、私がマリアローザのために戦っていると叫んでいて、本当に素晴らしかった。36歳近くでマリアローザを着ることは忘れられない成果。これまでのキャリアの中で最も意味のある瞬間の一つであり、XDS・アスタナチームと共有できることを誇りに思う。このチームに参加することを選んだのは正しい決断であり、今日の結果が証明している。私たちは今、総合順位で1位と2位に座っているし、ロレンツォ(フォルトゥナート)も今日素晴らしいパフォーマンスを発揮した」

プラップが2025ジロ・デ・イタリア第8ステージ優勝 ©Lapresse

「今日5月17日はカザフスタン共和国のカシムジョマルト・トカエフ大統領の誕生日。XDS・アスタナチームはこの重要な機会に成果をあげ、大統領の誕生日を祝うことができた」と、ゼネラルマネージャーのアレクサンドル・ヴィノクロフ。

2025ジロ・デ・イタリア第8ステージで山岳賞を守ったフォルトゥナート ©Lapresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ディエゴ・ウリッシ(イタリア、XDS・アスタナ チーム)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDS・アスタナチーム)
マリアビアンカ(新人賞)フアン・アユソ(スペイン、UAEチーム、エミレーツXRG)

プラップが2025ジロ・デ・イタリア第8ステージ優勝 ©Lapresse