マヴィックジャパンは、ヤマハ発動機のサポートを受け、マヴィックニュートラルモト としてNIKEN GTを新たに1台導入した。これによりマヴィックのニュートラルサービスは、ニュートラルカーSUBARU LEVORG 2.0GT Eyesight 3台、ニュートラルモトYAMAHA TMAX 530 DX 2台、そして今回導入されるNIKEN GT 1台のさらに充実した体制となり、より多くのレースをサポートすることが可能となった。
どのレースにおいても同じハイレベルのサポート体制を整えられるようになることに加え、機動性が優れるニュートラルモトが3台体制となりフルラインナップすることで、マヴィックのブランドルーツとも言える「ニュートラルサポート」において求めていたベストサポートが実現。さらなるサービスの充実を図りたいという。
新型のマヴィックニュートラルモト YAMAHA NIKEN GTは10月19日(土)~20日(日)に開催された2019ジャパンカップサイクルロードレースでデビューした。
NIKEN GT(ナイケンGT )
今回導入されるYAMAHA NIKEN GTは、ニュートラルモトの新たな扉を開く。
ニュートラルカーとともにレースで全選手を支えるニュートラルモトは、山岳レースなどコース幅の狭いレースにおいて、ニュートラルカーでは対応が厳しい環境下でのサポートとして登場したのが発端であり、ロードレースでのあらゆるシチュエーションで起こるト ラブルにも対応するニュートラルサービスにおいて、より選手に近い存在として必要とされる機動力と安定性を誇る。
2輪フロントによる3輪バイクとなるYAMAHA NIKEN GTの最も大きなメリットはさまざまな路面状況での乗り手のテクニックをアシストするLMWテクノロジーを搭載したフロント2輪が生み出す、安定感とそれに支えられた高いコーナリング性能、そして長距離も快適に過ごせるクルージング性能。
時に細く、コーナリングが続くコースでの長時間に渡る高速レースにおいて、サービススタッフは、天候の影響や刻々と変化する自転車のスピードのアップダウンや激しい動き への対応が求められる。俊敏さと安定感と信頼性の高いバイクはサービスパイロットの体力的精神的な疲れを軽減し、過酷なレース状況下においてサービスパイロットがよりレースのインフォメーションに集中することが可能となる。
世界3大自転車レース(ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャ)の先陣を切った2019年2月、ジロ・デ・イタリアでデビューするや世界に認められた圧倒的な存在感をサイクルロードレースにおいてマヴィック・イエローモト YAMAHA NIKEN GTとして日本でも見られる。
■NEUTRAL SERVICE ~中立に技術サポートする
「ニュートラルモト」とは「ニュートラルサービス」において使用されるサービスバイクであり「ニュートラルサービス」とはすべての競技者がチームや機材、国籍に関係なく中立な技術サポートを受けられる仕組み。
マヴィックはこの取り組みを、世界各地、国内では年間80以上のレースやイベントで実施している。この全てのライダーを支えるイエローカー(MAVICカー)とイエローモト(MAVICモト)による「マヴィック・ニュートラルサービス」は、プロのレースシーンのみならず、アマチュアのレースイベントにおいても、トラブルをその場で解決すべく最善を尽くし、すべての選手たちが無事にゴールを切れるようにサポートしている。本国フランスでは1972年より、日本国内では1996年よりスタートしたこの取り組みは、マヴィックのブランドポリシーとも言える。
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