2月23日から3月1日まで予定されていた中国南部のツアー・オブ・ハイナンは、同国での新型コロナウイルスの流行により中止となった。国際自転車競技連合(UCI)が健康状態の懸念のため、中止を発表した。
2006年に創設されたツアー・オブ・ハイナンは、2020年から国際大会の第2カテゴリーであるUCIプロレースのひとつになった。2019年はアンドローニジョカットリ・シデルメックに所属し、ジロ・デ・イタリアで区間勝利したイタリアのファウスト・マスナダ(現CCC)が総合優勝している。
UCIは、中国自転車連盟の要請があり、国際大会に転向の余地があれば2020年に再スケジュールされる可能性があると述べた。
中国での次のUCIイベントは、5月7日から9日まで上海近郊で行われるワールドツアー女子レース。予断を許さない新型コロナウイルスの状況を念頭に置いて、UCIは「健康状況の動向と中国国内の自転車競技への影響をはかりつつ、中国当局と定期的に連絡を取っていく」と述べている。
日本では2003年5月18日から25日まで開催するはずだった第8回ツアー・オブ・ジャパンが新型肺炎・重症急性呼吸器症候群(SARS) のため大会開催中止になっている。
コメントを投稿するにはログインしてください。