スポーツ選手はもとより、防護性が高いことから世界各国の軍隊、警察、消防などが愛用するサングラス、ESS(Eye Safety Systems)が米国海兵隊武装偵察部隊(FORCE RECON)から表彰された。
2020年1月21日から24日までの4日間、米国ラスベガスで開催されたThe Shooting, Hunting, Outdoor Trade Show『SHOT SHOW』。これに出展していた ESSのブースに、U.S. MARINE CORPS FORCE RECONからESSの支援に対して寄贈された表彰楯が展示された。
ESSが米国海兵隊武装偵察部隊にとって重要なギアであることの証ともいえる。
FORCE RECONとはUnited States Marine Corps Force Reconnaissanceの通称で、偵察や情報収集を主任務とする海兵隊所属の特殊作戦能力保有部隊のこと。いわゆる「斥候」に特化した部隊で、偵察を主任務としながらも高い戦闘能力を持つことで知られている。
ESSはスポーツ選手も愛用
ESSは1998年に設立された。2003年のイラク戦争では、IED(即席爆弾)や地雷による爆発、破片飛散、閃光による被害などで目に障害を負って帰還した兵士が多かったようで、同社はそれをきっかけに兵士の眼を守る製品の開発を本格化。警察で使われる防護盾や、航空機、防弾窓などのポリカーボネート素材をさらに強化したバリスティックレンズ(弾道安全基準をクリアした素材)技術でアイウエア製造に特化。
現在では120カ国以上で製品の品質と価値が認められて採用され、米国防総省からは戦闘用アイプロテクション(バリスティックアイウエア)として認定されている。日本での輸入代理店はノーベルアームズ社。サバイバルゲームのトイガン用スコープのメーカーとして2006年に設立。同年に自衛隊の装備品として納入する目的でESSを輸入開始。本来は軍隊などプロ仕様であるアイウエアを一般販売し、サバイバルゲーム、オートバイ、自転車、登山、スポーツ一般などに売り上げを伸ばしている。
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