国際自転車競技連合(UCI)は3月18日、ロードレース国際大会を4月末まで開催しないことを発表した。また2020シーズン日程を再調整し、グランツール3大会とモニュメントと呼ばれる伝統レースを最優先としてシーズンを組み直していく。
自転車ロードレースが完全に休止した。テニスにおけるATPの決定と同様に、UCIが4月末まで国際カレンダーに登録されたレースを開催しないと発表した。この措置は、主催者、チーム、選手団体が出席した会議のなかで決定した。
新型コロナウイルス感染拡大を抑えることを最重要課題としながら、再開日のカレンダー調整にも動き出した。ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャ、ミラノ〜サンレモやパリ〜ルーベなどのサイクリングモニュメントを利用可能な日程に配置していく。
「(東京五輪などの)国際的なスポーツイベントの日程を考慮しながら、多くの人たちが見られるようなシーズン日程を考えていきたい」とUCI。
ロードシーズンは男女とも2020年11月1日まで延長される可能性があるという。また大会の重複もあり得るとした。レース運営は柔軟性をもって1チームあたりの出場選手数を変動させることも想定した。多くのチームが不参加となったパリ〜ニースで、チームは7人から8人の選手数に変更してスタートした前例がある。
トラック競技などそのほかの種目は今後議論を重ねていき、発表するという。
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