中東を舞台とした唯一のUCIワールドツアー大会、UAEツアーは2月22日に第3ステージが行われ、モビスターのエイネルアウグスト・ルビオ(コロンビア)が独走優勝。総合成績では世界チャンピオンのレムコ・エベネプール(ベルギー)が首位に立った。
自分の可能性を証明するために勝利がほしかった…ルビオ
この日はジェベルジャイスにゴールする山岳ステージ。この日が25回目の誕生日というルビオが単独で抜け出して初のステージ優勝をあげた。
「最後の上りで有力選手に追従することが目標だったため、勝利は想定以上だった。攻撃のチャンスもあったし、最後まで先を行くのに十分な力があった」とルビオ。
「後続集団が差を縮めていることは分かっていたが、安定したペースを保つようにした。残り1kmくらいまで実際にステージに勝てるとは思わなかった。今季はアルゼンチンで開幕して、UAEツアーでうまくやりたいと思っていた。自分の可能性を示したかったので、最高の結果になった。2023年がいい年になると確信している」
上りが毎年強くなりパンチャーを打ちまかせる自信はあった…エベネプール
エベネプールが14秒遅れのステージ2位に入り、総合成績で、前日首位に躍り出たイネオスグレナディアーズのルーク・プラップ(オーストラリア)を逆転して、エベネプールが初めて首位になった。
「今日達成したことはチームの士気にとっていいことで、今後のステージへのいい兆候だが、総合成績で7秒のリードはそれほど多くない。ゼロ秒のリードを持つよりはましだと思うけど」とエベネプール。
「ジェベルジャイスは急な上り坂であるため、最終日のジェベルハフィートとは異なる。私はあまり爆発的なクライマーではないが、毎年少しずつ強くなり、それが今日示された。トレーニングキャンプから、上り坂のスプリントで速いパンチャーを打ち負かすことができることはわかっていたけど、それに取り組むこと主な目標ではない」
大会は7区間で26日まで。