フィリプセン2連勝…マイヨベールの獲得を宣言
第110回ツール・ド・フランスは7月4日、ダクス〜ノガロ間の182kmで第4ステージが行われ、アルペシン・ドゥクーニンクのヤスパー・フィリプセン(ベルギー)が大集団のゴール勝負を制し、2日連続で優勝。大会通算4勝目。
フィリプセンはポイント賞でもトップに立ち、マイヨベールを着用することになった。
総合成績では、UAEエミレーツのアダム・イェーツが初日から4日連続で首位をキープしている。
ポイント賞のマイヨベールを最終日まで守りたい(フィリプセン)
この日は同地にあるポール・アルマニャックサーキットがゴール。優勝したフィリプセンは「まるでレーシングドライバーになった気持ちだ」と好調ぶりに気分がいい。「昨日からこのステージは勝利を狙っていた」。
スプリント王の称号であるポイント賞の緑ジャージ、マイヨベールも獲得し、「今大会はこのジャージを最後まで守り抜くのが最大の目標になる」と語った。
●4賞ジャージ
■マイヨジョーヌ(個人総合成績)アダム・イェーツ(英国、UAEエミレーツ)
■マイヨベール(ポイント賞)ヤスパー・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)
●マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ニールソン・ポーレス(米国、EFエデュケーション・イージーポスト)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
リゾートホテルを利用する協賛会社グループはいいなあ
大会3日目の午後にようやくフランス入りしたツール・ド・フランス。その日は黎明期からの伝統地であるバイヨンヌがゴール。レースが終わったあとは、一般客がなだれ込んだチームバス駐車場所の道路を慎重に運転しながら脱出。この日の宿は大西洋に近いリゾート地ということもあり、リゾートっぽい湖畔に面した三つ星のホテル過ごすことになりました。
すでにコフィディス社の一行が到着していて、そのうちに赤いオフィシャルカーの隊列も到着。首脳陣も泊まるような、このあたりでは立派なホテルのようでした。
ツール・ド・フランス取材の場合、ホテルに到着したらシャワーを浴びて、レストランに繰り出して、疲れて寝ちゃうという生活なので、ホテルの施設を利用するヒマもありません。ベッドがあればいいじゃんと考えていた時代もあって、高いお金を払ってまでいいホテルを確保する必要がどれだけあるのか。この日のホテルもスパがありましたが、まったく興味がなく、そして水着を持ってきていません。
周辺に安価なホテルが確保できないときは、高くてもアクセスのいいホテルのほうが疲れないし、やっぱり設備がいいと気持ちいいですよね。近年は計画的にいいホテルを予約してストレスを解消するようにしています。
ホテルは湖畔に面してテラスのソファ席などがあり、コフィディス社チームがピアノを引いたり、ビールを飲んだりしてくつろいでいました。彼らはスタート地点のビラージュで関係会社やその町の偉い人をアテンドするために帯同しているグループ。安ホテルを転々としている広告キャラバン隊とは異なり、優雅な23日間を送っています。
ホテルには2つのレストランが併設されていましたが、部屋で軽く飲食して、すぐに休息。翌朝6時には起きて湖畔をランニング。欧州入りしてちょっと身体に脂肪がついたような気がしますが、ランは快調です。シャワーを浴びてからしっかりと朝食。料金は2400円もしますが、朝こそいっぱい食べないと。
そしてゴールのノガロへ。闘牛場の横にビラージュがあり、町の人たちがおそろいの赤いバンダナを首に巻いて歓迎してくれました。
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