UCIコンチネンタルチームのキナンサイクリングは7月6日、愛知県新城市の作手(つくで)小学校にてウィーラースクール(自転車安全教室)を実施。同校3年生から6年生までの児童約70人を対象に、所属選手が指南役となり自転車と安全について学ぶ機会を設けた。
キナンではこのところ、本職であるレース活動のみならず、児童・生徒を対象とした安全講習にも注力し、自転車をより身近に、そして安心して乗れる環境づくりを目指している。この日は、チームのホストレース「KINAN AACA CUP」の開催や、各種イベント招待などで縁のある新城市でのウィーラースクール開催の機会が設けられた。講師を務めたのは山本元喜、椿大志、中西健児、山本大喜、雨乞竜己、中島康晴、新城雄大の7選手に、加藤康則ゼネラルマネージャー、石田哲也監督、南野求メカニックを加えた総勢10人。
約1時間40分にわたって行われた講習は、まず座学として自転車の危険性と注意すべき事柄についてクイズ形式で確認。加藤GMの進行に呼応するかのごとく、児童が次々と解答。自転車の安全に対する意識の高さが垣間見られた。
その後、自転車を用いての実技へ。「まっすぐ走ること」「しっかり止まること」を中心に、さらにはパイロンの間をぬって走るスラロームにも挑戦。児童は選手・スタッフのサポートを受けながら、設定された課題をこなしていった。
また、先生たちも児童とともに実技に参加。ひときわ大きな歓声を受ける先生たちの表情も真剣そのもの。よいところを見せようと、果敢にトライする姿が印象的だった。
そのほか、選手からの自己紹介やチーム活動のPRも行い、アジアのレースシーンや、6月24日の全日本選手権ロードレースでの山本元の優勝にまつわる話題では大きなどよめきも。児童・教員ともに、多岐にわたるチームの取り組みに興味を惹かれた様子だった。
講習の最後にはチームの応援グッズをプレゼント。児童からは安全な自転車乗車を、選手からは自転車に乗る際のお手本として、そしてレースでの活躍も合わせて約束する場となった。(Report:清水翠、Edit:福光俊介)
⚫関連ニュース
コメントを投稿するにはログインしてください。