WBIA(World Bicycle Industry Association)世界自転車工業連盟事務局が3月30日、「世界各国の政府に対して、必要なあらゆる健康衛生上の注意が尊重されることを条件として、COVID-19危機の最中も自転車修理業務の継続を許可するよう要請した」と記載したプレスリリースを世界中の自転車メディアを中心に配信した。
世界各国の自転車、電動自転車、部品およびアクセサリー業界を代表するWorld Bicycle Industry Association(WBIA・世界自転車工業連盟)は、世界各国のCOVID-19蔓延という状況下において、常に公式の公衆衛生保護規則を完全に尊重しながら、自転車および電動アシスト自転車の利用を奨励すべきと考えています。
People for Bikes(ピープル・フォー・バイクス)の Tim Blumenthal(ティム・ブルーメンソール)会長 「People for BikesはCOVID-19蔓延管理において地方、州および連邦政府が直面している先例のない課題を認識しています。私たちの組織は各政府に対して、あらゆる自転車店を「不可欠な事業」 として考え、交通またはレクリエーションのための自転車利用の継続を適宜許可するように要請することによって、この困難な時期における自転車業界の支援に尽力しています。そうした政府の決断によって多くの水準の経済的救済措置が企業にもたらされます。日常的生活において自転車が果たす、ますます重大で有益となる役割を取り上げた記事の数を目にして、私たちは励まされています。多くの人々が、いかに自転車が所要の場所に行くうえで優れた手段であり、また素晴らしいレクリエーション形態であることかを新たに発見しています。これと同時に、私たちはあらゆる自転車利用者ならびにあらゆる規模および種類の自転車業者を支援するために、できることを行っていきます」
All India Cycle Manufacturers’ Association (AICMA・インド自転車製造協会) 「私たちはCOVID-19危機の最中も、インド政府によって講じられている措置を考慮に入れながら、自転車修理業の継続を許可することを支持します。インドの人口統計、国内の何百万人もの恵まれない階級の人々による自転車利用、ならびに彼らをCOVID-19から感染防止および保護するうえでの現在の優先事項を鑑みると、自転車修理店を利用できることは極めて重要です」
Russian Association for the Development of the Bicycle and Motorcycle Industry (NADBM=ロシア自転車・ 自動二輪車産業開発協会)による説明 「この流行状況を理由として、モスクワはこれまでの年よりも1カ月早くバイク・シェアリング・シーズンを開始する決定をしました。世界各国の他の都市の経験によると、自転車が利用可能なことで公共交通機関の乗客数が減少します。疫学的状況を考慮すると、今年はバイク・シェアリングがかつてないほど重要です。また、運営者は消毒薬で自転車を処理することとなり、利用者もまたサドルとハンドルを除菌剤で拭くように推奨されます」
署名者 All India Cycle Manufacturers’ Association (AICMA・インド自転車製造協会) ‐ アジア、インド 一般社団法人自転車協会(BAJ) ‐ アジア、日本 Confederation of the European Bicycle Industry (CONEBI・欧州自転車産業連盟) ‐ 欧州、ベルギー Mexican Association of Bicycle Manufacturers, A.C. (ANAFABI・メキシコ自転車製造業者協会)‐ 北米、 メキシコ People for Bikes (PFB)(ピープル・フォー・バイクス) ‐ 北米、米国 Russian Association for the Development of the Bicycle and Motorcycle Industry (NADBM=ロシア自転車・ 自動二輪車産業開発協会) ‐ アジア、ロシア Taiwan Bicycle Association (TBA・台湾自転車協会) ‐ アジア、中華民国、台湾
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