リマールの最新ロードヘルメットが2人にお年玉プレゼント

LIMAR(リマール)ヘルメットお年玉プレゼントキャンペーンを開催している。取り扱い代理店の株式会社メニーズのSNSアカウントをフォローし、いいね!やリツートするなどで応募となる。抽選で2人に LIMAR の最新ロードヘルメット AIR ATLAS(エアーアトラス)をプレゼント。

応募方法はカンタン

①株式会社メニーズの SNS アカウントのいずれかをフォロー
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②キャンペーン投稿記事をリツイート(Twitter)、いいね(instagram、Facebook)

③下記の URL から申し込みフォームに入力
https://forms.gle/fm48EccjyuttRkwd7

当選者に後日メールで連絡。締め切りは2023年1月10日23:59 まで

AIR ATLAS(エアーアトラス)

定価:33,000円(税込)
M size : 54-58cm, 235g
Lsize : 57-62cm, 260g
アジアンフィット
JCF公認ヘルメット

LIMAR史上最もエアロダイナミクスに優れながら、17個のベンチレーションホールが設けられオールシーズン活躍。取り外し可能なUFOというパーツによって空力性能をアップ。マグネットバックルシステムでスムーズな着脱。クラス最高レベルの軽量性を誇る。

冬場にシクロクロスで鍛えた選手はツール・ド・フランスでも強い

自転車を使った障害物競走、シクロクロスがシーズン真っ盛り。どんなに外気温が低くても体がしっかりと温まる冬場の自転車競技は、この時期の欧州が主戦場。全14戦のワールドカップシリーズが週末ごとに開催されている。12月11日にアイルランドのダブリンで行われた第9戦では、ワウト・ファンアールト(28)=ベルギー=がアクシデントを乗り越えて優勝した。

シクロクロスW杯第9戦を制したファンアールト ©Kristof Ramon / Red Bull Content Pool

不屈のベルギー魂でファンアールトがアクシデント克服

シケインと呼ばれる立板を飛び越えるセクション、激坂、階段、砂場など変化に富んだコースが設定される。これが自転車を使ったクロスカントリーレース、シクロクロスの舞台設定だ。エリート男子1時間、女子40分と競技時間こそ短いが、想像以上にハードで、あっという間に汗がしたたり落ちるほどの激しい運動量である。

12月24日に行われたワールドカップもファンアールトがピドコックを抑えて優勝した RedBull Content Pool // Kristof Ramon / Red Bull Content Pool

緯度の高い欧州は冬になると日本よりも冷え込みが厳しい。そんな時期に「待ってました」とばかりに開催されるスポーツだ。夜の寒さで凍結した牧草地は太陽の上昇とともに泥地獄となり、選手たちの行く手を阻む。泥づまりで動かなくなった自転車は、ピットでの交換が認められる。選手をサポートするメカニックは、渡された泥だらけの自転車を素早く水洗いして次の交換に備える。

過酷な自然環境に強いと言われるベルギーやオランダ勢が強さを発揮する。第9戦で勝利したファンアールトはロードチームのユンボ・ビスマに所属し、2022年7月のツール・ド・フランスでは区間3勝、首位のマイヨジョーヌを4日間着用、そしてエースのビンゲゴーを鉄壁アシストして総合優勝に導いた。

シケインを走るピドコック。手前で自転車から飛び降り、クリアしてすぐに飛び乗る ©Twila Federica Muzzi / Red Bull Content Pool

今回の第9戦ではレース途中、ファンアールトは立ち往生を余儀なくされた。他選手をアシストするメカニックが不注意で落としたボロ布が変速機に絡まったのだ。ピットまで逆走で戻って自転車を交換し、先行していたトップに追いつき追い抜くとそのまま独走で優勝した。

「これがシクロクロスだよ。ゴールまで何が起こるかわからない。想像以上にハードなレースだったよ」

泥だらけの顔を拭い、新しいジャージーに着替えて登場した表彰台に、ファンアールトはアクシデントの原因となったボロ布を両手で広げながら不運をアピール。それでも「ダブリンの観客に熱いバトルを楽しんでもらえてよかった」と笑顔を見せた。

砂地獄を走るファンアールト ©Kristof Ramon / Red Bull Content Pool

現在開催中のシリーズは10月9日に開幕し、2023年1月22日の最終戦まで行われる。2月5日にはシーズン総決算として世界選手権がオランダのホーヘルハイデで開催される。第8戦ベルギー・アントワープで勝ったマチュー・ファンデルプール(オランダ)は2021ツール・ド・フランスでマイヨジョーヌを6日間着用した若手選手。世界選手権連覇に挑むトム・ピドコック(英国)は2022ツール・ド・フランス最難関のラルプデュエズで独走優勝している。冬場にハードレースで鍛え上げた選手たちは夏にも強いのだ。

シクロクロス専用バイクの特徴は

世界チャンピオンの虹色ジャージーを着用するピドコック ©Twila Federica Muzzi / Red Bull Content Pool

シクロクロスで使用する自転車はドロップハンドル装備のロードレース用とほぼ同じ。泥沼や砂地で埋まらないように極太タイヤを選択。車輪軸につけられたディスクブレーキは泥に干渉しにくいので有利になる。自転車を担ぐこともあるのでボトルは装備せず、給水なしで走り抜く。

自転車10大ニュースは自転車安全利用や取り締まり強化が上位に

自転車活用推進研究会が選んだ「自転車10大ニュース」が12月26日に発表された。トップニュースは「警視庁が15年ぶりに自転車利用安全五則を決定」。

①警察庁が15年ぶりに自転車利用安全五則を改定。より具体的な内容に進化…128ポイント
②全国で自転車の取り締まりを強化。東京都でも10月31日から強化が始まる…118ポイント
③全国でサイクルトレイン増える。期間限定ではなく通年営業する路線も増加…96ポイント
④自転車保険の義務化を決定する自治体が増える。全国平均で加入率6割超え…82ポイント
⑤11月23日レインボーライド開催。倍率398倍というプレミアムチケットに……67ポイント
⑥AppleマップやYahoo! マップ上で自転車による経路検索が利用可能となる…66ポイント
⑦警察庁が良好な自転車交通秩序に向けた総合対策の更なる推進の通達を出す…64ポイント
⑧シマノが自転車博物館を大仙公園内から堺東駅付近へ移転して新築オープン…44ポイント
⑨4年ぶりにサイクリングしまなみが開催され、約7000人が多島美を楽しむ……39ポイント
⑩ツール・ド・フランスへ向けてJCL日本国籍ロードレースの新チームが始動…37ポイント

2022年に起きた自転車関連ニュースから28本を同理事会で選び、オンライン投票で10本に絞った。警察庁が15年ぶりに自転車安全利用五則を改定し、おざなりになっていた取り締まりの強化を進めていくことが最大の関心事に。

中止していたイベントも感染対策を講じて再開が相次ぎ、ようやく集まれるようになった。自転車を電車やバスに積載する方法が多様化して定期運行されるようになってきた。自転車保険を義務化する自治体が増えたことや高額賠償事例が周知されたことから全国で加入者が6割を超え、「たかが自転車」と思われていた時代が過ぎゆくことを実感する。

●自転車活用推進研究会のホームページ

八村塁が自らデザインしたキャノンデールバイクを母校バスケ部に寄贈

キャノンデール・ジャパンと2年間のパートナーシップ契約を締結しているプロバスケットプレイヤー八村塁(はちむらるい)が、キャノンデールデザインチームとともに自らがデザインしたクロスバイク『Quick 3 Rui Edition』を母校「奥田中学校」の後輩へ寄贈した。

八村は、コロナ禍で思うように練習ができなかった中学校生活のことを聞き、恩師坂本コーチに後輩へのプレゼントを提案。自転車がもたらす素晴らしさをみんなと分かち合いたいと語る八村の思いを母校バスケットボール部後輩に託すかたちで夢が実現した。

奥田中の後輩は「今までこんなに軽いバイクに乗ったことがない。とても新鮮な気持ち」とコメント。

「このバイクに乗って来年の春には、富山県外までサイクリングをしてみたい。八村先輩からプレゼントされた自転車を大切に乗り続けていきたいと思います。春になったら高校に乗っていきます。八村先輩、ありがとうございます」

●キャノンデールのホームページ

コルナゴバイクをキナンレーシングが2023年シーズンから使用

KINAN Racing Teamが2023年から、アキボウのサポートを受けてコルナゴ社のバイクフレームを使用し、国内外のレースを走っていくことになった。

コルナゴバイク

タデイ・ポガチャルも愛用するイタリアブランド

「1954年の創業以来、勝つためのレースバイクを作り続けた創業者エルネスト・コルナゴは、常にレース現場に出向き、これまでに250のプロチーム、4000を超えるプロサイクリストの活躍を支えてきました」とアキボウ。

「数多くの世界選選手権、オリンピック、ワールドツアーレース、クラシックレースでの勝利を収めてきたことで、今やイタリアを代表するトップブランドとして君臨しています。

しかしながら、ツール・ド・フランスだけはなかなか手中に収めることができませんでした。創業から66年の2020年にUAEチームエミレーツ所属のタディ・ポガチャル選手がコルナゴ V3-RS を駆って見事優勝し、翌2021年も優勝して2連覇を達成しました。ポガチャル選手にスーパーバイクと言わしめたコルナゴバイクは選手のパフォーマンスを最大限に発揮するためのレースバイクブランドです」

12月17日のキックオフ会でコルナゴバイクの使用を発表

ビッグレースでの活躍により世界規模で人気が高まっているコルナゴファミリーの一員となることは、KINAN Racing Teamにとってこのうえない喜びだという。サポートのアキボウ、さらにはコルナゴ社との連携を日々強化し、レースをはじめとするチーム活動が一層充実するよう努めていきたいという。

2023年のシーズンインから当面はV3-RSフレームを使用する。12月17日に行った「KINAN Racing Team Kickoff Meeting 2022-2023」でコルナゴ社バイクフレームの使用を発表し、会場内はファン・関係者からの驚きと喜びの声があがった。

「多方面へと広がる反響をモチベーションに、チームは“勝つためのバイク”とともに新たなシーズンへと向かっていきます」と同チーム。

●コルナゴの日本語ホームページ

2024年はツール・ド・フランス初のイタリア開幕…ボッテッキア初優勝から100年

2024年に開催される第111回ツール・ド・フランスは、6月29日にイタリアのフィレンツェで開幕する。イタリアをスタートするのは史上初めて。オッタビオ・ボッテッキアがイタリア勢として初優勝した1924年から100年の節目になる。

アルプスのアニェル峠。右がイタリア、左がフランス。2011年第17ステージ

パリ五輪イヤーの2024年はこれまでにない展開に

2024年はパリ五輪がツール・ド・フランス終了のわずか5日後、7月26日に開幕するため、ツール・ド・フランスの最終到着地が史上初めてパリではなく地中海沿岸のニースとなったことは、すでに12月1日に発表されていた。今回はそれに続く最初の3日間の日程が明らかになった。

12月21日にツール・ド・フランスのディレクター、クリスティアン・プリュドムがイタリアのテレビ局RAIの番組に出演して明かした。

2024年のツール・ド・フランス最初の3ステージ

  • 6月29日(土)第1ステージ:フィレンツェ(フロランス) > リミニ 205km
  • 6月30日(日)第2ステージ:チェゼナティコ > ボローニャ(ボローニュ) 200km
  • 7月1日(月)第3ステージ:ピアチェンツァ(プレザンス) > トリノ(テュラン) 225km
    カッコ内はフランスでの地名表記

大会はエミリアロマーニャ州で始まる。フィレンツェからアドリア海沿岸のリミニまでの集団スタートレースが第1ステージとなった。ゴールのリミニは2004年2月15日、滞在型アパートの一室でマルコ・パンターニが命を落とした場所である。翌日はパンターニの生まれ故郷であるチェゼナティコをスタート。ボローニャまでの第2ステージが行われる。第3ステージはピエモンテ州の田舎道を走って、トリノにゴール。

2024ツール・ド・フランス最初の3ステージはイタリアを走る

ツール・ド・フランスが初めてイタリアを訪問したのは第2次世界大戦後の1948年。マルセイユからイタリアのサンレモにゴールするステージが最初だった。これまで23ステージがイタリアを訪問した。最後の訪問は2011年にピネローロを訪れた。

2008ツール・ド・フランスもイタリアを訪問した

少なくとも4カ国訪問。五輪イヤーにふさわしい国際性

初日はどれも標高1000m以下ながら丘陵地が連続し、獲得標高は3700m。ジュリアン・アラフィリップなどのタイプが飛び出してマイヨジョーヌをねらっていけるようなコースだ。第3ステージのトリノはジロ・デ・イタリアで常にスプリンターたちの争いになるゴールだ。

この3日間がイタリアでのステージとなり、今回発表されたのはここまで。第1ステージの終盤でサンマリノ共和国内の峠に登ることから、最終日の第21ステージのスタート地モナコと合わせて少なくとも4カ国で開催される。五輪イヤーにふさわしい国際性をもたせている。

これまでのイタリア勢の総合優勝者は7人

2024ツール・ド・フランスのコースを報じるニュース

2023ツール・ド・フランスの最終ゴールはニース ©Philippe_Viglietti
最終ステージの個人タイムトライアル出発地がモナコになった。12月3日にモナコのアルベール国王が明かした ©Axel Bastello