自転車事故をどう減らす? NHK総合で9月23日夜放送

1ミリ革命「自転車事故をどう減らす?」が2021年9月23日にNHK総合夜7時30分から放送される。暮らしの中にある悩みや課題に、あの手この手の社会実験で挑み、視聴者と解決を目指す、新しいプロジェクト。

考えるのが難しい遠い話も徹底的に自分事にして、「この発想はなかった!」のタネをまき、1ミリでも社会がよくなるお手伝いをする番組。第1回のテーマは「自転車事故を減らす!」。発明キッズ・芸人・ゲームクリエーター・市役所職員・自転車メーカーなどさまざまなプロのアイデアが結集する。


出演は1ミリ革命委員会メンバーのバカリズム(お笑い芸人)、村上佳菜子(プロフィギュアスケーター)、宮田裕章(慶應義塾大学教授)。

●NHKの番組詳細サイト

中村輪夢連覇、内藤寧々初V…全日本BMXフリースタイル選手権

第5回全日本BMXフリースタイル選手権のパーク種目エリートクラスが9月19日、岡山県岡山市の旧内山下小学校内特設会場で開催され、男子は東京五輪代表の中村輪夢(ウイングアーク 1st)が3年連続4回目、女子は内藤寧々(第一学院高)が初優勝した。

初タイトルを獲得した内藤寧々 ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

新型コロナウイルスにより全日本選手権の開催延期や開催地変更が続く中、国内自転車競技で は2021年初となる全日本選手権の開催となった。

エリート男子は12選手が出場 ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

第1ラン最下位の中村が第2ランで最高得点をマーク

台風14号の影響によりスケジュールが順延したため、男子の予選は実施せず、エントリーした12選手による決勝のみでの開催となった。決勝は各選手から高難度のトリックが繰り出される中、大会2連覇中の中村は、1ラン目のバイクトラブルにより12位スタート。それでも2ラン目にはミスのないライディングで91.00点を出し、大会3連覇、自身4度目となる日本一のタイトルを獲得した。

中村輪夢のトリック ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

「1ラン目でのバイクトラブルは、東京オリンピックでミスをしたトリックと同じだったこともあり、正直焦る気持ちがあった」と中村。

「プランが崩れた状態から2ラン目で各トリックを決められたことは、今シーズンの課題でもあったので満足している。次の国際大会のめどはたっていないが、いつ出番が来ても結果を出せるようにトリックの開発を含めて準備していきたい。最後に無観客開催ではあったが、次の挑戦へ向けたスタートとなる今大会の開催実現に感謝している」

中村輪夢が3年連続4回目の全日本チャンピオンに ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

15歳の内藤が五輪代表大池を僅差で上回った!

女子は、2020年の13−15 歳クラス覇者で、2021年よりエリートカテゴリーへと上がった内藤が、大会4連覇中であり国内シーンを牽引している大池水杜を1.33点上回る得点を出し、女子では最年少となる15歳での国内チャンピオンとなった。

大池は東京オリンピックでメイクできなかった新技「バックフリップ・クロスアップ」に挑戦したが転倒し、スコアを伸ばせず大会連覇がストップした。

BMXフリースタイルパークに参加した女子選手 ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

「今大会直前の1週間に実施した合宿で習得に取り組んだトリック、Turn Whip(エアーターン・テイルウィップ)を、前回参戦した大会では失敗してしまったが、今日は2ランともに成功したことがうれしかった」と内藤。

「そしてこれまでエリートカテゴリーを目指してきて、初の全日本でタイトルを取れたことにビックリしている。 次は課題である本番でのパフォーマンス発揮をより磨いて大会で活躍したい」

日本チャンピオンジャージを着る内藤寧々と中村輪夢 ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

2位の大池は、「自分のミスによる結果のため、悔しい気持ちはあるが、後輩の選手がステップアップしてきたことはうれしい」という。

「2ラン目で勝つための安全なルーティーンを選ぶこともできたが、他のライダーの走りからチカラをもらい、東京オリンピックでできなかったトリックに挑戦することを選んだ。次のパリオリンピックに向けて再出発となるが、負けるつもりはないので練習に励みたい」

背割堤で9社試乗会…辻善光ライディングセミナーも開催

京都八幡・さくらであい館前広場と背割堤で11月28日に9社同試乗会が開催される。この背割堤は、川・宇治川・木津川が合流し淀川となるエリアでサイクリングロードのハブと言える存在。多くのサイクリストが集う場所として、近畿圏では知られている。

背割堤は桂川・宇治川・木津川が合流して淀川となる場所だ

出展予定ブランドは、macchi、MULLER、毘沙バイク、ASTER Bikes、DIZO BIKE、Cervelo、MASI、Tommasini、Casati、Calamita、Novatec、Ciclovation、GUSTO、KHS、MANHATTAN、BIXXIS、CICLI DRALI MILANO、TIRALENTO。今回は試乗のみならず、物販も行う。

さらに元プロロード選手でもあり現プロコーチの辻善光ライディングセミナー(有料)も開催される。

開催日時=2021年11月28日(日)9:30~16:00
*試乗の受け付けは15時で終了
*ライディングセミナー 午前の部 AM10:00~ 午後の部 PM14:00~(座学と実技)
場所=京都八幡市・背割堤地区(一部さくらであい館前広場)
費用=無料
*試乗希望者は、京都府条例により日常生活賠償責任保険(自転車保険)の加入が必要
辻善光ライディングセミナー費用3000円(当日受け付けで集金)
試乗機種=ロードバイク・タンデム
その他=少雨決行
出展企業=Macchi Cycles、シックスコーポレーション、東商会、UCCO、KHS ジャパン、越後繊維、エムティシー、La Mecca GK、ACTIONSPORTS
主催=上記出展各社による合同試乗会実行委員会
協力=淀川河川公園管理センター

●試乗会の申し込みフォーム
ライディングセミナーの申し込みフォーム

ログリッチ3連覇、新城幸也チーム賞に貢献…ブエルタ・ア・エスパーニャ

ブエルタ・ア・エスパーニャが2021年8月14日から9月5日まで開催され、ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が総距離3417kmの激闘を制して大会3連覇を達成した。日本から唯一出場したバーレーンビクトリアスの新城幸也はチーム優勝に貢献。23日間の長丁場で行われる三大大会で15回目の完走を果たした。

巡礼地サンティアゴデポンポステーラの大聖堂前に立つログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2021

ログリッチに始まりログリッチに終わった

強さと弱さが紙一重で同居する。そんなログリッチの強い一面がスペインでは見られる。まずは大会初日、東京五輪で金メダルを取った得意種目である個人タイムトライアルでトップタイムを記録した。第3ステージで伏兵に首位を譲ったものの、深紅のリーダージャージ、マイヨロホは常に射程。第6ステージで再び首位に。第10ステージでその座を失うが、翌日に今大会2勝目。そして終盤の勝負どころである第17ステージで独走勝利し、みたび首位に躍り出るともうその座は失わなかった。

ログリッチが第17ステージで優勝し、総合成績でも首位に ©PHOTOGOMEZSPORT2021

「もちろん難しいレースで、困難な上り坂もある。でもライバルと競り合いをしている瞬間は楽しいよ」とログリッチ。建造800年のブルゴス大聖堂前で開幕した2021年の大会はログリッチで始まり、聖書に登場するシャコベオ(ヤコブ)の聖年を迎えた巡礼地サンティアゴデコンポステーラにゴールした最終日の主役もログリッチだった。最終日の個人タイムトライアルでもログリッチが優勝し、貫禄の総合優勝に花を添えた。

左から山岳賞のストーラー、総合優勝のログリッチ、ポイント賞のヤコブセン、新人賞のマーダー ©PHOTOGOMEZSPORT2021

ログリッチは弱さを露呈させるときもある。2020ツール・ド・フランスでは初優勝に王手をかけながら最終日前日の個人タイムトライアルで同胞ポガチャルに逆転負け。2021年のツール・ド・フランスにはその雪辱を期して乗り込んだが、序盤に落車。ケガの回復に専念するため大会8日目にリタイアした。すでに32歳。チーム内では次世代選手の活躍が際立つ。今季後半戦のログリッチは背水の陣だった。

回復が遅れ、一時は東京五輪も絶望視された。7月24日に行われた五輪ロードレースでは案の定いいところがなかった。ところが日々体調が上向き、28日の個人タイムトライアルで金メダルを獲得。上り調子でスペイン入りした。こうなるとログリッチにかなう選手はいない。

ログリッチの活躍によりスロベニアでは自転車が盛んになり、強豪国になった。そんな立役者が次にねらうのは9月19日に開幕する世界選手権ロードだ。

深紅のマイヨロホを着るログリッチ ©PHOTOGOMEZSPORT2021

プリモシュ・ログリッチ
1989年10月29日生まれ。8月末時点の世界ランキングは3位。2019・2020・2021ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝。2020ツール・ド・フランス総合2位、ジロ・デ・イタリア区間通算3勝。東京五輪タイムトライアル金メダル。元スキー競技ジャンプ選手。

総合優勝のログリッチを中央に左が2位エンリク・マス、右が3位ジャック・ヘイグ ©PHOTOGOMEZSPORT2021

新城幸也がグランツール出場15回にして15回目の完走

新城はチーム最年長のまとめ役として出場。最終成績は4時間42分59秒遅れの総合116位だが、チームメートを献身的にアシスト。総合成績の上位をねらったエースのミケル・ランダ(スペイン)は序盤でリタイアしたが、新城自身も初めてというチーム優勝を勝ち取った。さらにジャック・ヘイグの総合3位、ジーノ・マーダーの新人王にも貢献。ツール・ド・フランスとジロ・デ・イタリアを加えた三大大会に15回出場し、全完走という安定感も見せた。

チーム優勝はバーレーンビクトリアス。右端が新城幸也 ©PHOTOGOMEZSPORT2021

2021ブエルタ・ア・エスパーニャ出場176選手

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大迫傑がロードバイクの魅力、ランとの共通点を語った

マラソン男子の日本記録を2度も更新し、東京五輪で電撃的に陸上競技選手活動を引退した大迫傑が、スペシャライズドでBODY GEOMETORY(ボディジオメトリー)を体験。インタビューでは欧州遠征時に目撃したツール・ド・フランスのこと、最新技術を使ったフィッティングシステムを体験してこれから始めようというサイクリングへの意気込みなどを語った。

オンラインでインタビューの受け答えをする大迫傑

Body Geometry(ボディジオメトリー)は、すべてのライダーの快適性を高め、パフォーマンスを向上させ、怪我のリスクを減らすというスペシャライズドのやりかた。グローブ、シューズ、サドルなどライダーとバイクが一体となるあらゆるタッチポイントで、イノベーションを起こしてきた。

スペシャライズド・ジャパンはBody Geometryでより多くのライダーを快適にするキャンペーンを開催するが、それに先立ち大迫に製品の体験と自身とバイクのかかわり方やトレーニングの考え方、日本と米国の違い、今後の展望などを語ってもらっている。

同社はさらに2021年9月16日から10月15日までの期間、「Body Geometryで快適なライドを」と題し、同社製品のSNS投稿キャンペーンを行う。

細かいフィッティングによりBody Geometry製品のサイズとポジションを調整する大迫傑

応募方法◆
1.スペシャライズドのBody Geometry製品の実物を撮影
2.InstagramもしくはTwitterで#ボディジオメトリーをつけてBody Geometry製品の写真を投稿 当選者にはDMが送られるので、スペシャライズド・ジャパン公式アカウント( https://www.instagram.com/specialized_japan/ もしくは https://twitter.com/specialized_j )のフォローが必要。アカウントを非公開設定にしている場合は応募対象外。 

◆応募受付期間◆
2021年9月16日(木)~2021年10月15日(金)

◆賞品・当選者数◆
賞品:限定Tシャツ(非売品)
当選者数:Instagram、 Twitterからの応募で抽選20名

◆応募資格◆
以下のすべての条件を満たす人
○日本在住で、かつ賞品の届け先が日本国内
○InstagramのアカウントまたはTwitterアカウントを持っている人

●スペシャライズドの大迫傑インタビュー

四万十川源流の森の国「水際のロッジ」でeバイクのレンタル

四万十川源流、森の国「水際のロッジ」が9月19日から宿泊者に向けてeバイクのレンタサイクルサービスを開始する。所在地は愛媛県北宇和郡松野町目黒、滑床渓谷にある。

四万十川の沈下橋を走る

愛媛県で一番小さな町、松野町は国の重要文化的景観として認定された奥内の棚田や、四万十川の源流が流れ、野生動物も棲みつく滑床渓谷など自然豊かな美しい町。滑床渓谷国立公園内にある宿泊施設「水際のロッジ」は2020年3月のオープン以来、美しい自然環境を活かし、大人もこどもも楽しめる野外アクティビティを提供してきた。

滑床渓谷周辺に自生する森の植物や動物の鳴き声、水のせせらぎ、風を五感で感じてほしいとの思いから、山の上の滑床渓谷でeバイクのレンタサイクルを開始した。自転車移動は車移動では味わいきれない「森の国」の大自然の恵みを存分に味わうことができる。また、eバイクで移動するからこそ、町中を駆け巡りながら気軽に立ち止まり、地元に住む人と挨拶や会話をする機会も増え、コミュニケーションの促進にもつながる。

そのまちの人との関りも旅の楽しみに

eバイクは地球にとってエコロジーな乗り物で、地球温暖化を解決する手段の一つとして世界中で注目されている。水際のロッジでの貸出サービスでは健康にも環境にもいいeバイクが、快適な移動を実現するツールになりながら、限界集落である松野町「森の国」の魅力を伝える役割を担う。

ロッジのすぐ横を清流が流れている

貸出期間:9月19日~(冬季は休業)
貸出時間:7:00~17:00(5台限定)
貸出料金:1000円(税込)/1時間
貸出/返却場所:「水際のロッジ」フロント
貸出対象:身長147cm以上(小学3年生以上)
貸出機種:ドイツのサイクルメーカーTernが展開するVEKTRON S10を採用。サドルとハンドルが上下に調整可能で、147~190cmまでの身長に対応可能。フレームが低いため小柄な人でもサドルを跨ぎやすく、女性だけでなく子供も乗ることができる。電動ユニットはドイツの部品メーカーBOSCH社の最新システム「Active Line Plus」を搭載し、アシストモードは5段階で切り替えでき、最長100kmのアシスト走行が可能。半分に折りたたむことができ、畳むと410×860×680mmとコンパクトサイズになるため、車に乗せて少し遠くのエリアでサイクリングを楽しむことも可能。

ドイツのサイクルメーカーTernが展開するeバイク、VEKTRON S10

四万十川源流、 森の国「水際のロッジ」
水際のロッジは、日本最後の清流と呼ばれる四万十川源流、目黒川のほとりにある。この水のように気ままに生きてみたくなる。そんな新鮮な気持ちにさせてくれるロッジ型の宿泊施設(客室数10室)。 
所在地:愛媛県北宇和郡松野町目黒 滑床渓谷
電話番号:0895-43-0331
水際のロッジのホームページ

四万十川源流、 森の国「水際のロッジ」