ミヤタサイクルが人気eバイクモデルに新タイプを追加発売

ミヤタサイクルは、2022モデルとして発表しているMIYATAのeバイクシリーズ「CRUISE i 6180」、「ROADREX i 6180」 に加え、新たに「CRUISE i 5080」、「CRUISE i URBAN 5080」、「EX-CROSSe’22」を発売した。

MIYATAの人気eバイクモデルに新タイプが登場。クロスバイクタイプの「CRUISE」は、すでに発表している「CRUISE i 6180」に加え、新たにShimano STEPS E5080とインチューブバッテリーを搭載した「CRUISE i 5080」と、ステップインフレームを採用した「CRUISE i URBAN 5080」の2車種を発売。

また、SR SUNTOURの後輪アシストユニットを搭載した「EX-CROSSe」シリーズも 「EX-CROSSe‘22」としてスペック、カラーを変更して新登場。現在発売中の「CRUISE i 6180」、「ROADREX i 6180」、「RIDGE-RUNNER シリーズ」とあわせた計8モデルでの展開で、ユーザーのニーズに合わせて選べる。

シティコミューターE クロスバイク「CRUISE i 5080」

インチューブバッテリーのシティコミューターE クロスバイク「CRUISE i 5080」(ライトブルー/パールホワイト)

○標準現金販売価格(税込価格):31万3500円
○サイズ:43 ㎝(適応身長:155~180cm) 49 ㎝(適応身長:170~190cm)
・ドライブユニット『STEPS E5080』×インチューブバッテリー
・最大 40Nm の出力の Shimano STEPS E5080 を搭載。
・インチューブバッテリーを採用し、低重心化&デザイン性 UP
・シティライドからロングライドまで幅広く走りを楽しめるフレーム設計とスペックを採用
・Shimano 製油圧式ディスクブレーキを採用し、しっかりとした制動力を発揮

ステップインモデル「CRUISE i URBAN 5080」

インチューブバッテリー採用のステップインモデル「CRUISE i URBAN 5080」(アイスブルー)

○標準現金販売価格(税込価格):34万6500円
○サイズ:42 ㎝(適応身長:155 ㎝~)
・ドライブユニット『STEPS E5080』×インチューブバッテリー
・最大出力 40Nm の Shimano STEPS E5080 を搭載。ストップ&ゴーの多い街中でも快適なアシスト性能。
・乗り降りしやすいステップインフレームを採用。
・ドロヨケやチェーンケース、サークル錠を標準装備し、街乗りに最適。
・バッテリー直接給電式のオリジナル砲弾レーザービームを装備。

CRUISE i URBAN 5080(クリアブラック)

快速バイク「EX-CROSSe’22」

EX-CROSSe’22(サテンシルバー)

○標準現金販売価格(税込価格):17万6000円
○サイズ:43 ㎝(適正身長:158cm~)
・ドライブユニット『SR SUNTUOR HESC リヤモーター』
・ストップ&ゴーの多い街乗りに最適なパワフルアシストが軽快さを発揮。
・お手頃価格で初めての E-BIKE デビューにもオススメ。
・豊富なカラーラインナップ
・ドロヨケやスタンド、バッテリーから直接給電タイプの LED ライト、サークル錠を標準装備。

自転車店の店員がオフロードバイクのことを学ぶセミナー

自転車販売店の店員がMTBをはじめとするオフロード用自転車の性能やセールスポイントを学ぶ「SBAAオフロードバイクディーラーサミット」が11月17日、栃木県宇都宮市で開催された。プロ選手やメーカー技術者が講師となり、一般的に見れば「自転車のプロ」である店員を指導する。主催する自転車協会には、まだ市場拡大の余地があるオフロード用自転車の取り扱い店を増やしたいという戦略がある。

ライディングスクール。初めてMTBに乗るという自転車店員も

オフロードバイクに関する知識がない販売店スタッフも多い

消費者向けの試乗会や講習会ではなく、いわゆる「B to B」と言われる関係者向けのイベントだ。自転車メーカーと販売店員が直接対話できる機会としてこのサミットが始まった。自転車を販売する人にオフロードバイクの魅力を感じてもらい、最新情報を知ることで店頭での積極的な販売につなげてもらいたいというねらいがある。

電動アシストパワーで激坂をグイグイと上る

自転車屋なら自転車のことは知っているだろうと思いがちだが、「一般的な自転車店からするとスポーツバイクといったらロードバイクやクロスバイク。オンロード系が主流」と、自転車協会の山﨑一理事長。MTBはもとより、近年派生した電動アシスト機能付きのeMTBなどは特有の知識が必要となり、売り場に並べることを敬遠している店も多いという。

「オフロードバイクの知識がない販売店スタッフも多いんです。これでは機会損失。一方で、日本の国土の70%は山林。スキー場も夏場は活用されていない。だからオフロードバイクが活性化していけば新たな市場が生まれる」(理事長)。

オフロードを知り尽くした井手川直樹と小笠原崇裕が講師を務めた

サミットには、MTBやeMTBを扱う10社が出展し、合同試乗会を行った。ライディングスクールはダウンヒル系の井手川直樹さん、クロスカントリー系の小笠原崇裕さんが講師を務めた。MTBビジネスの心構えやロードバイクビジネスとの違い、eMTB販売のポイントを紹介する座学講習もあり、シマノの技術者がディスクブレーキ整備講習を行った。

一般の自転車店では整備が難しいとされる専門部品をシマノの技術者が解説

スポーツ用自転車の普及に取り組んでいる協会は、これまでMTBコースの新設・運営に対する助成金制度を実施するなどオフロード市場の活性化に向けた取り組みを行なってきた。2年前にサミットを初開催。昨年はコロナ禍により中止されたが、今回は2年ぶりの開催を実現し、関東・中部・関西の3会場に拡大させた。また今回から、自治体自転車担当者も視察に訪れる機会を提供。宮城県大河原町の地域整備課、茨城県大子町(だいごまち)の観光商工課の自転車施策担当者が会場を訪れた。

オフロードバイク商圏は分母が小さいことがかねてから指摘されている。興味を持つ人が2、3倍になっても市場としてはまだ小さい。そこに救世主として登場したのが電動アシストだ。「育児世代がこのタイプをこぞって愛用していることを考えると、eスポーツの魅力が浸透したら市場拡大規模は計り知れない」と見ている。

自転車協会の山﨑一理事長

コロナ禍で好調だといわれているが、販売台数はピーク時より25%減少している。これまでの2大ブームはオイルショックと東日本大震災のときで、移動手段としての軽快車が1年という短い期間で爆発的に売れたという。光明が見えるのは、長引くコロナ禍で2年続いて好調に売り上げていること。そして、今回は購入単価が高く、愛着を持って乗り続けてくれる層が増えていることだ。

「これまでは生活の足として自転車に乗っていた。今回はせっかく買った自転車だからもっと活用しようという気持ちがあるのかな。自分のスタイルに合わせて自転車を楽しもうという人が増えている」と理事長。

コスプレイヤーとして活躍する綾川ゆんまおがイベントMCを務めた

同イベントは12月7〜8日に静岡県伊豆の国市でも開催され、2022年1月19日には大阪府河内長野市で行われる。「今後は全国に開催エリアを広げていきたい」という。

●自転車協会のホームページ

Kabutoのフラッグシップモデル、イザナギに新色G-2カラー

Kabutoブランドとして頂点に立つフラッグシップモデル、IZANAGI(イザナギ)に新色としてG-2カラーが追加された。3万8500円。

イザナギG-2アッシュブルーピンク

さまざまな条件下で行われるサイクルレースにおいて、特定の性能に特化し用途に応じて最高のパフォーマンスを発揮するKabuto独自の開発オペレーション、Kabuto CONCEPT(カブトコンセプト)。IZANAGIはその三大要素、冷感、軽量、空力を融合し、至極のフィーリングを実現した、過酷な環境で頂点に立つための実戦型ヘルメットだ。

イザナギG-2マットレッドブラック

今回追加するG-2カラーは、イタリアに本拠地を置くJonny Mole s.r.l.(ジョニーモール)によるデザインワーク。直線的な多角形模様を描くスプリッター迷彩をイメージしたアシンメトリーデザインを採用。各カラーそれぞれに応じた刺し色を配し、アクセントとした。

カラーは、G-2 ホワイトブラック、G-2 アッシュブルーピンク、G-2 マットグレーイエロー、G-2 マットブラックレッドの全4色。

イザナギG-2マットグレーイエロー

Jonny Mole s.r.l.(ジョニーモール)
イタリア北部のチッタデッラと台湾・台中にオフィスを構える国際的なデザインファクトリーラボ。ジョニー・モレッタ氏の幼少期のあだ名を冠した社名で1999年に設立。多くのナショナルブランドやモーターサイクル/バイシクル関連の企画・デザインを手がけている。
ジョニーモールのホームページ

■IZANAGI(イザナギ)
価格:3万8500円
S/M、Lサイズは、2021年12月中旬発売予定
XS/S、XL/XXLサイズは、2022年2月中旬発売予定
新色: G-2 ホワイトブラック、G-2 アッシュブルーピンク、G-2 マットグレーイエロー、G-2 マットブラックレッド
サイズ(頭周のめやす/参考重量):XS/S(54-56cm/210g)、S/M(55-58cm/225g)、L(59-60cm/240g)、XL/XXL(61-64cm/260g)
<JCF・日本自転車競技連盟公認>
<ヘルメット破損交換制度対象>
・高性能を融合し “至極”のフィーリングを実現したフラッグシップモデル。
・空冷とフィット感、2つの要素を最大に引き出す「フローティング構造」のインテリアデザイン。
・大型エアインレット採用。効率のよいエア導入と強度を両立するレインフォースメント・ブリッジ採用。
・Kabutoが考える、高温多湿な日本の夏を考慮した、エアルートデザイン。
・Boa®フィットシステムを搭載した「KBF-2」アジャスターを採用。
・両サイドへの2段階調整が可能な新機構・ヘッドレスト&「上下8段階」調整機能。
・瞬間消臭繊維MOFF®に撥水をプラスしたあごひも。
・用途に合わせて選べる実用性の高い3種類の内装。
・額から目への汗の浸入を防ぐ「ウルトラスウェットパッド-03」同梱。
・アイウェアをしっかりキープするノンスリップラバー同梱。
・ヘルメット破損交換制度の対象。

子ども乗せ電動アシスト自転車bikkeがオンライン限定カラー発売

ブリヂストンサイクルは2021年12月15日(水)に公式オンラインストアをオープンさせる。 オンラインストアの第1弾ラインナップとして、子ども乗せ電動アシスト自転車bikke(ビッケ)の2車種をオンラインストア限定カラーとして販売する。

bikke MOB dd T.X ランドベージュ(ツヤ消し)

ブリヂストンサイクルが公式オンラインストアをオープン

オンラインストアの第1弾はbikke(ビッケ)の2車種の限定カラー販売。

「bikke MOB dd」はアクティブな質感のアースカラー“T.X ランドベージュ”(ツヤ消し)、「bikke POLAR e」は落ち着いたナチュラルなトーン”E.Xモルベージュ“(ツヤあり)で、限定カラーを纏ったbikkeが日常をおしゃれに彩る。価格は前者が16万8000円、後者が16万3000円。

bikke POLAR e E.X モルベージュ(ツヤあり)

直接車両を見る機会として、2021年12月8日(水)~2022年1月5日(水)の期間、渋谷ストリーム4階の「サイクルカフェTORQUE」の展示スペースで、「bikke MOB dd」と「bikke POLAR e」 のオンライン限定カラーを展示する。さらに、2021年12月19日(日)には、「bikke MOB dd」 と「bikke POLAR e」の体験ができる体験会も開催。

今後の展開は、オンラインストア限定色の電動アシスト自転車や自転車を販売していくほか、自転車関連商品の販売や使用者のサイクルライフを支えるサービスの提供も検討していく。

また、自転車選びから購入、利用までを安心して利用できるよう、オンラインサービスの拡充の他、自転車販売店とも連携を取り、サポートしていく。

ブリヂストンサイクル公式オンラインストア

サービス開始日:2021年12月15日(水)10:00
URL : https://store.bscycle.co.jp/
購入車両の受け渡し対象店舗は東京都内の一部自転車販売店のみ
●bikkeオンライン限定カラーの詳細ページ

トルク スパイス&ハーブ、テーブル&コート

渋谷でbikkeオンライン限定カラー展示と試乗会

bikkeオンライン限定カラー車両、オプションパーツの展示。展示期間中に来場し、bikkeオンライン限定カラーを購入した人に、サイクルカバーをプレゼントする引き換えクーポンを配布。
期間:2021年12月8日(水)~2022年1月5日(水)
会場:TORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURT
東京都渋谷区渋谷3-21-3 渋谷ストリーム4階
bikke体験会概要
日時:2021年12月19日(日)11:00~14:00

シーコンスポーツのアイウエアが当たるクリスマスキャンペーン

SCICON SPORTS(シーコンスポーツ)のアイウエアが当たるクリスマスキャンペーンをMany’Sが開催。公式InstagramやTwitterのアカウントで2021年12月8日から始まった。

シーコン・AEROSHADE (エアロシェード)

アイウエアはワールドツアーチームのUAEエミレーツやバイクエクスチェンジなどが採用しているAEROSHADE(エアロシェード)とAEROWING (エアロウイング)の2種類から選べる。抽選で6人にプレゼント。

AEROSHADE (エアロシェード)

HORIZON ADAPTという世界初の高さ調整可能なノーズピースで、垂直方向に4mmの調整幅を持つ。この調整には工具を必要としない。さらにPANORAMA ARCHというレンズ上方視界を確保する設計との相乗効果で良好な視界を確保でき、よりライディングに集中できる。レンズ下部のフェンダーは取り外し可能。賞品の仕様はフレーム:ホワイト、レンズ:マルチミラーレッド。

AEROWING (エアロウイング)

シーコン・AEROWING (エアロウイング)

1990年代のアイウエアのデザインをモチーフにしたモデル。大型のレンズを採用しているが、額の部分にベンチレーションホールを設けていて、曇り対策も万全。レンズ外周にレーザーエッチングを施すことでよりシャープな印象を与えるデザインも特徴の一つ。賞品の仕様はフレーム:ホワイト、レンズ:マルチミラーブルー。

キャンペーン概要
・応募期間:2021年12月8日(水)〜2021年12月19日(日)
・賞品:AEROSHADE フレーム:ホワイト、レンズ:マルチミラーレッド または AEROWING フレーム:ホワイト、レンズ:マルチミラーブルー
サングラス本体の他、マイクロファイバーポーチが付属

・応募方法:Many’S公式SNS
Instagram: フォローとプレゼントキャンペーンの投稿にいいね

Twitter: フォローとプレゼントキャンペーンの投稿にリツイート

・当選発表:12月24日までにSNSのダイレクトメールで連絡
・その他応募規約ならびに注意事項についてはキャンペーン投稿を参照

中島康晴ラストイヤーへ…新城に肩を並べるUCIレース実績

KINAN Cycling Team(2022年よりKINAN Racing Team)が所属する中島康晴と2022年の契約更改した。中島にとって2022年シーズンがプロライダーとしてのラストイヤーとなることも12月8日に明らかになった。

スリランカTカップ2018個人総合優勝 ©Syunsuke FUKUMITSU

中島は2007年のプロ入りからヨーロッパをベースにレース活動を行い、その後アジア・日本と競技活動の幅を広げた。2017年のKINAN Cycling Team加入後は、世界各地で培った経験を軸に、平坦でのレースではスプリントに、山岳や丘陵地でのレースでは逃げや堅実なアシストでチームに貢献している。

ロードレース界きってのトーク力やユーモアセンスを生かし、多数のファン獲得のみならず、サイクルイベントでの進行役、テレビ解説など、競技外での取り組みでもロードレースの普及や活性化に寄与。KINAN Cycling Teamではその多才なキャラクターを高く評価し、2021年からチームキャプテンに任命し、スポークスパーソンとしても活躍の場を用いてきた。

ツール・ド・台湾2019ポイント賞

ここまで15年のプロキャリアで、UCI公認の国際レースでは9勝。昨今の社会情勢により日本国内が主となっているレース活動においても、2021年は3度の表彰台確保と、巧みなレースセンスは衰えを知ることがない。

中島自らの意志でキャリア最終シーズンと位置付ける2022年も、これまでと変わらず、経験・実績とも申し分なしの第一人者としてレースに臨み、結果を求めていく。最後の1年をビッグイヤーとするべく、強い意気込みで新たなシーズンを迎えたいという。

おおいた いこいの道クリテリウム2021で3位に ©Syunsuke FUKUMITSU

中島康晴(なかじま やすはる)/Yasuharu NAKAJIMA
1984年12月27日生まれ 福井県出身
●キャリア
2007 NIPPO梅丹本舗・エキップアサダ
2008 梅丹本舗GDR
2009 EQA梅丹本舗・グラファイトデザイン
2010 NIPPO
2011-2016 愛三工業
2017- KINAN Cycling Team

●UCI国際レース優勝実績ならびに主要データ
2009 熊本国際ロードレース
2011 ツール・ド・シンカラ 第4ステージ
2011 ツアー・オブ・ハイナン 第2ステージ
2012 ツアー・オブ・シンカラ 第6ステージ
2014 ツアー・オブ・タイランド 個人総合
2014 ツアー・オブ・イーストジャワ 第1ステージ
2015 ツアー・オブ・タイランド 個人総合
2018 スリランカ Tカップ 第1ステージ
2018 スリランカ Tカップ 個人総合
UCI国際レース ステージレース個人総合 3勝
(現役日本人選手のステージレース個人総合優勝経験者は3人。新城幸也3勝、増田成幸2勝)
UCI国際レース勝利数 2位タイ
(現役日本人選手として、1位は新城幸也の14勝。2位は増田成幸と中島の9勝)
UCI国際レース総合スプリント賞 3回獲得
(日本人選手現役最多)

中島康晴

「#ナカジは私が育てた」と言ってくれるあなたにメッセージ

応援してくださるファンのみなさま、支えてくださっている関係者のみなさま、いつもありがとうございます。2022年シーズンをもって自転車競技選手としての一線を退くことを決め、最後の契約更改をいたしました。本来はシーズン終盤での発表が通例ですが、コロナ禍においても多くの方に感謝をお伝えしたいと思い、1年残したこのタイミングで発表をさせていただくこととしました。2007年から世界を駆け抜けた16シーズンにも及ぶ競技生活の最後をアジアトップクラスのKINANチームで迎えるのは本当に幸せなことだと感じています。

中島康晴 ©Syunsuke FUKUMITSU

長い競技生活の中で、多くのチームメイト・スタッフやファンのみなさまと喜びや悲しみを分かち合ってきました。若い時は自分が結果を残したいと走っていましたが、ケガや挫折を経験する中で支えてくださるみなさまに恩返しをしたい、喜んでもらいたいという考えに変わりました。それが非常に厳しいロードレースの中であと一歩を踏み出す勇気となり、沿道から幾度となく大きな力を与えてもらった声援のおかげで勝利に恵まれるようになりました。これまでの勝利はすべて、みなさまと共にあります。

また、困難な状況下でも大会やイベント開催に携わってくださる方々も同様です。本当にありがとうございます。これまで一度でもお世話になったすべての関係者、一度でも応援してくださった方々は、“中島を育ててくれた方”だと感じています。最後の1年はこれまで以上にさまざまな活動を通して、自転車のすばらしさを多くの方に伝えていきます。特にサイクルトレインなど、全国に広がる自転車推しの街を盛り上げていきたいので、関係者のみなさま、ぜひお声がけください!

この発表が決まってから、さまざまな方の顔が脳裏に浮かびました。すべての方に感謝を伝えたいと筆を執りましたが、膨大な量でここには収まりきらず…やはりお会いして伝えたいです。「#ナカジは私が育てた」とおっしゃってくださるあなたや、このつたない文章を最後まで読んでくださったお一人おひとりに、勝利と感謝をお伝えできることを目標に2022年シーズンを迎えたいと思います。

新生“KINAN Racing Team”で迎えるラストシーズンも、これまでと変わらない大きな声援をよろしくお願い申し上げます。(KINAN Cycling Teamキャプテン 中島康晴)