サイクリストに使いやすいアールニーゴーマル新アイテム

自転車通販サイトの最大手、ワールドサイクルがプロデュースするオリジナルブランドのR250(アールニーゴーマル)から使い勝手がいいツールケースや防水ポーチが新発売された。

R250 ツールケース スリムロングタイプ モノトーンカモフラ ブラックファスナー

R250の人気商品、ロングサイズのツールケースの新柄「カモフラブラック」。室内や日陰で見るとほぼブラックだが、太陽光の下で見るとカモフラ柄が浮かび上がる。

R250 ツールケース スリムロングタイプ モノトーンカモフラ ブラックファスナー

長さが225mmとロングサイズなので、中サイズの携帯ポンプもすっぽり入って、傷やパッキンの劣化も防げる。足に当たりにくいように上側は少し細く、下側はボトルケージにしっかり収まるように寸胴型。

携帯ポンプもすっぽり入って、傷やパッキンの劣化も防げる

サイズ:高さ225mm x 75~70mm
重量:95g
販売価格:2200円(税込)
●ワールドサイクルの同商品通販ページ


R250 防水スマートライドポーチDX モノトーンカモフラ

ツールケースと同じカモフラブラック素材を使用した、これまたR250で大人気のスマートライドポーチに仕立てた。ファスナーにはリフレクターテープがプリントされている。

R250 防水スマートライドポーチDX モノトーンカモフラ

中の仕切りはこれまでのシリーズと共通で、お札が折らずに入る。カード入れは4ポケットと、大きめの小銭入れスペース、カギ用カラビナがセットされる。

カード入れは4ポケット

サイズ:100x20x190mm
重量:70g
販売価格:2860円(税込)
●ワールドサイクルの同商品通販ページ


R250 防水スマートライドポーチスーパーDX スモール グレー

ウェルダー加工とYKK止水ファスナータイプのスマートライドポーチに、一回り小さいスモールサイズが仲間入り。サイズは170x90x25mmレギュラーサイズと比べて、高さで20mm、横幅で10mmサイズダウン。

R250 防水スマートライドポーチスーパーDX スモール グレー

サイズの小さいジャージのバックポケットにも収納しやすくなった。

レギュラーサイズと比べて、高さで20mm、横幅で10mmサイズダウン

重量:90g
カラー:グレー
販売価格:3300円(税込)
●ワールドサイクルの同商品通販ページ

世界のサイクルシティを目指す東京都の10年計画

クルマではなく人が中心となる居心地のいいまちに。環境にも健康にもいい自転車をキーワードに、東京都が2030年度に向けて自転車に優しい未来のまちづくりを行っていく。具体的な目標として都道約600kmの整備に取り組むことを掲げる。今回はアイテムの1つとなるシェアサイクリングを使って都内を散策するとともに、東京都の担当者に意気込みを聞いた。

東京タワーを目指す白戸太朗さん

東京都議会議員の白戸太朗がナビゲーター

自転車でそのまちを走ると自分の住んでいる場所のように親近感が芽ばえる。それは自分の自転車でなくても、気軽に利用できるシェアサイクルでも同じだ。今回は次第に広域で使えるようになったシェアサイクルを借りて散策してみた。

汐留エリアでシェアサイクルを借りる。スマホがあれば簡単だ

案内役は元プロトライアスリート、ツール・ド・フランス国際映像の実況も担当していた東京都議会議員の白戸太朗さん。東京都の自転車活用推進計画を強力にプッシュする張本人でもあり、その活動に小池百合子知事も全面的に賛同している。

「東京都が自転車施策に対して、ここまで積極的に取り組んだことは過去になかった」と白戸さんも期待する。

今回は東京都都市整備局のホームページにオススメとして紹介されているコースを実走した。スーツ姿で軽快に走リ出した白戸さんは、「シェアサイクルは通勤手段としても便利なんです」とも。

芝大門を行く

中央区の浜離宮を出発して、港区の麻布・六本木をめぐり、渋谷区の新国立競技場にゴールする。距離は約8km。増上寺、東京タワー、国立新美術館、青山霊園など東京のランドマークがいくつもあって、途中で訪問することも自由だ。

増上寺。車道通行に支障がある場合は歩行者優先を原則に歩道を走ることもできる

取材日は3月19日。平日なので交通量や人出はそれほど多くなく、大都会といえども自転車で走ることに不快を覚えることはない。道幅も広いので心地よささえ感じる。芝大門や六本木交差点も併走するクルマの存在を尊重するような走り方をすれば、ドライバー側も安全に配慮した運転をしてくれる。都心部ではとりわけお互いをリスペクトすることが安全通行のカギだ。

ロンドンやパリなど世界の主要都市は近年、相次いでサイクルシティとして大変身を遂げている。10年後の東京がどれだけ自転車にやさしいまちになるか。今後もその過程を追ってみたい。

六本木交差点。左折レーンがあるのでクルマの動きに注意しながら直進する

東京をサイクルシティにする4つの施策

東京都はさまざまな自転車施策を2030年度まで展開していく。国道などと連携しながら都道の通行空間を整備。コロナ禍により、通勤・通学やフードデリバリーなどの自転車利用の関心が高まる中、自転車事故などの安全対策強化。区市町村をまたいでも使える自転車シェアリングサービスの推進。密を避ける通勤利用や健康増進のための新しい日常での活用方法。これらが大きな柱になる。

新国立美術館

「30年度に向けて都道だけで約600kmの整備に取り組んでいきます」と、都市整備局交通計画調整担当の酒井浩一課長。自転車活用推進重点地区を設定するとともに、優先整備区間として約250km、無電柱化事業と合わせて約150km、都市計画道路の整備と合わせて約200kmがその内訳だ。

青山墓地は車両一方通行だが、自転車は相互通行可能

高齢化でも持続的発展を遂げていくまちづくり。その手段として自転車は絶対に外せない。都内でも笑顔で快適にサイクリングできる環境づくりを。10年後の未来に向けてのプロジェクトがこうして進められている。

千駄ヶ谷の国立競技場にゴール
国立競技場脇の交差点にも自転車ナビラインが表示されている

シェアサイクルは区をまたいでも貸し借りできる傾向へ

シェアサイクルは千代田区や新宿区など11区のサイクルポートで貸し出しと返却ができる「東京自転車シェアリング」を利用。利用料引き落としのクレジットカードを登録するなど会員となれば、都民でなくても利用できる。専用アプリもあるが、メール受信できるスマホを携行すれば、操作手順と解錠時の暗証番号を受信することで利用可。1回利用で最初の30分165円、その後30分ごとに110円。今回は90分利用したので385円。

自転車を選択する際に、スイッチをオンにして充電が100%になっているものを選んで借りるのが賢い
あらかじめインターネットで会員登録し、引き落としのクレジットカードを入力しておく
アプリを使わなくてもスマホで受信できるメールがあれば、解錠パスコードが送られてくるのでシェアサイクルを使うことができる

●東京都シェアサイクリングのホームページ

トレック東京神保町店が4月9日に神田にオープン

国内18店舗目となるトレック直営店が4月9日、東京都千代田区神田にTREK Bicycle 東京神保町店としてオープンする。自転車とも親和性の高いスポーツ用品店やアウトドア用品店が多く立ち並ぶ神保町で、自転車の楽しさを発信し、地域に根付いたストアづくりを目指す。

新しい生活様式など、自転車の価値が見直される昨今、通勤通学の街乗りから運動不足解消や趣味としてのサイクリングまで、利用者の幅広い自転車ニーズに応えていく。店舗の周辺には明治大や法政大など多数の学校があることから、学生に通学用として使用できるクロスバイクや、本格的なサイクリングを楽しめるロードバイク、マウンテンバイク、今注目のeバイク(電動アシストクロスバイク)、子供用のキッズバイクの最新ラインナップを用意。

また、スポーツ自転車を始めるために必要なアクセサリー類のライト、ヘルメット、サイクリングウェアなどの関連用品も販売。分割金ゼロや自転車購入後の点検サポートなど、直営店独自のサービスも用意し、トレック社製以外のスポーツ自転車のメンテナンスにも対応する。

サイクリストはもちろん、初めてのスポーツ自転車を探している人まで、一人ひとりの要望に合わせて、自転車を通じた幅広いライフスタイルをメーカー直営店として自信をもって提案していきたいという。

家族で楽しめるオープニングフェア開催

4月9日(金)から11日(日)までの3日間、オープニングフェアを開催する。
①先着で「オリジナルサコッシュ」をプレゼント!
アンケートに答えると来店特典として、各日先着200名に「オリジナルサコッシュ」をプレゼント。※なくなり次第終了となる。

②子供には「お菓子セット」をプレゼント!
来店の子供には期間先着200名にお菓子セットをプレゼント。
③1万1000円以上購入したた全員に「オリジナルトートバッグ」をプレゼント!
期間中、1万1000円以上買物した人にもれなく「オリジナルトートバッグ」を1つプレゼント。
④オープニングセール開催
一部対象のeバイクやロードバイク、サイクリングウェアを数量限定のスペシャルプライスで提供。
⑤トレック大試乗会
最新モデルの性能をしっかりと体感できるよう「トレック大試乗会」を開催。通勤通学に人気のクロスバイク「FX 3 Disc」や人気e-bike「Allant+」、ハイエンドカーボンロードバイク「Madone SLR」など、10台以上の試乗車を用意。

学割キャンペーンも実施

東京神保町店では、他のトレック直営店同様、5月5日までの期間、自転車の成約で5000円分の純正アクセサリーをプレゼントする「学割キャンペーン」を実施する。学生はお得なこの機会をぜひ利用しよう。

TREK Bicycle 東京神保町店
住所:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-2 アイビー第一ビル
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日
電話番号:03-5577-2017 ※オープンより開通
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楽天Kドリームス…連盟と楽天がトラックの国際登録チーム結成

楽天の子会社でインターネット勝者投票券(車券)購入サイト「Kドリームス」を運営するケイドリームスと、日本自転車競技連盟が2024パリ五輪を目指す次世代の選手たちの育成を目的として、トラック競技のチーム楽天Kドリームス(TEAM RAKUTEN K DREAMS)を設立した。

楽天Kドリームスは、国際自転車競技連合(UCI)が認めるトラック競技の国際大会への出場権を持つ、UCI登録トラック競技チーム。所属選手は2024パリ五輪出場を目指す自転車トラック競技ナショナル強化指定Aチーム、Bチームで活躍する選手。今回選ばれたのは、山崎賢人、松井宏佑、梅川風子、鈴木奈央、古山稀絵、佐藤水菜、吉川美穂、内野艶和の8選手。

ケイドリームスと日本自転車競技連盟は、2021年1月より4年間にわたってトラック競技の強化事業支援に取り組むことに合意。今回のチーム設立はその取り組みの一環。両者は、楽天Kドリームスの海外遠征の支援を行い、国際大会への若手選手の参加機会を増やすことで、実戦 を通した選手たちの育成を促し、ナショナルチームの世界選手権やオリンピック競技大会出場枠の獲得を目指す。

また、チームの公式SNSやウェブサイトを立ち上げ、所属選手の個性や出場する大会の様子などを発信することで、自転車競技や選手の既存ファンに加えて、新たなファンの獲得を図る。

両者は、今後もさまざまな取り組みを通じて自転車業界の活性化を図るとともに、自転車競技の魅力を広げ、利用者とファンの拡大および収益向上を目指していくという。

スピードスケートから競輪に転向した梅川風子
アフロなので見つけやすい山崎賢人
チーム唯一の競輪選手じゃない選手、古山稀絵
意外とお茶目なお寺生まれの松井宏佑
競輪選手養成所をトップ成績で卒業した吉川美穂
ガールズグランプリ2019・2020出場の実力者、佐藤水菜
ガールズケイリンと中⾧距離の二足のわらじ、鈴木奈央
チーム最年少、ジュニア世界チャンピオンの内野艶和

UCIトラックチームとは:世界選手権と大陸選手権、オリンピック競技大会以外のUCIが認め る国際大会に出場することが可能。国際大会では、各国のナショナルチームとして出場できる選手数には限りがあるが、UCIトラックチームがあることにより別枠を設けることができ、その国の出場枠が増える形になる。同チームを持つことの目的はさまざまだが、主な理由は「選手がUCIから付与されるUCI ポイントを多く得ることができる」、「若手に経験を積ませることができる」などトラック競技強化につなげる狙いがある。

●楽天Kドリームスのホームページ

自転車にやさしいまちづくりを目指す自転車ライフスタイル調査

全国各地でサイクルツーリズム事業(自転車・サイクリングを活用した観光振興事業)を展開する一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンは日本全国各地域の特色を活かしたサイクルツーリズム事業を行う中で、サイクリストがどのような「自転車とともにある暮らし」をしているのかを明らかにするために「サイクリングライフスタイルに関する調査」を実施。第1弾は「宿泊」をテーマにしたアンケートを4月6日まで実施している。

「宿泊を伴うサイクリング」についての意識調査

・どれほどのサイクリストがどれほどの頻度で宿泊を伴うサイクリングをしているのか?

・サイクリングの休憩施設/宿泊施設にどういった機能が求められているか? などを明らかにする。この調査結果を、地域が「宿泊を伴うサイクリング誘客」の促進に向けた施策の企画・立案のため情報として提供し、サイクリストフレンドリーな宿泊施設づくりに役立てるとともに、サイクルツーリズムによる地域経済波及効果を促進することを目的としている。

■調査概要

【調査名】サイクリングライフスタイルに関する調査-宿泊編
【調査期間】2021年3月25日(木)~2021年46日(火)
【設問数】最大22問
【所要時間】10~15分
【特典】アンケートに回答した人の中から抽選で合計3人に『ツール・ド・ニッポン2021シリーズイベント招待券(ソロのみ)』プレゼント

※当選した人にのみ、4月13日(火)までに回答したメールアドレスあてに連絡

●アンケートのホームページ

京都、山城地域のサイクリング…京奈和自転車道マップ発行

京都府と京都市では、快適なサイクリングルートとして人気のある「京都八幡木津自転車道線」を奈良県や和歌山県と連携し、総延長約180kmの広域サイクリングルート「京奈和自転車道」として誘導ラインなどの整備を進めている。サイクリングルート周辺のおすすめスポットを掲載したサイクリングマップを作成した。

京奈和自転車道サイクリングマップ 山城エリア版、 京都市エリア版

A2サイズ(じゃばら折り)で3月25日から配付している。
●配布場所
ルート上に位置する、さくらであい館、やわた流れ橋交流プラザ四季彩館(以上八幡市)、木津川市中央体育館(木津川市)とともに各広域振興局、各土木事務所、山城地域の各市役所・町村役場で無料配布。

京都府ホームページ・京都市ホームページから電子版サイクリングマップの閲覧が可能
●山城エリア版ホームページ
●京都市エリア版ホームページ

京奈和自転車道について

主に河川堤防等の自転車歩行者道で構成する全長約180kmのサイクリングルート
京奈和自転車道を構成する各自転車道の名称
 京都府:京都八幡木津自転車道線  約45km
 奈良県:大和青垣吉野川自転車道線 約75km
 和歌山県:紀の川自転車道線    約60km