サイクルベースあさひ千鳥橋店が2025大阪万博開催エリアにオープン

自転車専門店のあさひは、2020年3月5日(木)に「サイクルベースあさひ千鳥橋店」(大阪市此花区)をオープンさせる。2025年大阪万博の開催地としても注目の集まる大阪市此花エリアに最新のあさひが誕生する。

サイクルベースあさひ 千鳥橋店

豊富な品揃えで「わくわく」、確かな技術による点検・整備と修理で「安心」を、そして充実のサービスで「便利」を提供していきたいという。

オープンを記念して千鳥橋店では2020年3月5日(木)から3月15日(日)まで、下記3つのクーポンが利用できるオープニングセールを実施する。
 ①  電動アシスト自転車購入時に使える3000円OFFクーポン
 ②  自転車購入時に使える1000円OFFクーポン
 ③  スポーツサイクル購入で3000円までのパーツがサービスとなるクーポン
 ※クーポンの金額は全て税込み。クーポン券は特設サイトから入手できる

また、セール期間中に新しい電動アシスト自転車を購入する際、所有の電動アシスト自転車を下取りに出すと、買取価格を50%アップする乗り換えキャンペーンを実施。

●サイクルベースあさひ千鳥橋店のサイト

サイクルベースあさひ千鳥橋店
住 所 :〒554-0011 大阪府大阪市此花区朝日2-18-5
営 業 :10時~20時営業(2月21日~5月20日の期間)
     ※その他の期間は平日11時~20時、土日祝日10時~20時営業
定休日 :不定休
TEL  :06-4804-6720
売場面積:約117坪(約387㎡)
駐車場 :6台
アクセス:電車:阪神なんば線「千鳥橋駅」東側すぐ
               車:  北港通「千鳥橋交差点」すぐ

UAEツアーの新型コロナウイルス感染者が新たに6人

自転車レースのUAEツアー高等組織委員会は、同国でコロナウイルスCOVID-19の新たな感染者が6人いたことを発表した。UAE保健予防省「MoHAP」から3月3日に通知を受けたという。

UAEツアー ©LaPresse – Fabio Ferrari

同省が発表した声明によると、新しいコロナウイルス罹患者6人はロシア2人、イタリア2人、ドイツ1人、コロンビア1人。世界保健機関の基準に基づいて監視され、罹患者が現在安定した状態にあり、必要なすべての必要な医療を受けているという。

今回の罹患者は、UAEツアーで最初に確認されたUAEチームエミレーツのイタリア人メカニックとマッサーとの濃厚接触者だった。

同省によって、2つのホテルに滞在していた選手とそのチームスタッフ全員が調べられ、コロナウイルスに対して陰性を検査した人は解放された。UAEツアーに参加していたバーレーン・マクラーレンの新城幸也も陰性で、すでに帰国している。

現在隔離されている罹患者は、感染拡大が発生しないように隔離された上で再検査され、すべての建物、機材、車両に対して消毒と滅菌処理が行われる。

UAEは、中国での発生以来、COVID-19の感染患者発生の情報を透明性をもって発表しているという。同国のすべての関係当局が協力して状況を監視し、コロナウイルスのさらなる拡散を防ぐことに集中しているという。

●UAEツアーのホームページ

オマケじゃない! 女子をメインにしたQリーグ始動

日本国内で走る女子選手を対象とした「Q(クイーン)リーグ」、中学生や高校生といったジュニア選手の「N(ニューエイジ)リーグ」が2020年にスタートする。ポイント制でランキング化して、首位選手にはリーダージャージが与えられる。運営や審判にも多くの女性を起用していく構想があり、女性ならではの細やかなレース運営を目指していく。

エリート女子ロードのスタート © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

華やかな女子クラスをメインレースに

女子とジュニアを対象とした新リーグ制度。ランキングによってどんな選手が活躍しているか、だれがレースに一生懸命取り組んでいるかなどを一目で分かるようにするのがねらいだという。

国内各地で週末ごとに多くの自転車レースが開催されているが、18歳以上の男子選手エリートクラスが大会の中心。女子やジュニア選手が出場できるレースは参加選手が少ないこともあり、いわゆる「オマケ扱い」の状況が長く続いている。運営において参加費収入が見込めないことや、広報活動が少なく注目してもらえないことが原因だ。

一方で女子にはレースを華やかにする効果、そしてジュニアにはフレッシュなイメージがある。男子エリートとは一味違う「自転車レースの面白さ」を備えている。

これまで女子ランキング制度の企画や女子チーム運営をしてきた須藤むつみさんが、そういった蓄積をつぎ込んで2つのリーグを始動させた。ランキングを見ればだれが強いのか、自分がどのぐらいの位置にいるのかが分かるとともに、自転車レースを楽しむ層の拡大、自転車強化や育成に関わる人の参考資料にも活用できると考えた。

最初の年はロードレースの運営が中心となるが、将来はトラックやシクロクロス、マウンテンバイクなどの種目をリーグ対象大会として増やしていきたいという。また、運営側や審判員にも女性に多く関わってもらい、女性ならではの細やかなレース運営も実施していきたいという。

エリート女子ロードのスタート © Benjamin Hundsbichler

リーグ発足を広く知ってもらうためにプレ大会を3月20日に千葉県成田市の下総フレンドリーパークで開催する。大会参加や観戦を通して、新リーグに注目してもらうためだ。当日は男子マスターズロードレース、2時間耐久も開催されるが、国内では単独開催の難しい女子とジュニアクラスのレースをメインとして実施。十分なレース距離が設定でき、同じクラスの選手たちと直接対決することで明確な目標を持ってもらうことに意義があるという。

トレーニングの蓄積により均整の取れたボディをもつ女性選手はとても魅力的だ。持久系スポーツだから脚が太くなることはないので、ぜひ参加を。あるいは知り合いの女性を誘ってみよう。

リーグ実行委員会事務局の須藤むつみ代表
女子およびジュニア選手の強化・育成を目的とし、さらなる女子とジュニア選手の自転車レース出場機会を促すことで、女子やジュニアだけで単独スタートできるレースを数多く実現したい。本来の「ロードレース」を戦い、勝ち抜く日本女子選手と日本ジュニア選手を応援するために立ち上げたシリーズ制度です。
レースに「華」として咲くことは、選手だけの努力だけでは足らないこともあります。新リーグのランキング制度を通じて、日本の自転車選手の可能性と将来性をさらに発展させたいと考えています。

リーダージャージー

Qリーグの個人ポイントランキング首位選手には「アメジストジャージ」、Nリーグでは「バトルマリンジャージ」が与えられる。

●Qリーグの公式ホームページ

実走感が味わえる室内トレーナーに人気YouTuber試乗

雨の日や夜間によくやる、あのツラくてつまらないインドアトレーニングが楽しくなる。画面に映し出されたコースの起伏変化とペダルを踏む負荷が同調するシステムはすでに常識だが、今度は実走しているように自転車を前後左右に動かしながらトレーニングできる。そんな夢のような新製品を人気YouTuberらに試してもらった。

サドルから腰を上げてダンシングするとマシンを乗せた板が前後左右に小気味よく動く

アクティブなのに静かなので気分はアウトドア

屋内で自転車をこぐためには、安全性のため室内トレーナーとよばれるマシンに固定する必要があった。だから車体は微動だにせず、立ちこぎしてダンスのようにリズミカルにペダルをこいでも自転車は直立しているだけ。これでは乗り物とは感じられないし、ひたすらペダルを踏み続けるだけなので、飽きてしまって長続きしなかった。

そんな退屈さを改善しようと目の前に置いたモニター画面とペダルの重さを連動させたサービスが登場。画面のコースが上り坂になれば、スマートローラーと呼ばれる負荷制御システム搭載のマシンがペダルを重くさせた。これで相当楽しくなったが、それでも自転車は直立のままだった。

後輪を外して自転車をそのまま設置するので騒音と振動がほとんどない

今回試乗したサリス社のシステムはプラットフォームと呼ばれる板面が前後左右に揺れ動くもの。これにほとんど雑音が生じない同社のスマートローラーを設置する。スマートローラーは他社製品でも搭載できるという。

室内トレーナーに自転車走行本来の動きを再現した体験会が2月4日にワイズロード渋谷本館で開催された。動画クリエイターのけんたさん、2019年に日本女性で最も獲得標高を稼いだブロガーの篠さん、富士ヒルクライム女子総合優勝者の増田菜穂子さんが参加した。

本格派クライマーの篠さんはゲーム感覚の楽しさを味わった。

実走感を楽しむ本格ヒルクライマーの篠さん

「画面が上りになると負荷がかかってくるのが脚の重みで分かります」という。「思ったほど揺れることもなく、実際の道路で走っているのと同じで、ちょうどいい感じで動くのがスゴいです」

さすがの篠さんも5分ほどの試乗でうっすらと汗。でも「とても楽しい」と満足そうだ。

けんたさんは「上級者向けの3本ローラー台のように転倒する危険がないので、ペダルをこぐことに集中できます。実走で使う筋肉がそのままの動きで再現されるから、とてもいい練習になる」と語った。

モニター画面とペダルの重さが連動する。乗っているのは会社員ながら上りに強い増田さん

増田さんはスマートローラーの静かさにびっくりしたと語っている。

「回転音が全くなくて、チェーンが動く音しか聞こえません。騒音も振動もないので、マンション住まいの私でもお隣に気を遣わないで夜間練習できそうですね」

自転車のロードバイクは氷面を滑るように、さっそうとアウトドアを走るのが魅力。これまでの室内練習では乗車姿勢は変えられず、タイヤの摩擦音や振動も気になるものだったが、これなら継続的に室内トレできそう。春になったら人知れず強くなっているのは間違いない?

自転車チェーン店のワイズロードが輸入発売

米国製スマートトレーナー、サリスは自転車チェーン店のワイズロードを展開するワイ・インターナショナルが総代理店。今回試乗したスマートトレーナーH3は12万8000円(以下すべて税別)、プラットフォームは15万8000円。画像連動型オンラインシステムの代表はズイフト。利用にはインターネット接続されたパソコンなど、ズイフト月間利用料1500円が別に必要。

左から篠さん、司会を務めた歌手でトライアスリートの水越ユカさん、増田さん、けんたさん

●SARIS公式ホームページ
●H3動画の動画
●MP1動画

あしぎんアプリ15万ダウンロード記念でブリッツェンサコッシュ

栃木県宇都宮市に本店を置く足利銀行のあしぎんアプリが15万ダウンロードを突破したことを記念し、地域密着型プロサイクルロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」とコラボしたオリジナルデザインのサコッシュを抽選で50人にプレゼントする。

サコッシュの画像はイメージ

デザインは、足利銀行と宇都宮ブリッツェンが監修のもと、ロードレースファンが見ただけでワクワクするようなものを考案している。

キャンペーンの募集期間は、2020年3月2日(月)~5月10日(日)まで。

募集対象としては
・あしぎんアプリに口座登録(すでに登録している人を含む)し、キャンペーン期間中に残高照会を利用した人
・あしぎんアプリのおすすめに設置されているキャンペーンバナーから専用の応募フォームに遷移し、必要事項を入力のうえキャンペーンに応募した人

当選結果はプレゼントの発送をもって代える。発送は5月下旬頃の予定している。

●足利銀行のホームページ

小山智也がKINAN AACA CUP第3戦で大集団スプリントを制す

KINAN Cycling Teamがホストを務める東海地区のロードレースシリーズ「KINAN AACA CUP」2020年シーズンの第3戦が、3月1日に岐阜県海津市・木曽三川公園長良川サービスセンターで行われた。メインの1-1カテゴリーは、たびたびアタックが発生するも、最後は集団でのスプリントに。好位置から加速した小山智也(Hincapie LEOMO P/b BMC)がシーズン初勝利。シリーズリーダーの椿大志(KINAN Cycling Team)は2位となり、その座をキープしている。

KINAN AACA CUP 2020第3戦で大集団のスプリント勝負を小山智也が制す ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

毎月1回のペースで東海地区の各地を転戦するシリーズ戦は、第1戦以来となる長良川沿いの平坦コース。今回は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、参加選手・関係者全員が対策したうえで会場入りすることを義務付けての開催となった。そんな中でも、国内シーンの本格的シーズンインを目前に各カテゴリーに多数のライダーが参戦。メインの1-1カテゴリーには、今季のJプロツアーを走るレバンテフジ静岡やシマノレーシングからもエントリー。総勢80人を超える選手がスタートラインへ。これら選手たちを迎え撃つKINAN Cycling Teamは、シリーズリーダージャージで出走の椿のほか、山本元喜、山本大喜、トマ・ルバ、新城雄大、荒井佑太の6選手が出場した。

5.1kmの周回コースを20周するレースは、リアルスタート直後から椿ら3選手が先行したこともあり、序盤から活性化。このリードは4周目で封じられるが、それ以降も数人単位のパックができては集団へと引き戻される流れの繰り返し。出入りの激しい展開は中盤まで続くこととなった。

そんなムードが一変したのは9周目後半。トマを含む3人が抜け出すと、次々と追走が発生。10周目を終える頃には10人がレースをリードすることに。ときおりメンバーを入れ替えながらも、先頭グループが主導権を握って後半戦へと進んだ。

レースを先行した10人は小山、寺田吉騎(UCIH)、水野貴行(稲城FIETSクラスアクト)、小島渓円(Team Nason)、石原悠希(Hincapie LEOMO P/b BMC)、阿曽圭佑(あそクリニック)に加え、山本元、山本大、トマ、新城のKINAN勢。メイン集団に対して最大で50秒ほどのリードを確保したまま、15周を終える。

しかし、残り周回が少なくなったところでメイン集団の追撃ムードが高まる。先頭グループの協調体制が崩れてきたこともあり、周回を経るたびにその差は10~20秒単位で一気に縮まっていく。そして、残り2周となったところでメイン集団が先頭を走った選手たちをキャッチ。土壇場でレースはふりだしへと戻った。

一団のまま迎えた最終周回。散発するアタックはいずれも決まらず。決定打が出ないまま、勝負はスプリントへとゆだねられることになった。混戦のまま突入した最後の直線、先頭で加速したのは小山。これを椿が追う形となるが、一歩及ばず。レースを通じ終始攻め続けた小山がシリーズ初勝利を挙げた。

この日は各カテゴリーのレースのほか、会場内では中西健児アカデミーコーチによるキッズスクールが行われ、KINAN Cycling Teamの選手たちも講師役として参加。バイクコントロールの向上を目的に、スラロームに挑戦。締めには2チームに分かれてのリレー勝負を行ってスキルアップを図った。また、FUSION(光設備)さまがブース出展。1-2カテゴリーの優勝者には、スマートフォンのタッチパネル強化の「ハドラスコーティング」のサービスが副賞として贈られた。

シリーズ第4戦は、3月28日に今回と同じ会場で行われる予定。エントリーは9日から開始される。

●キナンAACAカップのホームページ