スタイルと技術を備えたスマートなホイールオントレーナー TUO(トゥオ)

ホームトレーナーメーカー「ELITE」から、モダンで美しいプロダクトデザインと最新鋭の機能性を兼ね備えたホイールオントレーナー「TUO(トゥオ)」が発表された。5万5400円(税別)。

スタイルとテクノロジーを備えたスマートなホイールオントレーナーTUO(トゥオ)

スリムでスマートなボディに、さまざまな最新機能が搭載された非常に軽量なインタラクティブホームトレーナーは、シンプルな構造ゆえに比較的購入しやすい価格で、ヴァーチャルライドをこれからはじめたいという人にぴったり。

スタイルとパフォーマンスが魅力

リヤホイールを両サイドから挟み込み、タイヤを負荷装置に押し当てるクラシカルなホイールオントレーナー。昨今のヴァーチャルライドの盛り上がりとともに、高機能なダイレクト・トランスミッショントレーナーの台頭でまさに「クラシック(古典的)」な存在と感じる。新たに誕生したTUOはその洗練されたモダンなスタイルと、自動負荷調整機能やパワーメーターリンクなどの最先端のテクニカルパフォーマンスで今までのクラシックトレーナーの常識を覆す、次世代のホイールオントレーナーだ。

モダンでシンプル、それでいて機能美あふれるインテリアやファニチャーデザインを得意とし、欧州のさまざまな有名企業と共同で製品開発を手がけるAdriano Designの協力のもと開発されたTUOは、既存のクラシックトレーナーとは一線を画す、独創的で美しく、リビングルームなどに置いてあっても他のインテリアに溶け込むようなデザインが施されている。

リヤホイールを両サイドから挟み込み、タイヤを負荷装置に押し当てるクラシカルなホイールオントレーナー

TUOに採用されている素材は全て高品質で、優れた堅牢性と、コンパクトに収納できるシンプルな構造が特徴で、簡単にセットアップできるだけでなく非常に軽量なインタラクティブトレーナーといえる。TUOは一般的なダイレクト・トランスミッション方式のインタラクティブトレーナーのおよそ半分から2/3程度の重量で、だれでも簡単に持ち運びすることが可能。

さまざまな通信規格に対応する双方向通信機能を備え、エリート純正の高機能トレーニングアプリ「my-E-Training」やサードパーティ製の「ZWIFT」、「TrainerRoad」などアプリを使ったさまざまなトレーニングが可能だが、その際に必要不可欠なデータがパワー値。TUOは「POWER METER LINK(パワーメーターリンク)」を搭載したモデルで、普段使用のバイクにすでに取り付けられているパワーメーターのデータを利用し自動負荷調整を作動させることが可能。自転車とホームトレーナーのパワーメーターが異なることで生じてしまう数字の乖離を完全に取り払い、常に一貫性を持ったデータをベースにトレーニングできる。

非常にスマートな見た目のTUOは脚を収納し自立させることであらゆるスペースに収納可
すべて高品質な素材が採用されていて、アルミのユニット、スチールフレーム、ブナ材の脚の組み合わせは頑丈で衝撃吸収性に優れる

自転車にパワーメーターを取り付けていない場合は、TUOに搭載されている磁気抵抗ユニットとELITE独自のアルゴリズムを用いた計算値でパワーを導き出し、そのデータをヴァーチャルライドに利用。計算値の精度は±3%以内の誤差に収まるよう1台1台ていねいにキャリブレーションされているので、利用の自転車にパワーメーターを付けていないサイクリストも安心してヴァーチャルライドできる。

ホイールオントレーナーで気になる静粛性は、ELITE独自のエラストゲルを採用することで摩擦音を大幅に減少、またトレーニング中のタイヤの摩耗も20%低減。

自転車側に装着しているパワーメーターのデータを利用するパワーメーターリンク搭載機

TUO(トゥオ)
設置サイズ:680×690×410mm、収納サイズ:430×315×560mm
重量:約10.3kg
自動負荷・最大再現勾配10%
ANT+ FE-C、Bluetooth Smart 双方向通信(スピード、ケイデンス、出力を送信)
パワーメーターリンク搭載
磁気抵抗ユニットによる出力計測(誤差±3%)
130-135mmQR、142-142mmTA 対応
付属品:my E-Training1年間無料ライセンス
2020年1月頃入荷予定・予約受付中
税抜定価:5万5400円

●ホームトレーナー商品をまとめたページ

エタップ・デュ・ツール日本人参戦枠を指定ツアー会社が発売

ツール・ド・フランスの1区間を走る一般参加レース、エタップ・デュ・ツール・ド・フランスが2020年7月5日に南仏のニースを発着とする177kmで開催され、公式ツアー会社となる国際興業が日本人参戦枠を2019年11月1日に発売する。

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

1万6000人が参加する人気レースは公式サイトでの応募がわずか数時間で完売。ただし日本を含めた数カ国には国別の出場枠が用意され、各ツアーエージェントからの参加が残されている。

30回目の節目となる2020年大会は、国際空港が市内から至近の位置にあるとともに、スタートとゴールが同じということもあって例年になく参加しやすい設定。コースは2020ツール・ド・フランスの第2ステージと同じもので、標高1500m以上の峠が2つある。アルプスやピレネーで開催された大会に匹敵する過酷さが売り物。

国際興業の参戦ツアーはニース往復航空券とニース市内のホテルがセットになったものと、エタップ・デュ・ツール・ド・フランス参戦後にホンモノのツール・ド・フランスを2ステージ観戦するものが用意されている。どちらもすでに完売しているエントリー枠がついている。

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エタップ・デュ・ツールは初ニース…7月5日に開催へ

ツール・ド・フランスの過酷さをイヤでも体験してしまうのがエタップ・デュ・ツール

●国際興業のエタップ・デュ・ツール参戦ツアーサイト
●エタップ・デュ・ツール・ド・フランスの公式サイト

親子でおそろいのハローキティモデルが販売開始

快適な自転車ライフを提供する自転車専門店のあさひは、2019年10月下旬よりサンリオの“ハローキティ”と“あさひ”がコラボレーションした自転車「ハローキティ16/18」と「ハローキティ20」を、全国のサイクルベースあさひ各店、あさひ公式オンラインショップで販売を開始する。

ハローキティ16/18
ハローキティ20

「ハローキティ16/18」と「ハローキティ20」は、『親子で乗って楽しい、おそろい自転車』をテーマにした自転車。チェーンケースに描かれたハローキティがかわいい16型/18型のキッズサイクルと、落ち着いた雰囲気の20型大人用小径車の、合計3種類のタイヤサイズの自転車を用意。

親子おそろいのデザインでお出かけできる自転車

「ハローキティ」とコラボレーションしたあさひ限定モデル

ハローキティ16/18
販売日 :2019年10月下旬
販売価格:2万4980円(税込)
カラー :レッドグラデーション
サイズ :16型(適応身長100cm~)
     18型(適応身長105cm~)
変速  :変速なし
※一部の店舗では取り寄せ対応となる。適応身長は目安

ハローキティのリボンをカゴの底板にデザインしたかわいらしい金属製カゴ
かわいいハローキティのロゴが入ったサドル
力の弱い子どもの握力に合わせて前ブレーキのバネを10%ダウンしたブレーキ
ハローキティのリボンを立体的に再現した小径車とおそろいのオリジナルプレート
ステー取り付け時に樹脂製のブッシュを挟むことで「ガラガラ音」が発生しづらい補助輪

ハローキティ20
販売日 :2019年10月下旬
販売価格:4万6980円(税込)
カラー  :ブラックグラデーション
サイズ :20型(適応身長140cm~)
変速  :内装3段変速
その他 :BAA基準適合、後ろ子ども乗せ対応
※一部の店舗では取り寄せ対応となる。適応身長は目安

ブラックグラデーションを基調に落ち着いた雰囲気の小径車
スカートも巻き込みにくい設計
後ろ子ども乗せ対応のリヤキャリアを標準装備。チャイルドシートはもちろん、お買い物かごも取り付けが可能
駐輪時の自転車の転倒を防ぐ「くるピタ」。荷物の乗せ降ろし時や、子どもの乗車時も安心
ハローキティのリボンをカゴの底板にデザインしたかわいらしい金属製カゴ
ハローキティのリボンを立体的に再現した、キッズサイクルとおそろいのオリジナルプレート

●ハローキティコラボレーションモデル特設サイト

1.0kgも軽量化された新型プレシジョンスポーツ販売へ

快適な自転車ライフを提供する自転車専門店のあさひは、2019年10月下旬より従来比で1.0kg軽量化されたPRECISION SPORTS(プレシジョンスポーツ)を、全国のサイクルベースあさひ各店と、あさひ公式オンラインショップで販売を開始する。

新しいプレシジョンスポーツは、フロントホイールやタイヤ、ペダルなど細部にまで軽量パーツを採用することで、エントリークラスのクロスバイクでありながら車体重量11.4kgと従来製品よりも約1.0kgの軽量化を実現。これまでの快適性を損なうことなくクロスバイクで走る爽快感を身近に感じるよう、軽やかで快適な走りにこだわった。

シティライドで多い信号待ちやコーナリング、新しいプレシジョンスポーツはポイントとなるパーツを軽量化して漕ぎだしの加速感や、なめらかなハンドリングにもこだわった。

軽量でハンドリングの軽やかさに優れたアルミフォークを搭載
唯一地面と接地するタイヤは走りの軽やかさを実感しやすい重要なアイテム。タイヤも新たに軽量化
軽量アルミケージのペダルを採用し、細部まで軽量化にこだわった
ヘッドチューブを長く設定し、前傾姿勢がきつくない楽なポジションになるよう設計
グローブをしていない時も想定して、手の平が痛くなりにくいエルゴノミック形状で柔らかいグリップを採用
ホイールの脱着がしやすいクイックレバー式ではなく、盗難やアクシデントの心配が少ないスキュアー式(ボルト止め)を採用
3×8ギヤの変速ユニットには操作性がいい信頼のシマノ製を採用

PRECISION SPORTS(プレシジョンスポーツ)
販売日 :2019年10月下旬
販売価格:4万4980円(税込)
カラー  : ライムグリーン、ピーコックブルー、ホワイト、マットブラック、コーラルオレンジ
変速  :SHIMANO社製 24スピード
重量  :11.4kg(470mm)
サイズ(適応身長):430mm(165cm~)、470mm(170cm~)、510mm(175cm~)
※一部の店舗では、取り寄せ対応となる。コーラルオレンジは510mmサイズの設定なし。適応身長は目安

街乗り時には不可欠なサイドスタンドを標準で装備
シートレバー女性や力の弱い人でもサドルの上げ下げが楽にできるレバー形状

●あさひの関連サイト

自由気ままなロングライド“いなヴェロ”にキナン選手参加

自転車の街としておなじみの三重県いなべ市全域を舞台として、サイクリストが主役のビッグイベント「DENSO Presents いなべヴェロフェスタ2019 with KINAN Cycling Team(いなヴェロ)」が10月27日に開催された。イベント名の通り、KINAN Cycling Teamが2019年もゲスト参戦。市内各地での走行はもちろん、エイドステーションからのラジオ出演、ファンサービスと、選手たちは大忙しの1日を過ごした。

いなべヴェロフェスタ2019 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

毎年5月のツアー・オブ・ジャパン(TOJ)では、KINAN Cycling Teamのホームステージとして選手たちを後押しするいなべ市。レース開催にとどまらず、今回のようなライドイベント、学校での自転車安全教室の実施など、年間を通してサイクリングを軸とした街おこしに力を入れる。なかでもこの「いなヴェロ」は街の全域を活用し、市内の人気スポットや特産品を販売するショップなども参画する一大イベント。

それだけにサイクリストに向けたホスピタリティも充実。「みんなに優しいロングライド」をコンセプトとし、走行距離やコース、通過するポイントに制限を設けず、参加者自身でルートセッティングできる“ライダーファースト”が特徴。参加ライダーたちを待ち受けるチェックポイントを15カ所設定し、そのうち5つは“いなべの食”を堪能できるエイドステーションを兼ねる。

加えて、世界的な自動車部品メーカー「デンソー」の大安製作所が“スペシャルポイント”となり、同県北勢地域のグルメイベント「美し国みえグルメフェア」「キッズヴェロフェスタ」と併催。そのほかにも、チェックポイント独自の「味のおもてなし」や、サイクリストの多くが知るところとなった三岐鉄道三岐線のサイクルトレインが西藤原駅から乗車可能であるなど、午後3時のフィニッシュタイムまで無限にいなべのよさを満喫できるロングライドとなった。

そんな“走って”“食べて”“楽しんで”の1日に2019年もKINAN Cycling Teamの選手たちがゲスト参加。山本元喜、椿大志、大久保陣、山本大喜、雨乞竜己、新城雄大の6選手が参加者とともにスタートラインから街のいたるところへと出発。この日ばかりはレースではなかなか見られないリラックスムード。みんなとともにエイドで補給をしたり、記念撮影に応じるなど、いつも以上にファンサービスにも力を入れた。

このイベントでは、「キナンdeスタンプラリー」と称して、選手たちを見つけてスタンプをゲットすると抽選でIRCタイヤ(1万3000円相当)が当たる特別企画も実施。参加者は一様にサイクリングを楽しみつつ、KINANメンバーの“探索”にも熱が入っていたよう。

また、この日はパーソナリティー役に徹した中島康晴を筆頭に、選手たちが地元ラジオ局「いなべFM」にもたびたび出演。コースに繰り出したメンバーによるチェックポイントからのレポートのほか、中島による参加者へのインタビューなど、その臨場感をリスナーへダイレクトに伝えることにも努めた。

約800人の参加者に恵まれた“いなヴェロ”。「KINANの選手たちに会えると聞いて参加を決めた」「有名店の味を確かめたくて」といった声や、「TOJのコースを体験できることをモチベーションに」など、参加動機はさまざま。それも、「自由気ままなロングライド」だからこそ。今年から市の中心部に地位する「北西市民会館」が主会場となったことで、走行ルートや立ち寄るチェックポイントのセレクトに幅が生まれたことも、イベントの成功の大きな要因となった。

●いなべヴェロフェスタ2019のホームページ

松﨑琢仁が個人タイムトライアル最速…ツール・ド・フランスさいたま

7回目の開催となるツール・ド・フランスさいたまクリテリウムは10月27日、さいたま新都心周辺の特設サーキットで個人タイムトライアルを開催し、予選大会から勝ち上がった松﨑琢仁(サイタマサイクルプロジェクト)が4分16秒27のトップタイムをたたき出した。

個人タイムトライアルの最速タイムをたたき出した松﨑琢仁(サイタマサイクルプロジェクト) ©Yuzuru SUNADA

ジュニアクラスでロードと個人タイムトライアルの全日本チャンピオンなった津田悠義(EQADS)は 4分18秒86。アマチュア・オーバー40枠で出場を果たした福原大は同20秒03、アマチュア・ジュニアクラスの佐藤伊織(プロジェクトアスリーチャー)は同21秒07と活躍が際立った。

オーバー40枠で出場を果たした福原大 ©Yuzuru SUNADA
廣瀬博子(ペダリスト)はヒルクライムレース年代別優勝の常連 ©Yuzuru SUNADA

女子クラスでは、ジュニア女子ポイントレースの世界チャンピオン、内野艶和(福岡・祐誠高)が4分46秒99でトップ。

パラサイクリングはカテゴリーや障がい程度の係数を反映しないネットタイムだけが計測され、木村和平(パイロットは倉林巧和)が4分18秒93、杉浦佳子が同53秒79で走った。

 ©Yuzuru SUNADA
2020東京パラリンピックを目指す藤井美穂 ©Yuzuru SUNADA

●ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムのホームページ