津田悠義と岩元杏奈が全日本選手権ジュニアで優勝

2019全日本選手権ロードは大会2日目の6月28日、静岡県の富士スピードウェイで女子ジュニア+U17、男子U17+U15、男子ジュニアの各カテゴリーでロードレースが行われた。男子ジュニアは津田悠義(愛知・三好高)、同女子は岩元杏奈(日本体育大)が優勝した。

津田悠義(愛知・三好高)が全日本選手権ジュニア男子で優勝 ©2019 JCF

女子ジュニア+U17は富士スピードウェイの特設コース10.8kmを5周回するもの。2周目にできた10名ほどの先頭集団から岩元と渡部春雅(駒澤大高)が抜け出し、最後は岩元がゴールスプリントを制して優勝を飾った。

岩元杏奈(日本体育大)が全日本選手権ジュニア女子で優勝 ©2019 JCF

女子ジュニア+U17
優勝 岩元杏奈(日本体育大)1:37:38
2位 渡部春雅(駒澤大学高校)+0:02
3位 内野艶和(祐誠高校)+2:18

全日本選手権ジュニア女子で優勝した岩元杏奈が中央。左が2位でU17優勝の渡部春雅、右が3位内野艶和 ©2019 JCF

女子U17
優勝 渡部春雅(駒澤大高)1:37:40

全日本選手権U17優勝の渡部春雅 ©2019 JCF

男子U17+U15は6周回63kmで争われ、最終周回で18名に絞られた先頭集団からラスト6kmを過ぎて岩田聖矢(榛生昇陽高)がアタックして独走となり、10秒ほどの差をキープして逃げ切り優勝となった。2位には岩田と同じ榛生昇陽高の山下虎ノ亮が入った。

岩田聖矢(榛生昇陽高)が全日本選手権U17男子で優勝 ©2019 JCF

「今日は高校の顧問の先生の誕生日で、優勝できてうれしいです。(2位の山下君は)1年生の後輩なのですがいつも練習相手になってくれて、彼が2位になったのもうれしいです」と岩田聖矢。

男子U17
優勝 岩田聖矢(榛生昇陽高)1:40:49
2位 山下虎ノ亮(榛生昇陽高)+0:06
3位 山崎開登(松山城南高)+0:06

全日本選手権U17男子で優勝した岩田聖矢を中央に左が2位山下虎ノ亮、右が3位山崎開登 ©2019 JCF

男子U15
優勝 内田凛(京都向陽サイクルスポーツクラブ)1:45:34

内田凛(京都向陽サイクルスポーツクラブ)が全日本選手権U15男子で優勝 ©2019 JCF

男子ジュニアは11周回117.3km、レース中盤にできた2人の逃げにメイン集団から追いついた川野碧己(慶應義塾高)らが先頭集団を形成し、ここから川野、津田悠義の2人が先頭となった。ラスト2周で津田が仕掛け、残り16kmを独走して優勝した。

「スタート前から積極的に攻めようと思って走った結果、優勝できた。(ラスト2周でのアタックは)迷ったが、相手がタレて(弱って)いたので思い切って行った」と津田。

男子ジュニア
優勝 津田悠義(愛知・三好高)3:04:05
2位 天野壮悠(千里高校)+01:54
3位 大河内将泰(南大隈高校)+01:54

全日本選手権ジュニア男子優勝の津田悠義を中央に左が2位天野壮悠、右が3位大河内将泰 ©2019 JCF

●日本自転車競技連盟のホームページ

ザカリンがツール・ド・フランス参戦…カチューシャがメンバー発表

カチューシャ・アルペシンが7月6日に開幕する第106回ツール・ド・フランスに出場する8選手を発表した。区間15勝目が期待されていたマルセル・キッテル(ドイツ)はシーズン序盤にチーム契約を撤回し、事実上引退している。

●カチューシャ・アルペシンのツール・ド・フランス出場8選手
イェンス・デブシェール(ベルギー)
アレックス・ドーセット(英国)
ジョセ・ゴンサルベス(ポルトガル)
マルコ・ハラー(オーストリア)
ニルス・ポリッツ(ドイツ)
リック・ツァベル(ドイツ)
マッズウルス・シュミット(デンマーク)
イルヌール・ザカリン(ロシア)

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●ツール・ド・フランスのホームページ

2020年はジロとツールの間隔が1週間短く…すべて東京五輪のせいだ

2020年のジロ・デ・イタリアがハンガリーのブダペストで開幕することは発表されていたが、6月27日にその詳細が発表され、例年通りに5月第2週の土曜日となる5月9日に開幕することになった。2020年は東京五輪が開催されることで、ツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャは例年よりも1週間早い開催日程。そのためジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスの間隔が5週間から4週間になった。

2020ジロ・デ・イタリアはハンガリーのブダペストで開幕する

2020年のジロ・デ・イタリアはブダペストで距離9.5kmの個人タイムトライアルで始まる。2日目の第2ステージはブダペストからジェールまでの距離193km。3日目の第3ステージはセーケシュフェヘールバールからナジカニジャまでの197km。選手らはその後空路でイタリア入りすることが想定されるが、今回の発表は最初の3日間のみ。

ハンガリーでは3ステージが行われる

●2020年のグランツールと東京五輪の開催日程
5月9日〜31日 ジロ・デ・イタリア(ハンガリー・ブダペスト開幕)
6月27日〜7月19日 ツール・ド・フランス(ニース開幕)
7月24日〜8月9日 東京五輪
8月14日〜9月6日 ブエルタ・ア・エスパーニャ(オランダ・ユトレヒト開幕)

ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスの開催日程が1週間も縮まったことで、有力選手の戦略もこれまでのシーズンとは異なるものになるはず。ワンデーレースとして開催される東京五輪での参戦もふまえてさまざまなプランが検討されるのでは。

●ツール・ド・フランスのホームページ

トレックが2019モデルを対象としたサマーセール

トレック・ジャパンが2019年モデルを対象にしたサマーセールを実施する。対象モデルは2019年モデルのすべてのバイク。対象店舗は全国のトレック正規販売店。期間は6月29日(土)から在庫終了まで。値引きなどのセール内容は実施店舗やモデルにより異なるため、詳細は店頭で。

一部でセールを行っていない販売店もある。Project One、e-bikeは対象外。2020年も継続販売する一部モデルは対象外。

●トレック・ジャパンのホームページ

ツール・ド・フランスカフェが6月28日、渋谷にオープン

ファッションやカルチャーが常に流行の先端をいく街「渋谷」に、マイヨジョーヌ100周年を記念し、期間限定でサイクルロードファンが集う場所「Tour de France CAFÉ @TOKYO powered by J SPORTS」がオープンする。

マイヨジョーヌ100周年を記念してホンモノのジャージがディスプレーされる @J SPORTS

2018年12月7日(金)に渋谷ストリーム4階にオープンした「トルク スパイス&ハーブ、テーブル&コート」を期間限定で模様替えした。「サイクリストフレンドリー」をコンセプトに、自転車通勤をするワーカーをサポートし、趣味や興味を通じて交流できる新たなスペースとして常設営業されている。

ママンが煮込んだチキンフリカッセ(ランチ) 1500円(税別) @J SPORTS
パエリアダジュール ランチ(ミニサラダ付き)1200円、ディナー1500円(税別) @J SPORTS
トルクカフェが黄色に彩られた @J SPORTS

プロデュースはツール・ド・フランスのライブ中継で知られるJSPORTS。
「1998年から20年以上にわたって放送してきたことがツール・ド・フランス主催者ASOに認められ、日本で初めて公式カフェとしてオープンすることができた」とジェイ・スポーツ経営企画本部マーケティング部の鳥居修平部長。

トルクカフェとコラボレーションして、オリジナルメニューとしてフランス各地を旅しているようなフードやドリンクを提供していく。またマグカップ(3000円)やタンブラー(2300円)などカフェでしか手に入らないグッズも販売されている。

営業はツール・ド・フランスがパリにゴールする翌日の7月29日まで。

100周年記念ラテ @J SPORTS
カクテルジョーヌなど4種 720円(税別) @J SPORTS

場所:サイクルカフェ&ダイニングTORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURT
東京都渋谷区渋谷3丁目21-3 渋谷ストリーム4階
期間:6月28日(金)~7月29日(月)
営業時間:9:00~23:00 (FOOD L.O. 22:00 / DRINK L.O. 22:30)

●カフェの詳細サイト

ジョーヌなカレー~とれたまを添えて 1000円(税別) @J SPORTS
ベルギーワッフル山脈8914 1600円(税別) @J SPORTS
Nikiはサガン推し、川村エミコはトーマス…ツールカフェ6月28日オープン

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杉浦佳子、川本翔太らがパラサイクリングの全日本覇者に

2019日本パラサイクリング選手権ロード大会が6月27日に静岡県小山町の富士スピードウェイで開催され、女子自転車競技クラス C1-5で杉浦佳子(楽天ソシオビジネス)が藤井美穂(楽天ソシオビジネス)を制して優勝した。

日本パラサイクリング選手権ロードの女子自転車競技クラス C1-5で優勝した杉浦佳子 ©2019 JCF

女子 自転車競技 クラス C1-5
1位 杉浦佳子(楽天ソシオビジネス)22:46.44
2位 藤井美穂(楽天ソシオビジネス)+4:50.54

女子自転車競技クラス C1-5で優勝した杉浦佳子(右)と2位藤井美穂 ©2019 JCF

男子 自転車競技 クラス C2-3
1位 川本翔太(大和産業)20:16.20
2位 藤田征樹(藤建設)+0:42.53Z
3位 相園健太郎(全日本空輸)+3:51.86

自転車競技 クラス C2-3優勝の川本翔太 ©2019 JCF
自転車競技 クラス C2-3優勝の川本翔太を中央に左が2位藤田征樹、右が3位相園健太郎 ©2019 JCF

MB-男子 視覚障害クラスB
1位 木村和平・倉林巧和(楽天ソシオビジネス)39:11.16
2位 大城竜之・高橋仁(チームチェブロ / マトリックス)+4:53.18

男子 視覚障害クラスB優勝の木村和平(後ろ)・倉林巧和 ©2019 JCF
男子 視覚障害クラスB優勝の木村和平(右から2人目)・倉林巧和、左は2位大城竜之(左から2人目)・高橋仁 ©2019 JCF

WB-女子 視覚障害クラスB
1位 山口乃愛・山本さくら(北海道札幌視覚支援学校 / Ciel Bleu 鹿屋)47:43.49
2位 栗原梢・小沼美由紀(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)+2:43.42

WB-女子 視覚障害クラスB優勝の山口乃愛(後ろ)・山本さくら ©2019 JCF
WB-女子 視覚障害クラスB優勝の山口乃愛(右から2人目)・山本さくら、左は2位栗原梢(左端)・小沼美由紀 ©2019 JCF

MT1-2 男子 トライシクル・クラス T1-2
1位 福井万葉(楽天ソシオビジネス)30:03.94

男子 トライシクル・クラス T1-2優勝の福井万葉 ©2019 JCF
男子 トライシクル・クラス T1-2優勝の福井万葉 ©2019 JCF

男子 ハンドサイクル クラス H1-5
1位 松本亘 31:17.97
2位 村田成謙(フジ住宅)+5:51.16
3位 山木平良(伊豆総合高)+36:20.55

男子 ハンドサイクル クラス H1-5優勝の松本亘 ©2019 JCF
男子 ハンドサイクル クラス H1-5優勝の松本亘を中央に左が2位村田成謙、右が3位山木平良 ©2019 JCF

男子 自転車競技 クラス C4-5
1位 石井雅史(イナーメ信濃山形)21:23.62
2位 沼野康仁(VC-SPLENDOR)+27:22.67

クラス C4-5優勝の石井雅史 ©2019 JCF
クラス C4-5優勝の石井雅史(右)と沼野康仁 ©2019 JCF