タラマエと橋本英也加入のキナンは11人で2025シーズンに挑む

KINAN Racing Teamは2025シーズンを今季から1名減の11選手でレース活動を行う。アンテルマルシェ・ワンティ所属のレイン・タラマエ(エストニア)、JCL TEAM UKYO所属のネイサン・アール(オーストラリア)、さいたま佐渡サンブレイブの宇賀隆貴(東京都出身)、日本大の新宮颯太(宮城県出身)、ブリヂストンサイクリングの橋本英也(岐阜県出身)が新たに加入。6選手が来季への契約を更改した。

レイン・タラマエ ©PHOTO NEWS

11選手の内訳は、日本7人、オーストラリア2人、フランス1人、エストニア1人で、平均年齢は29.4歳。アンダー23カテゴリーの若手有望株から、世界を知る実績十分のベテランまでがそろい、これまでに培ってきた経験やスキルをビッグレースでの結果に結びつけていきたいという。

ネイサン・アール
橋本英也 ©Satoru KATO

チーム方針としてはこれまで同様、バッグボーンが多彩で個性豊かな選手たちのよさを生かすべく、特性や専門性を生かしたレース選択やメンバー選考を行っていく。スケジュール次第では、2部隊でのレース活動など幅広く取り組んでいく。メインであるロードレースにとどまらず、トラック競技やシクロクロス競技を得意とする選手も多いことから、今後は各方面でKINANジャージが見られる。

宇賀隆貴 ©2024 Yoshiyuki Gamo
新宮颯太 ©Satoru KATO

ロードレース競技における最大目標は、メインスポンサー「キナン」のお膝元・熊野地域を舞台に開催されるステージレースのツール・ド・熊野でのタイトル獲得。国際レース参加に関しては、UCIワールドツアーはもちろん、ヨーロッパツアーなどグローバルな活動を引き続き視野に入れる。同時に国内シーンにも積極的に参戦し、成果を求めていく。

ドリュー・モレ
山本元喜

スタッフでは、2024年シーズンに約20年におよぶ競技キャリアを終えた畑中勇介がチームに残り、コーチに就任。ライダーとして培ってきた経験を生かし、チーム力の向上に尽力。

柚木伸元
トマ・ルバ

2025年シーズンの初戦としてシャールジャ・ツアー(UCIアジアツアー2.2、1月24~28日)を予定。同レースには2年ぶりの出場で、中東においても自転車熱の高いUAEでのシーズンインになる。

新城雄大
宮崎泰史

2024自転車10大ニュースの投票開始…12月24日締め切りで即日発表

自転車活用推進研究会が2024年も自転車に関するさまざまなニュースから10大ニュースを選出する投票を開始した。膨大な記事の中から30本に絞られ、会員と一般によるインターネット投票で10本のニュースを選ぶ。

2023年の自転車10大ニュース

会員は1票につき2ポイント、一般の1票は1ポイントとカウントし、投票の多かった上位10本を「2024自転車10大ニュース」として公表。投票締め切りは12月24日正午、開票速報は深夜になる予定。

●投票ページ

次の自転車ニュースの中から特に重要だと思うものを5項目まで選んでください。

11月1日に酒気帯び・ながらを含む改正道交法施行
ドコモ・バイクシェアの累計利用回数が1億回突破
シェアサイクル大手2社がポートの共同利用で提携
警察庁が2026年度から自転車にも青切符導入を決定
警察庁2026年に生活道路の法定速度30km/hへ
警察庁が交通安全充実化に向け官民連携協議会を設置
ヘント開催Velo-Cityの日本ブースが前年比4倍に
国際会議Velo-City開催に向け愛媛県が立候補
第11回自転車利用環境向上会議が敦賀・若狭で開催
自転車産業振興協会がJapan Bike Show初開催
東京都交通局が青梅市でサイクルバスの実証実験開始
成田にも! 各地の空港にサイクルステーション誕生
長野県・諏訪湖を一周するサイクリングコースが完成
自転車通学する都立高校生はヘルメット着用が条件に
自活研が選ぶ自転車名人・十代目は団長安田氏に決定
東京都1500人調査で自転車通勤OKの人50.1%
国連自転車デー特別表彰で広島・愛媛県知事が受賞
琵琶湖一周ビワイチ参加者過去最高の12万8千人に
自転車利用環境創出ガイドラインを8年ぶりに改定
自転車通勤導入に関する手引きを5年ぶりに改定
JR東が常磐線でサイクルトレインの通年実施を決定
普通自転車歩道通行可の標識が各地で続々撤去される
シマノがAI変速機クオートを発表 2025年実用化
山口・宇部 国内最長の私道で自転車レース開催
東京都がUCIから自転車に優しい都市ラベルを獲得
さいたま市はASOから自転車都市レベル2を獲得
UCI世界選手権で日本人選手が金メダル含む大活躍
国際自転車安全会議ICSCが愛媛今治で国内初開催
自転車の酒気帯び検挙でクルマの免許を停止処分に
レインボーライド2024は3回目で初の朝から快晴
寒さで下を向いた高校生の自転車で85歳男性事故死

若い世代のライフスタイルにマッチしたクロスバイク新発売

「どこまでも、自分らしく」をコンセプトに、若者のニーズを満たし、現代のライフスタイルにマッチした新しい自転車ブランド「COOSA」が誕生。クッション性の高いパーツを採用し、小さな段差の多い街中をリラックスして走行できるコンフォートクロスバイクだ。

コンフォートクロスバイク「COOSA COMFORT」

2024年11月下旬から日本国内のサイクルベースあさひ、あさひブランド取り扱い販売店、あさひネット通販サイトで順次販売を開始。

COOSA COMFORT(ブラック)

昨今、若年層のライフスタイルや価値観が多様化する中、自転車に対するニーズも変化している。通学や通勤、休日のアクティビティなど、さまざまなシーンで活躍できる自転車が求められる中、どこまでも「自分らしく」いられるような自転車を提供することで、若者たちのより豊かな日常をサポートしたいという想いから、新しい自転車ブランド「COOSA」が登場したという。

COOSA COMFORT(グリーン)
COOSA COMFORT
販売日:   2024年11月下旬
販売価格:  46,200円(税込)
カラー:   ブラック、ブラウン、グリーン
フレーム:  スチール製
サイズ(適応身長):  420mm(160cm~)、460mm(170mm~)
変速 :   外装7段変速
タイヤ:   27.5×2.1
重量 :   14.3kg
取り扱い:  日本国内のサイクルベースあさひ 及び あさひブランド取り扱い販売店、
あさひネット通販サイト
20代の社内スタッフが開発に携わった

アルケア・B&Bホテルズの見た目は変わらぬ2025シーズンジャージ

フランス北西部のブルターニュ半島を拠点とするアルケア・B&Bホテルズが2025年のチームジャージを発表した。イタリアのアパレルメーカー、ロスティが新たにパートナーシップを締結。男女のプロチームとデベロップメント(若手選手育成)チームが着用する。

2025 ARKEA-B&B HOTELS Official Kit by Rosti

「赤と黒をベースに、2025ジャージは黒い袖が追加され、4本の白いストライプが強調されている」とエマニュエル・ウベール監督。ブルターニュ地方の旗は黒地で、それをモチーフにしたカラーリングを継承している。

2025 ARKEA-B&B HOTELS Official Kit by Rosti
2025 ARKEA-B&B HOTELS Official Kit by Rosti

オンラインスーパーのピクニックがDSMポストNLの新スポンサーに

オランダ、フランス、ドイツで展開するオンラインスーパーマーケットのピクニックがオランダチームのメインスポンサーとなり、2025年はピクニック・ポストNLとして活動することになった。

使用する自転車はフランスのラピエール。メカは長年のパートナー関係にある日本のシマノが継続。

チームは男女のトップチームとデベロップメント(若手育成チーム)の3本立て。ロマン・バルデとワレン・バルギル(ともにフランス)、ジョン・デゲンコルプ(ドイツ)が所属。2024ツール・ド・フランス初日に優勝してマイヨジョーヌを着用したバルデは2025年初夏のレースで引退する。

ピクニックの共同創設者であるミッシェル・ミューラーは、「オンラインスーパーマーケットがフランス、ドイツ、オランダの消費者にリーチし、ブランド認知度を高めることを可能にする新しいパートナーシップに興奮している」と語った。

自転車の飲酒運転とながらスマホで違反の検挙率が増える予感

自転車運転中のスマートフォン使用(ながらスマホ)に対する罰則の強化や、これまで罰則の対象外だった酒気帯び運転が新たに処罰の対象になった。改正後に取り締まりを受けた運転者の事例も増えているので、自転車利用者は今一度法改正のポイントをチェックしておく必要がある。

出力オーバーの違法電動アシスト自転車も今後の社会問題となることは確実

通勤時間の短縮や運動不足の解消、環境負荷の低減など多くのメリットがあると言われる自転車通勤。都市部では、電動キックボードや電動自転車などのマイクロモビリティを活用する動きも増加。自転車やマイクロモビリティは徒歩と比べて移動が早く便利な反面、安全面が問題視されているのも事実。2024年11月1日に施行された道路交通法の改正により、自転車やいわゆるモペッドに対する規制が強化された。

道路上での接触事故、自動車専用道への乗り入れなどで問題視される乗り物も

将来の不安を解消する知識を広めるサイト「グッドカミング」が道路交通法改正への認知度に関するアンケートを独自で調査・集計している。

自転車運転中のスマートフォン使用や酒気帯び運転への罰則を「把握している」と回答したのは約9.7%(29人) 。「おおむね知っている」54.0%(162人) とあわせて、罰則について知っていた回答者は約79.7%だった。8割近くの回答者が認知している一方で、自転車運転に関する道路交通法の改正を 「全く知らなかった」層も約10.7%(32人) いた。

2024年11月の道路交通法改正に対する賛成意見

・自転車でのながらスマホの罰則が強化されたのは良かったです。傍から見ていてもヒヤヒヤするし、実際事故も起こっているので。
・自動車側としても、取り締まってほしいと思っていたので良かったです。無免許で乗れるキックボートとかも、しっかり取り締まってほしいです。

2024年11月の道路交通法改正に対する要望

・地方と都市で車の量に差があるから、法整備を分けてほしい。
・法規制が厳格化されるのは良い反面、高齢者の運転に関する規制も制定して欲しい。
・法整備に合わせた道路などの整備が見合っておらず車・自転車ともに危険だと感じる。
・車道を走れと決めるなら自動車→自転車への配慮義務も法整備すべきだし専用道路を増やしてほしい。
・交通規制を厳しくするのは賛成ですが、こんなに厳しくするなら自転車も免許制にした方が良いんじゃないかとさえ思いました。

自転車側の意見

・最近、自転車の法整備が厳しくなったため少し意識して安全運転しています。
・自転車が車道を走る決まりですが、自転車の通る所を車が幅寄せしてくるし、雨の日は危ないし、とても怖いです。
・事故防止のために必要な措置だと思うが、法整備で厳しくなって前より自転車でちょっとそこまで乗っていこうと思えなくなった。

法改正の周知について

・車の免許を持っておらず、もともと交通に関する法律や単語がわかっていない。今回の改訂も理解が及ばず不安だ。
・道路整備があまりされていない地域で法規制が強化され、何が正しいのかよくわからなくなったので徒歩通勤に変えました。