スカイのジャンニ・モスコンが世界選手権で使用したDOGMA F10 XLIGHTのITALIAカラー発売

ピナレロのDOGMA F10 XLIGHTにスペシャルカラーを施したITALIA 2018が発売される。9月にオーストリアのインスブルックで行われた世界選手権ロードで、スカイのジャンニ・モスコンが使用したもの。

スカイのジャンニ・モスコンが使用したDOGMA F10 XLIGHTに施されたスペシャルカラー

メインにイタリアンメタリックブルーを使用した鮮やかな発色は、ホワイトからブルーへのシェードパターンと合わせて見事な存在感を放つ。

ITALIA 2018カラーは、イタリアのエースとしてレースに出場したモスコンが使用したDOGMA F10 XLIGHTの他に、DOGMA F10とDOGMA F10 DISKにも用意される。フレームスペックはそれぞれ各モデルの標準フレームと同じで、AIR8フルカーボンシートポストが付属。シートポストは通常のオフセットタイプとゼロオフセットから選択できる。

フレームスペックはそれぞれ各モデルの標準フレームと同じ

カラーコード
DOGMA F10 XLIGHT : 422 ITALIA 2018
DOGMA F10 : 421 ITALIA 2018
DOGMA F10 DISK : 423 ITALIA 2018

写真は光の反射具合でメタリックブルーの部分もグラデーション風に見えているものもあryが、グラデーションペイントはフレーム内側のホワイト~ライトブルー部分のみ

DOGMA F10 XLIGHTフレームセット 90万円(税別)
DOGMA F10フレームセット 68万円(税別)
DOGMA F10 DISKフレームセット 70万円(税別)

デリバリーは2019年2月ごろから順次開始の予定。

シートポストは通常のオフセットタイプとゼロオフセットから選択できる

ブリヂストンサイクルの家族で乗れるビッケシリーズが第10回マザーズセレクション大賞

ブリヂストンサイクルの家族で乗れる「ビッケシリーズ」が「第10回マザーズセレクション大賞」(主催:日本マザーズ協会)を受賞した。

ブリヂストンサイクルの家族で乗れる「ビッケシリーズ」

マザーズセレクション大賞とは日本マザーズ協会が子育てをしているママたちに「自分で使ってみて、他のママにも推薦したい、便利で役に立つ商品・サービス・施設」に自由に1票を投票してもらい、それらを単純集計して得票最多の商品を選定する制度。

ビッケシリーズは、親子ペアでお揃いを楽しめるように、同じデザイン・カラー編成の幼児用から大人用自転車まで取り揃えたファミリーバイクシリーズ。車体デザインは性別を問わず乗れるユニセックスなデザインで、カラフルな『コーディネートパーツ』(サドルカバー・ハンドルグリップ・クッションなど)を着せ替え、家族オリジナルのペア・バイシクルをコーディネートできるコンセプトとなっている。

イベント、キャンペーン、おすすめコーディネートなどビッケシリーズの最新情報を配信している

2019年モデルのbikke MOB dd(ビッケモブ) とbikke GRI dd(ビッケグリ)には、走りながら自動充電する回復充電機能を搭載している。この回復充電機能は従来の「左ブレーキをかける」と回復充電できる機能だけでなく「走行中にペダルを止める」と前輪モーターが発電してバッテリーを充電する機能。この機能により走行距離が最大28%向上し、4日走ると最大1日分を充電できるようになった。

bikke製品サイト

エタップ・デュ・ツール参戦ツアー…2019年はオンデマンドで遠征を手配可能に

ツール・ド・フランスの1区間を走る一般参加レース、エタップ・デュ・ツールの日本人参戦枠が発売された。日本からはオフィシャル旅行エージェンシーの国際興業から参加申し込みができる。参加費のみは3万円だが、参加者の多様なニーズに対応するため手配旅行として自由に遠征内容をオーダー。航空券やホテルの手配、参戦アドバイスなど気軽に相談できるほか、現地集合型のツアーも企画されている。

国際興業のエタップ・デュ・ツール参戦ツアー。クリックすると拡大します

世界トップクラスのプロ選手が走るツール・ド・フランスで、最終日前日の7月27日に開催されるアルベールビル〜バルトランス間の第20ステージがエタップ・デュ・ツールのコースとなった。エタップ・デュ・ツールそのものは7月21日に開催される。

エタップ・デュ・ツールは29回目の開催。1万5000人の一般参加者がプロ選手に先がけてアルベールビル〜バルトランス間135kmに挑むことになる。コースには標高1968mのコルメドロズラン、1190mのロンジュフォワの丘があり、最後は距離33km・平均勾配5.5%の上り坂を走って標高2365mのバルトランスにゴールする。

国際興業のエタップ・デュ・ツール参戦ツアー。クリックすると拡大します

国際興業の現地集合型ツアーはスイスのジュネーブ空港が発着となり、エタップ・デュ・ツールのスタート地点とゴール地点の送迎などが用意され、現地ホテル3泊込みで27万円。日程は7月19〜22日。これ以外にも日本からのフル手配もオーダー可能。

距離135kmで獲得標高は4563m。2019ツール・ド・フランス最終日前日の勝負どころだ

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子ども連れOKの無料イベント…電動アシスト自転車・キッズバイクが集合

LOUIS GARNEAU(ルイガノ)日本総販売代理権を持つあさひは2018年11月26日(月)にCAKE CAFE POST(大阪市西区北堀江4-8-15)で「LOUIS GARNEAU POP UP STORE @POST」を限定オープンする。

LOUIS GARNEAU POP UP STORE @POST

小さい子どもがいる主婦や家族を対象に、ルイガノの電動自転車・キッズバイクをゆっくり見たり、実際にふれたりできるイベントとして、北堀江の人気カフェ「CAKE CAFE POST」で一日限定のPOP UP STOREをオープンする。

当日は入場料無料でカフェの落ち着いた空間の中、おいしいケーキと香り豊かなコーヒーを楽しんだりしながら、家族や友人とゆっくりルイガノの自転車を手に取ることができる。店舗の混雑状況によっては入店制限あり。

ルイガノの2幼児用子ども乗せ自転車
ルイガノのキッズバイク

LOUIS GARNEAU POP UP STORE @POST
開催日時:2018年11月26日(月) 10:00~18:00
会場:CAKE CAFE POST「ポスト」
     〒550-0014 大阪市西区北堀江4-8-15 1F 
入場料:無料
留意事項:18歳未満は保護者の同伴が必要。お子様連れ、ベビーカーでの入店も可能。店舗の混雑状況によって入店を待つ場合もあり。

LOUIS GARNEAU POP UP STORE @POST

飯野智行、馬渡伸弥、雨澤毅明が宇都宮ブリッツェンを退団

サイクルスポーツマネージメントが運営する地域密着型プロ自転車ロードレースチーム、宇都宮ブリッツェンに所属する飯野智行、馬渡伸弥、雨澤毅明が契約満了にともない2018年シーズンをもって退団することが発表された。

飯野智行

飯野智行のコメント
これまで宇都宮ブリッツェンで走ってきて思ったことはファンの温かさでした。レースを走るにしてもイベントにしても常にファンの人たちの熱い思いを感じ、それが自分にとっては走りにつながっていたと思います。2012年に加入させていただき実力のない無名の自分でもファンの人たちは優しく見守ってくれて支えてくれました。それが自分の強さを引き出してくれて2年間活躍することができたのだと思っています。
一度チームを離れ復帰したときもみなさんは温かく迎えてくれ、また頑張ろうという気持ちになれました。ですが、前みたいに思うように走れず結果全盛期のようにはいきませんでした。あっという間に3年が経ち、今の実力では足手まといになるのはわかっていますので、フロントとも話し合いを行い離れることになりました。
自転車のモチベーションがなくなりつつあり就職なども考えましたが、まだやりきれていない自分がいたので、また来年も頑張ってみようと思っています このチームで走る最後の年にチーム総合優勝ができて本当によかったです! 来年はブリッツェンで学んだことを活かせるように自分も頑張っていこうと思います。よろしくお願いします!

馬渡伸弥

馬渡伸弥のコメント
大学を卒業してからプロの道に進みたく、卒業後にプロの世界を宇都宮ブリッツェンで走れたのはとてもいい経験になりました。今シーズンは膝の故障もあり思った通りにいかない年ではありましたが競技はまだ続けて行こうと思っています。これからも引き続き宇都宮ブリッツェンへのご声援よろしくお願いします。

雨澤毅明

雨澤毅明のコメント
今シーズンをもちまして宇都宮ブリッツェンを退団することになりました。在籍は2016年から3年間ですが、自転車を始めるキッカケにもなったブラウブリッツェンの時からも大変お世話になりました。ブリッツェンがなかったら自分は自転車選手になっていなかったと思います。
また、これまでたくさんの方々に支えていたいたからこそ、代表でヨーロッパに挑戦することができ、UCIレースで優勝することもできました。チーム、スタッフはもちろんのこと、ご支援、ご声援をかけていただいたみなさんにも感謝しかありません。ありがとうございました。
今後に関しては、来季の所属先の発表がありましたら、改めてご報告させていただきます。ブリッツェンを離れても、1人の選手として見守っていただけたらと思います。

JAL専用飛行機輪行箱…課題山積で現行ルール改正が必要

日本航空などが6月22日に発表した自転車輸送用の受託手荷物専用ボックス(SBCON=エスビーコン)。高価なロードバイクが傷つくことなく空路で移動できると全国サイクリストの期待が高まったが、8月に初開催されたモニターツアーはさまざまな規制に阻まれ、開発陣が思い描いたようなシナリオにならなかった。魔法のアイテムのようで現実には多くの難題がある。

発表時から十数回の改良が加えられたという最新タイプのSBCON

SBCONを実質的に開発したのはIoTシステム開発会社として実績を持つ「Sワークス」。スペシャライズド社の持つブランドネームと同じだが、関連性はないものの「良好な関係」だという。6月の発表時からさまざまな課題をクリアするためにすでに十数回は改良型を制作しているという。

これまで飛行機に自転車を預けるケースでは、積載時の扱いによる破損が少なからず問題となっていた。チェックイン時に「破損時の免責書類」に署名しないと預けられないので、自分の手から離れるのさえ不安だった。それを解決したのが今回のSBCONだ。航空機下部の荷室にピッタリとフィットする独特の外観。重厚な樹脂製段ボールでできているので、収納したロードバイクが壊れることはまずない。

利用者は空港まで自転車で走っていくか、クルマで運搬するなどで空港チェックインカウンターに持ち込む。専用設計されたボックスは前輪を外すだけで、ものの数分で収容できるという。これなら不慣れな輪行をすることもないし、愛車がキズつく恐れもほとんどない。大手メディアや自転車専門誌などがそれを報じ、全国サイクリストの反響は大きかった。

2018年6月に発表された初期型のSBCON

8月に「しまなみ海道モニターツアー」を3日間の日程で開催したが、ここで思わぬ壁に直面する。空港ビルに自転車をそのままの状態で持ち込むことができないことが判明した。そのためツアー利用者はいったん輪行袋に収納してカウンターまで担いでいくことになった。

「サイクルステーションを備えているような地方空港ならそのまま自転車でアクセスできることもありますが、羽田や関西空港、セントレアなどの基幹空港は自転車によるアプローチが確立されていない。さらに現状では自転車を押して空港施設内を歩くことができないんです」とJAL担当者。

専用ボックスで行くツアーながら輪行袋がおまけでつくという、苦肉の策

SBCONは一般ユーザー向けのサービスに先がけて、ツアーなどに組み込むBtoB戦略を展開する。つまりパッケージツアーにSBCONが導入されるというかたちになる。そればらばツアー会社が空港施設の外で自走サイクリストを迎え、SBCONに収納してしまえばいいのではと期待したものの、荷物チェックを受ける際に箱から出して安全を確認しないといけないというのが現行ルールだという。またツアー催行にひと手間が加わるということで、参加費用がアップされることも予測できる。

SBCONを取り巻く課題はそれ以外にも多い。カートのように自転車を転がしてカウンターに歩いていけるようなルール改正も模索しながら、サイクリストが安全に空路で旅していけるようなシステム作りをこれからも検証していきたいという。

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