EQADS2019選手募集…世界のロードレースで活躍する23歳未満を募集

ツール・ド・フランスを目指すエキップアサダプロジェクトの一環である若手選手発掘・強化チーム「EQADS」が、その目標を達成すべく世界トップクラスで戦える若き優秀な才能(23歳未満)を募集している。締め切りは10月5日。

EQADSは2018シーズンに国内外で数々の栄冠を手中にした

自転車選手なら誰もが憧れるツール・ド・フランスを頂点とする自転車ロードレース。欧米ではメジャースポーツの一つとして確立されていて、世界175カ国で日々レースがTV中継されている。日本はこれまでもゆっくりながら着実に世界最前線のレベルに向けて進み続け、2009年以降は新城幸也や別府史之らが世界の大舞台で活躍。2016年からは「U23選手のツール・ド・フランス」とされるツール・ド・ラブニールに出場できるまでになった。そして今日グローバル化した世界の自転車ロードレース界において、日本はもちろん世界で待たれているのは日本選手・チームによる組織的な世界の舞台での活躍だと同プロジェクト。

エキップアサダ/EQADS代表 浅田顕のコメント
ツール・ド・フランスを代表とする華やかな世界のプロロードレース界。しかしそこに到達するには、コツコツと地道な努力が必要です。国際大会で活躍できるまでは華やかさもご褒美もありません。あるのはプロを目指す連中との激しい競争です。本気で世界のロードレースを目指す勇気と体力のある若者を待ってます。エキップアサダ一同

●EQADS(エカーズ)とは? 世界への挑戦機会を提供するチームです
世界のロードレース界や五輪にて活躍できる選手を日本から輩出するには、できるだけ若く才能あふれる選手を早い段階で見い出し、世界の舞台に向けた取り組みを行わせることが必須。それに向けての具体的な活動をする日本のチーム、それがエキップアサダ(プロチーム。現在休止中)そしてその若手発掘強化EQuipe Asada Développement Système(エキップアサダ強化システム)=EQADS(エカーズ)システム。EQADS(エカーズ)では22歳までの若く才能のある選手に対し、極めて厳しい世界ロードレース界に到達するための具体的道筋を示し、そこに至るために必要な技術・環境を備え、本質的な力を伸ばす・確認するための「挑戦」機会を与える。

●EQADSスタッフ
実績のある監督(JCFロードヘッドコーチ浅田顕)、日体教公認コーチ、プロメカニック、UCI公認選手代理人など、日本と世界の自転車界を知り尽くしたスタッフが在籍し、有能な選手には惜しみないヘルプをする。

●フランス・日本に合宿所
レースの本場フランスに合宿所を設け、世界でも有数なトレーニング・レース出場環境を提供可能。

●日本一の実績
過去にUCI1クラスレースで10勝以上、全日本選手権4回優勝、五輪選手3名輩出、日本ナショナルチームへの選手派遣、ツール・ド・フランス出場の新城幸也輩出など、日本およびアジアでもトップの実績・ノウハウを持つチーム組織。

●プロジェクトを率いる浅田顕の紹介
エキップアサダプロジェクトを率いるのは浅田顕(あさだあきら)。1990年ロード日本チャンピオン、選手引退後も約20年に渡り日本ロード界の一線で監督・指導者として活動。2007年からはエキップアサダ監督、その運営会社シクリズムジャポン代表を務める。現在は日本ナショナルチームヘッドコーチも兼任し、海外での代表選手(世界選手権、五輪)の監督を務める。

フランスでの活動が中心となるEQADS

■世界自転車ロードレース界の現状

【23歳未満時代の重要性】
世界の自転車ロードレース界で活躍できるか否か?の鍵は、すでに23歳未満の活動内容・成績で決まるといっても過言ではありません。ただでさえ世界のトップクラス国から出遅れている日本の選手たちにとっては、1日でも早く欧州の環境に適応し、本場でのキャリアをスタートさせることが重要。エリート世代(23歳以上)になってからの世界デビューは日本よりもはるかに厳しい欧州レース界への肉体的な順応面や、生活環境の適応面で圧倒的に不利となります。また、人生のより早い段階で海外視野の活動を始め、選手それぞれの可能性や実力を測ることは、選手本人及び彼らを支える家族の人生キャリアプラン設計にとっても有利です。

【世界のプロ選手になれる確率はどの程度か?】
毎年野球の甲子園(春&夏)に出場できる選手数は約650名、難関とされる東京大の入学者数は毎年3000人。そして世界トップのUCIプロチーム所属選手数は現在約630名、毎年度新たにプロとなる選手数は世界でたった50名程度です。なおフランスにおいては約7万1000人の登録ロードレース選手がいますが、プロ選手として雇われているのは50名程度に過ぎません。つまり日本でも難関とされる甲子園や東大受験の比ではないほど激しい競争を勝ち抜かなければ世界のプロにはなれません。よってそれに挑戦する選手には、尋常ではない精神力、才能、努力、運、そして覚悟が求められます。

【2019年EQADS選手募集要項】
■1:EQADSの目的
日本を代表し世界のロードレースで活躍する選手の輩出

■2:応募対象者
A:U23カテゴリー(1997年~2000年生まれの男子)
EQADSの目的を理解のうえチーム拠点に通える地域に在住し競技活動を最優先した生活が可能な事(大学生は学業との両立のための調整をおこなう)
(1)競技実績による応募
全国大会入賞経験者 ブロック大会優勝経験者
(2)その他
本格的に自転車競技を始め2年未満の選手

B:ジュニア&U17カテゴリー(2001~2004年生まれの男子)
(1)正所属選手
  毎週末の強化活動に参加できる選手
(2)準所属選手
次期EQADS所属を希望する高体連登録の高校に所属する選手で所属先の承諾が得られる選手

C:ユーストレーニング生
基礎を学ぶための定期開催のユーストレーニングに参加を希望する高校生以下の男女

■3:募集期間
A及びB:~2018年10月5日24時まで
C:随時

■4:申込み方法
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、志願書(書式自由)を電子メール(メール題名「EQADS2019」)にてお送りください。
送信先:office(アットマーク)cyclisme-japon.net

■5:採用方法
(1)1次選考(書類選考) 選考結果を10月中旬に通知
(2)2次選考(面接と体力テスト、実走チェック)時期は相談の上決定致します
(3)採用時は2019年1月1日からの入団となります。

多摩川サイクリングコースでパールイズミが無料走行会

自転車ウエアメーカーのパールイズミが9月30日に多摩川サイクリングコースで第14回ライドイベントを開催。その参加者を募集している。

同社が手がけるライドイベント”PI RIDE”。今回はビギナーを対象に、ゆっくりと多摩川サイクリングコースを2時間ほど、約40km走る。ライド後にはドリンクを飲みながらの参加者同士の交流の時間も設定。

<イベント概要>
開催日 2018年9月30日(日)
時間 09:00〜12:00
場所 BLUE多摩川アウトドアフィットネスクラブ
http://www.blue-tamagawa.jp/
コース 多摩川サイクリングコース
対象 クロスバイクまたはロードバイクをお持ちのビギナーサイクリスト
講師 大西勇輝(Pearl Izumiブランドアンバサダー)
参加費 無料

申し込み方法
以下のメールアドレスあてに必要な情報を記載して送付
pi_ride@pearlizumi.co.jp
名前、メールアドレス、住所、電話番号、職業、生年月日、性別、自転車走行の経験歴
応募後、同社にて受付・抽選(定員を超えた場合は抽選とし、当選者に順次メール連絡)

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サイモン・イェーツが首位でブエルタ・ア・エスパーニャは最終週へ

第73回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月10日、2度目の休息日を過ごし、いよいよ最終週に突入する。首位はミッチェルトン・スコットのサイモン・イェーツ(英国)。26秒差の総合2位アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)、33秒遅れでナイロ・キンタナ(コロンビア)と、優勝経験を持つモビスター勢がつける。

このジャージがほしかったらRT © Luis Ángel Gómez

5月のジロ・デ・イタリアでイェーツは最終日2日前のステージで失速し、首位を陥落しただけに真価が問われる。
「今の調子はいいので、それを維持すれば最後まで首位を守れるはずだ」とイェーツ。

しかしライバルは複数で、同じチームだけに交互に攻撃を仕掛けてくるのは必至。それを防御するのは双子であるアダム・イェーツの役割となる。大会は16日が最終日だが、その前日まで過酷な山岳ステージが連続。史上まれに見る大接戦だけに、最後まで目が離せない。

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
マイヨベルデ(ポイント賞)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
マイヨルナレス(山岳賞)ルイスアンヘル・マテ(スペイン、コフィディス)
□マイヨブランコ(コンビネーション賞)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)

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マルセル・キッテルがツール・ド・フランスさいたまに参戦決定

世界最高峰のサイクルロードレース「ツール・ド・フランス」の名を冠した自転車競技イベント「J:COM presents 2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」に、ツール・ド・フランスでステージ通算14勝をあげ、2014年のさいたまクリテリウムを制したマルセル・キッテル(カチューシャ・アルペシン)の3年連続5回目の出場が決定した。

ティレーノ〜アドリアティコ第6ステージを制したマルセル・キッテル ©LaPresse/Fabio Ferrari

「日本、そしてさいたまのみなさん、こんにちは。いつもさいたまではすばらしい時間を過ごしていて、今年もまた、さいたまクリテリウムに出場することをとても楽しみにしています。さいたまで11月に会いましょう」とキッテル。

大会は2018年11月4日(日)、さいたま新都心駅周辺で開催される。例年のように世界トップクラスのスプリンターが来日し、大会を盛り上げる。その他出場選手の発表は10月上旬を予定しているという。

ティレーノ〜アドリアティコ第6ステージを制したマルセル・キッテル ©LaPresse/Fabio Ferrari

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ティボー・ピノがブエルタ・ア・エスパーニャ初優勝…グランツールすべてで勝利

第73回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月9日(日)、リベラデアリバ~ラゴスデコバドンガ間の178.2kmで第15ステージが行われ、グルパマFDJのティボー・ピノ(フランス)が独走で初勝利。ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスと合わせて、グランツールと呼ばれる三大大会すべてで区間勝利した。

ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージで独走するティボー・ピノ © Luis Ángel Gómez

スペイン北部のラゴスデコバドンガ頂上にゴールする大会中盤の勝負どころ。
「すでに総合成績で遅れていたので、有力選手は追ってこないと確信していた」というピノが最後の上り坂、ゴールまで6kmの地点でアタックした。
「グランツールのすべてで勝つというモチベーションをもってゴールを目指した」とピノ。「追走選手に15秒の差をつければ今のコンディションなら逃げ切れると信じていた」

総合成績の上位選手の中からアスタナのミゲールアンヘル・ロペス(コロンビア)が抜け出すが、ピノは28秒の差で逃げ切って大会初優勝。ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスでも区間勝利しているピノはグランツールのすべてで勝利した選手の仲間入りを果たした。
「ついになし遂げたよ。これはボクのキャリアの中でも意味があるものだ。レースはまだまだ厳しいステージが残るが、明日は休息日なので楽しみたい」(ピノ)

ゴールを目指してペースアップする有力選手ら。第15ステージ © Luis Ángel Gómez

区間2位はロペス。首位のサイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)は2秒後にゴール。総合2位アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)はさらに2秒遅れた。総合成績では区間3位のボーナスタイム4秒を稼いだサイモン・イェーツがバルベルデとの差を20秒から26秒に広げた。

「明日の休息日はその次に控えたタイムトライアルのことを考えたい。今年の総合優勝争いのキーとなるステージだと思う」とサイモン・イェーツ。

ティボー・ピノがブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージで優勝 © Luis Ángel Gómez

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
マイヨベルデ(ポイント賞)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
マイヨルナレス(山岳賞)ルイスアンヘル・マテ(スペイン、コフィディス)
□マイヨブランコ(コンビネーション賞)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)

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マイケル・マシューズがモントリオール優勝…3日でワールドツアー2勝

グランプリシクリスト・ド・モントリールが9月9日にカナダ東部のモントリオールで開催され、サンウェブのマイケル・マシューズ(オーストラリア)がゴール勝負を制して初優勝した。同大会は最高峰のワールドツアー大会で、2日前の7日に同じカナダのケベックで同規模のレースが行われ、マシューズが勝利。同選手は3日の間にワールドツアー大会で2勝を挙げたことになる。

グランプリ・ケベックを制したマイケル・マシューズ © Brian Hodes/Cor Vos

2位はバーレーン・メリダのソニー・コルブレッリ(イタリア)、3位はBMCのグレッグ・バンアベルマート(ベルギー)。

「うわー! なんと言っていいか、本当に言葉がないよ。ボクはチームに感謝するしかない。とても難しいレースが続く今シーズンだけど、この日もボクをサポートしてくれたアシスト陣の働きはスゴかった。こんなに強いチームはほかにはないはずで、彼らに感謝する言葉が見つからない」とマシューズ。

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